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December 1, 2005
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そして名探偵は生まれた・
名探偵・影浦はその名の通り名探偵である。
探偵としてしか生きれない、言い換えれば他の生活能力がない彼の助手として探偵小説好きの私・武邑はいた。
いわくつきの山荘で行なわれた社内親睦会のゲストとして呼ばれた影浦。
彼の表の顔は現実主義の紳士、しかし、その実体は探偵では表舞台に立つこと叶わず、大金も手に出来ないとぼやいていた。
そんな中起こった殺人事件、犯人が分かったといった影浦が第ニの犠牲者に!
後を継ぐのは私・武邑ただ一人。

生存者、一名・
宗教上の信念からテロを起こした宗像達也、森俊彦、永友仁美、大竹三春の4人は幹部の関口、稲村に連れられ、当面の潜伏場所となる無人島に来た。
しかし、関口が去り、稲村の口から使い捨てられたとき知らされる。
そして、起こる殺人事件。一人、また一人と殺されていき、最後に残るのは…

館という名の楽園で・
N大学探偵小説研究会のOB・冬木に「館」に招待された小田切、水城、岩井、平塚の4人。
冬木は執事やメイドも雇い、それぞれに役を振って館にまつわる歴史、そこで起こる殺人事件を演じようと提案する。
割り振り通りに起こる殺人事件(の振り)、各自が推理をめぐらす―

名探偵が俗物で…と言う切り口が面白い一話目。
そして誰もいなくなったのように一人ずついなくなり、しかも謎を残したラストの二話目。
ミステリ好きならおなじみの「館」を実現させたという夢ようなの中で起こる事件と切なさの残る三話目。
どれもひきつけられる話ばかり。





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Last updated  December 1, 2005 12:36:07 PM
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