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February 12, 2006
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カテゴリ:
ANGELS&DEMONS
第2弾ダ・ヴィンチ・コードで一気に有名になったロバート・ラングレーシリーズの第1弾。

ハーヴァード大学教授で宗教象徴学専門としているロバート・ラングレーはスイスの科学研究所(セルン=欧州原子核研究機構)所長・マクシミリアン・コーラーから突然の連絡を受け、
ラングドンが研究している秘密結社"イルミナティ"―
―17世紀にガリレオが創設した科学者達の結社、世界に広がるフリーメーソンなどの団体に潜んでいたとも、かつて迫害した教会への憎悪をもっているとも言われているが今は消滅したはずの伝説の存在―の紋章についての説明を求められる。
コーラーによると、その結社の持つ上下対称(百八十度回転しても同じに読める:アンビグラム)紋章の焼印を押された全裸死体がセルン内で見つかったと言う。
殺された男レオナルド・ヴェトラはセルンの上級職員であり、極秘の内に世界初の大量反物質の生成に成功した科学者で経験なクリスチャンでもあった。

セルンから盗まれた核の数十倍のエネルギーをもつ反物質は殺人者(ハサシン)によってヴァチカンに持ち込まれていた。
かつての復讐を晴らすため、狙われたヴァチカンでは新ローマ教皇選挙(コンクラーベ)を迎えていた。

ヴァチカンの奥まで入り込んだかに見えるイルミナティの影、
"土、空気、火、水"のそれぞれの紋章を押されて殺された教皇有力候補たち。
ラングドンはレオナルドの養女・ヴィットリア・ベトラと共にヴァチカンに赴き、
ベルニーニの彫刻に隠されたローマを舞台に敷かれたイルミナティの啓示の道の謎を解き、ハサシンを追う。
キリスト教の信仰の脆弱さを逆手取った奇策を弄したのは誰か。
ハサシンを操る黒幕の正体とは?
前教皇侍従(カメルレンゴ)のカルロ・ヴェントレスカ、ヴァチカンを守るスイス衛兵、
閉じ込められた枢機卿、BBC記者とカメラマンもまきこんで今、教会が、信仰が問われる―

ダ・ヴィンチ コードと共にキリスト教に折り込められた秘密結社の影を追う構成。
強大な権力の前に姿を変えて潜んでいたものは多いのだろう。
普通入れないはずのヴァチカン内部を克明に明記し、
スイスの衛兵の扱いなども、こんなことまで書いて平気なのだろうか?
と思わず作者の身の上に危害が及ばないのか心配してしまった。
これを機にキリスト教に興味持つ人が増えたら、見直してくれたら良い、という寛容なスタンスなのかな?
キリスト教に対する疑惑が広がるばかりな気もするけれども…
そんなことを気にしつつも、溢れる知識の洪水、彫刻や建築などにも興味を引かれ一気に読了。
これを片手にローマを旅するのも楽しそうだなぁ。

ただ、ダ・ヴィンチ~ではかなり洗練されていたのだが、ここではラングドンの登場(参加)の仕方も強引だったり、
展開も魅力的なんだけど、どこかもたついたり、二転三転したあともズルズルとした所があった。
一気に読んでおいてなんなのですが、ダ・ヴィンチに比べたら、ということで、
やっぱりその辺りが第1弾なのかな。
犯人はその後の作品と同じような設定(どんでん返しの仕方がダ・ヴィンチ~もデセプション・ポイントも一緒)…今後の作品も楽しみだけど、この辺りのマンネリ化はどうなるのか気になる。
なにはともあれ、現在執筆中の第三弾の舞台はどこになるのか楽しみ。





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Last updated  February 12, 2006 12:56:49 PM
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