日々のあぶく？

裏京都ミステリー

嵐山の渡月橋からちょっと入ったところにある大悲閣。
そこには鋭い勘を持つ住職、元泥棒の寺男・有馬次郎、トラブルメーカーの水森堅がいた。
水森と共にトラブルメーカーなみやこ新聞(文化部)記者・折原けいはしょっちゅう寺に入り浸り、
役立たずの京都府警の碇谷警部、有馬の元同業者で今はバーのマスター・カズも入り乱れてのドタバタ軽快ミステリ。
危機に際して昔の"俺"モードに入った有馬が活躍。

狐狸夢・
小説教室で出会った女性の気を引こうと水森は自分で出せぬアイディアをけいと有馬に依頼する。

ぶぶ漬け伝説の謎・
裏伝説を調べるけいが知り合ったフリーライターが殺された。
その陰にはぶぶ漬けが！？

悪縁断ち・
一方で浪費家、一方で吝嗇癖の男が殺された。

冬の刺客・
大悲閣にみたらし団子を使った暗殺予告が！
(みたらし団子が5つなのは頭と左右手足を表しており、その一番先、頭部分が折られていた)

興ざめた馬を見よ・
東山の知恩院の七不思議｢三方正面真向いの猫、忘れ傘、瓜生石、白木の棺、鴬張りの廊下、大杓子、抜け雀｣
抜け雀のように抜け出した名画の馬を轢いた老人の死が示すものは？

白味噌伝説の謎・
とあるスーパーの毒混入疑惑の白味噌の謎とは？