日々のあぶく？

あともうちょっとで書き込めると思った瞬間、パソコン故障でデータが消えた…
マメに更新しつつやらないとダメだとこないだも思い知ったばかりなのに。
気を取り直してもう一度。

下町の古書店を舞台にしたほのぼの、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれる話。
｢文化文明に関する些事諸問題なら如何なることでも万事解決｣
家訓を出来る限り守ろうとする老いも若きもちょっとおかしな4世代ワケあり大家族が大活躍。

春・百科事典はなぜ消える
朝気が付くと本棚にあり、気がつくと消えている店の売り物ではない百科事典。
事件解明・解決に活躍するのは花陽・研人。
百科事典の持ち主は近くに住む小学1年生・大町奈美子と判明。
百科事典の使い道が判明すると同時に変質者の影が浮かび上がる。
破天荒な我南人がのんびりラブ＆ピースで解決に一役買う！？

夏・お嫁さんはなぜ泣くの
青の嫁にと牧原みすずが押しかけ、青もまんざらでもない様子。
藍子は最近様子がおかしい。
店を伺う怪しい男とは？
切りとられた文庫本の数ページを括りつけられた飼い猫の謎とは？

秋・犬とネズミとブローチと
我南人が拾ってきた犬2匹が家族に仲間入り。
自殺した女流作家の古本を持って老人ホームから姿を消したおばあちゃん。
廃業した〈水禰旅館>へ買い取りに出向いた紺。だが、次の日の朝、本も人も消えていて？

冬・愛こそすべて
青とすずみの結婚の日取りが決まった矢先〈冬に結婚するべからず〉という新たな家訓が見つかった。
青の産みの母の正体とは？
康円に愛人疑惑が！？
家を立て直すために蔵書を売りに出す決意をした上本希美子さんのために出来ることはあるのか？

堀田勘一～79歳。明治から続く古本屋〈東亰バンドワゴン〉3代目店主。
堀田サチ～2年前、76歳で死去。勘一の妻。今も堀田家を見守っている。この物語の進行役。

堀田我南人～60歳。勘一の息子。伝説のロッカー。ラブ＆ピースを合言葉に今でもフラフラしている。
堀田秋実～我南人の妻。5年前に急病で死去。

堀田藍子～35歳。我南人の長女。画家で未婚の母。〈東亰バンドワゴン〉のカフェを亜美と切り盛りする。
堀田花陽～12歳(小学6年生)。藍子の娘。

堀田紺～34歳。我南人の長男。元大学講師のフリーライター。古本屋を手伝う。霊感があり、たまにサチと会話できる。
堀田亜美～34歳。紺の妻。元スチュワーデス。実家の反対を押し切って結婚。
堀田研人～10歳(小学4年生)。紺と亜美の息子。

堀田青～26歳。我南人の愛人の息子。産みの母を知らず、我南人の次男として堀田家で育つ。もてる旅行添乗員、女性トラブル多々あり。

牧原みすず～青の嫁候補といって堀田家に転がり込む。文学好き。

祐円～勘一の幼なじみ。近くの神社の神主。
康円～祐円の息子。

マードック～近くにアトリエを構える、版画や日本がを専門とするイギリス人。藍子が好き。
真奈美～近所の小料理居酒屋〈はる〉の女将。藍子の高校の後輩。
大町奈美子～近所のマンションに住む小学生。
藤島～28歳。若きIT企業社長。古本好きだが、勘一にレポート提出しないと本を売ってもらえない。
茅野～定年間近の刑事。古書好き。