日々のあぶく？

Firefly

天才といわれたヴァイオリニスト・加賀螢司。
彼が建て、彼が起こしたとされる惨殺事件以降放置されていた別荘(ファイアフライ館)を買い取ったのはアキリーズ・クラブのOB・佐世保。
佐世保の計らいでアキリーズ・クラブの合宿が行なわれる。
だが、そこで佐世保が殺された。
館は嵐の中、外との連絡手段も立たれた。
犯人は誰か？

アキリーズ・クラブのメンバーだった対馬つぐみは猟奇殺人者・ジョージに殺されていた。
過去との因縁、加賀の最後に残したメロディ、"螢がとまらない"の意味とは？

過去の猟奇事件、近親相姦、カラクリありの館。
ミステリ王道の設定？
しかも、(王道だろうな、と思って読めば)推理の予測範囲で(動機は分からないが)そのまま犯人が分かるし、
どんでん返しにしたかったろう所も予想範囲内。
あまりに素直で逆にビックリ？
登場人物紹介でネタバレしてる気もするが、読み手はそう思っていても、実は登場人物たちは惑わされていたというところが引っかけなのか？
あと、最後の唯一の生存者が誰か気になる。

アキリーズ・クラブ
佐世保・F大学OB　ファイアフライ館現館主
平戸・F大学4回生　現会長
大村・F大学3回生　臆病者
諫早・F大学2回生　同級生の対馬の恋人だった
長崎・F大学2回生
松浦・S大学1回生
島原・F大学1回生

対馬・当時F大学1回生　猟奇殺人者"ジョージ"の被害者

加賀螢司・ファイアフライ館元館主。ヴァイオリニスト
彼と共に演奏をしていた人々～金沢、輪島、羽咋、松任、珠洲、小松、七尾