テーマ:ミステリはお好き?(1400)
カテゴリ:本
再読。
読んだことあるのすっかり忘れて借り、読み始めてすぐに「あれ?このシチュエーション知ってる…」とトリックが走馬灯のように甦ってきた(笑) まぁ良いや、と再読。 かつて大学で探偵小説研究会に所属していたメンバーに招待状が届く。 「念願の館を建てた」と。 三星館と名付けられた不思議な構造の西洋館。 「奇妙な殺人事件は、奇妙な構造の館で起こるのが定説」 と、それぞれが殺人者、被害者、探偵役になって行なう<殺人トリック・ゲーム>。 そして、数百年前にイギリスで起こった消える鎧の事件が再現される― ミステリの中でも館好きが高じて実行に移した冬木。 三つに枝分かれし、三兄弟が住んだという館。 彼らの叔父が遭遇した消える鎧の存在。 それを再現したような台本とルールに乗っ取りなされるゲーム。 それぞれが家庭をもち、夢を忘れた頃に実現した最後の夢。 小気味いい設定に見せかけといて起こる最後の惨劇。 バランスのいいミステリだとおもう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 1, 2007 04:35:22 PM
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