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日々のあぶく?

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January 1, 2007
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再読。
読んだことあるのすっかり忘れて借り、読み始めてすぐに「あれ?このシチュエーション知ってる…」とトリックが走馬灯のように甦ってきた(笑)
まぁ良いや、と再読。

かつて大学で探偵小説研究会に所属していたメンバーに招待状が届く。
「念願の館を建てた」と。
三星館と名付けられた不思議な構造の西洋館。
「奇妙な殺人事件は、奇妙な構造の館で起こるのが定説」
と、それぞれが殺人者、被害者、探偵役になって行なう<殺人トリック・ゲーム>。
そして、数百年前にイギリスで起こった消える鎧の事件が再現される―

ミステリの中でも館好きが高じて実行に移した冬木。
三つに枝分かれし、三兄弟が住んだという館。
彼らの叔父が遭遇した消える鎧の存在。
それを再現したような台本とルールに乗っ取りなされるゲーム。
それぞれが家庭をもち、夢を忘れた頃に実現した最後の夢。

小気味いい設定に見せかけといて起こる最後の惨劇。
バランスのいいミステリだとおもう。





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Last updated  January 1, 2007 04:35:22 PM
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