カテゴリ:本
「精霊の守り人」「闇の守り人」に続く、守り人シリーズ第三弾
人の世界とは別の世界で花をつけ、実を結ぶ、その"花"は、人の夢を必要としていた。 その花を咲かす要素をもつ夢を見る人は、この世をはかなみ、永遠に夢を見続けることを望んでいた。 眠り続ける姪を助けようとしたが、逆に花のために魂を奪われ、人鬼と化すタンダ。 タンダを助けるため、命をかけるトロガイとバルサ。 眠り続ける第一王妃に続き、皇太子となったチャグムも、一時、眠りに落ちる。 トロガイと協力し合うシュガも加わり、奔走する。 バルサ ~女用心棒。30代。カンバル人。 チャグム~新ヨゴ皇国皇太子。 バルサやタンダと暮らした時を忘れられず、窮屈な自分の未来をはかなみ、 一時「花の夢」に囚われる。 タンダ ~バルサの幼馴染。薬草師。先住民ヤクーとヨゴの血を引く。トロガイの弟子。 トロガイ~当代最高と噂される呪術師。老女。 全てを捨て、呪術者となる前はトムカという名でヤクーの村に暮らし、子(死亡)もいた。 カヤ ~望まぬ結婚をはかなんで「花の夢」に囚われたタンダの姪。 ユグノ ~放浪の歌手、歌に力をもつ、リー・トゥ・ルエン<木霊の想い人>。 そのため、52歳でも20代に見える外見。 奴隷商人から逃げた所をバルサに助けられる。 <花番>と宿主の母(人間・トムカ)の間の子。 彼の特別の歌を聴いた者の一部は、過去の想い、亡くした人などへの想いから「花の夢」に囚われてしまう。 ヒビ・トナン~聖導師。星を読み、国の行く末を読み取る シュガ ~星読博士の一人。20代。トロガイと知識の交換をし、協力し合う。 チャグムの教育係。 一ノ妃 ~第一皇子を亡くしたことから「花の夢」に囚われる。 ジン ~王の<狩人>。バルサに協力する。 花番 ~人の夢で生きる<花>を守る番人 --------------------------------------- <花守り>として人鬼と化したタンダは、役目を果たさないユグノを襲う。 花を受粉した王妃の夢は悲観的で、チャグムも道連れにしようと全ての人を夢から覚まさぬようにしてしまう。 (タンダの豹変も王妃の影響有) 夢の中でタンダに会ったチャグムは、シュガ、バルサ、トロガイらと協力し、事態改善に尽力。 好奇心旺盛で聡明なチャグムにとって、皇太子という身分は窮屈なものだが、受け入れようともしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 3, 2007 11:03:18 PM
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