カテゴリ:本
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いよいよ最終話。 完成形変刀体11本を集め、残るは否定姫の所有する刀のみ。 尾張に帰還することになったとがめと七花の前に右衛門左衛門が現れ、 先の大乱の首謀者の娘であるとしてとがめ(容赦姫)を撃つ― ---------------------------------- 「好きに生きろ」と七花に言い遺し、息を引き取るとがめ。 右衛門左衛門は七花のことは見逃す。 だが、"死ぬため"に尾張城を急襲する七花。 将軍・家鳴匡綱に接見していた否定姫の策により、 かつて蒐集した完成形変刀体を持つ匡綱と一心同体の部下11人(一人ずつ)と対戦することに。 「刀に傷ひとつつけてはいけない」というとがめの命令がない今、 また、ある意味適任であったこれまでの所有者からは格段に劣る者との対戦では 七花(虚刀流)にかなうものはなく、難なく撃破。 特に世界の何よりも固い"絶刀・鉋"を折るための虚刀流の技があったりする。 炎刀・銃を持つ右衛門左衛門との対決でも、 「刀である自分(=七花自身)を傷つけてはいけない」と言ったとがめの命令がないなら、 銃弾を受けつつも攻めに転じることが出来、勝利を収める。 最後の力を振り絞り、匡綱を殺害。 表向きは完成形変刀体を蒐集した英雄と語られながらも、追われる身となった七花だが、 のんびりとがめが口にした日本地図を完成させるため、旅に出るのだった。 そして、そこには同じく幕府から追われる身となった否定姫の姿が― 彼女は先祖である四季崎記紀の後始末として(七花に完成形変刀体を破壊させ、)他の変刀体も使い物にならぬよう処理していた。 鎖国政策中の幕府では、未来に攻め入る外国の力に対抗できないとして生み出された数々の変刀体。 幕府自体崩壊させようとも目論んでいたが、匡綱が死んだくらいで幕府は揺るがず。 絶刀「鉋」 世界の何よりも固く、折れず、曲らぬ絶対の刀 斬刀「鈍」 ありとあらゆる存在を一刀両断に出来る、鋭利な刀 千刀「金殺」いくらでも替えが利く、恐るべき消耗品としての刀 薄刀「針」 羽毛のように軽く、ガラス細工のように脆い、美しき刀 賊刀「鎧」 守りに重きを置いた、巨大な防御力を有する、甲冑を模した刀 双刀「鎚」 凄まじい質量の塊であり、持ち上げることさえ満足に叶わない刀 悪刀「鐚」 所有者の死さえ許さず、無理矢理人を生かし続ける凶悪な刀 微刀「釵」 武器でありながら人である、恋する殺人人形とも言える刀 王刀「鋸」 人を正し、心を正す、精神的王道を歩ます、教導的な解毒の刀 誠刀「銓」 人間の姿勢を天秤にかけるように、人によって受け取り方さえ違う曖昧な刀 毒刀「鍍」 所有すると人を斬りたくなる、刀の毒が最も強く内包された刀 炎刀「銃」 遠距離からの連続精密攻撃を可能にした、飛び道具としての刀 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 4, 2008 12:53:38 AM
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