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January 2, 2009
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第15回日本ホラー小説大賞・大賞受賞作だそうな。

遺体からあらゆる製品(孫の手、財布、石鹸など)を作り出す「遺工」を代々家業としてきた庵堂家。
父の跡を継いだ長男・正太郎とそれを手伝う汚言症の三男・毅巳、都会暮らしの次男・久就。
法事で久しぶりに兄弟全員が集まったとき、彼らの家業の過去を暴き、今後を揺さぶる依頼が入る。

グロイのだが、何だか読める。不思議な雰囲気があった。

~ネタバレメモ~

庵堂家の血を継ぐのは本当は久就のみ。
正太郎と毅巳の本当の父親はそれぞれヤクザである豊島一家の依頼で生きたまま解体されていた。
先代・明雄はその後、豊島一家と縁を切る。
だが、一家を引き継いだ美濃田の娘が交通事故で死に、
娘の死を受け入れられない妻のため、剥製にするための依頼が入ったことから
彼らの過去、庵堂家が豊島一家の仕事を受けていた頃の蛮行が明らかに。
正太郎は自分の過去を知っており、久就は自分だけが本当の子供ではないと勘違いしていた。
正太郎は仕事に区切りをつけ辞めようとするが、毅巳は遺工の修行を開始。
久就もなんだか仕事を手伝いを決意する気配の見えるラスト。





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Last updated  January 2, 2009 11:53:33 PM
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