カテゴリ:本
本家(!?)宝島社出版としては第4弾のバチスタシリーズ最新作。
東城大学医学部付属病院不定愁訴外来の責任者で万年講師の田口公平にふりかかる 高階病院長の「ささやかなお願い」、それは厚生労働省主催の会議― 厚生労働省役人のロジカル・モンスター・白鳥圭輔の本丸・医療事故調査委員会への出席要請だった。 様々な思惑が絡み合い、それぞれの利益、主導権争いにより難航する会議をみた田口は グズグズな医療行政の現実を知る。 なんと田口医師が上京! 相変わらずいろいろな人に振り回されていながら核心がつけるのは 愚痴外来の耐性からか、直観力ゆえか、出世欲のなさからか? 厚生労働省の役人の思惑は現実そうとしか思えない状況でゲンナリするが、問題はそこだけではない。 その問題に言及する彦根の言葉は著者の本心なのだろうが、 国策、法律改正を求め、戦いの場がどんどん大きくなる今後はどうなるのだろうか? そして、本だけでなく、本に反映される医療問題が起こる現実はどのような対策がとられているのだろう。 読むたびに崩壊する医療現場や現実ニュースに取り上げられる医療問題に不安がよぎるが、 それでもまだ、どこか鷹揚に構えてしまう一般人である自分がいることを痛感する。 時系列としては螺鈿迷宮の半年後、速水が極北市に行った「ジェネラル~」より後で、 本書内で産婦人科逮捕がニュースとなり、「ジーン~」につながる頃。 登場人物メモ→メモ1・メモ2 チーム・バチスタの栄光 ナイチンゲールの沈黙・メモ 螺鈿迷宮・メモ ジェネラル・ルージュの凱旋・メモ ブラックペアン1988 ジーン・ワルツ・メモ1 ・メモ2 ひかりの剣・メモ 夢見る黄金地球儀 医学のたまご・メモ 死因不明社会 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 8, 2009 11:09:37 PM
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