たまには仕事のことでも
こんな更新しないBlogでもコメントを頂ける大変ありがたぁ~~~~い方がおられます。その方からの「お仕事はいかがですか?」とこれまたありがたいお心遣いを頂き、久しぶりにそんな事を書いてみようかなと(笑)春に5年目に突入し、自分の担当件数が39件MAXの状態が続いてまして、事業所的にもそれぞれほぼ39件抱えている綱渡り状態です。あ、ケアマネは法律で担当できる件数に“一応”制限が掛っているのです。介護保険が始まった当初はそんな事言っていると、とてもじゃないが利用したい人が利用出来ない!と言う事で制限はなかったのですが、あまりにもケアプランの質に差がありすぎる。ケアマネが忙し過ぎて、アセスメントもプラン検討も出来ない!という問題が生じて、担当件数の制限が出てきました。制限と言っても「40件以上持ったら、そこからは介護保険請求半分ね(^^)」と言う自己管理に任された制限なので、40件担当していても法律違反になる訳ではありません。大丈夫です。しかし、働いている事業所が『特定事業所加算』という加算を取っているので、加算要件を満たす為に39件がMAXなのです。そして“正確”に言うとケアマネ一人当たりは35件が法律上の数字です。ホント、この位だといろいろ余裕を持って対応出来ます。相談される側の心の余裕がないと、気付けない「ちょっとした事」が後で芽を出して若干エライ事になったりするのも事実で…“あぁ~、アレだったかぁ~”的な事が起こる訳です。当人も大変ですが、こちらも“気付けなかった”やっちまった感とその事柄への対応でイイ感じに疲れます。なので、出来れば35件少しOverで仕事が出来ると有り難いです。とは言え、それだと採算は合わないのも事実でして…でも、日本人は相談業務にお金払う事をあまり歓迎しないし、(まぁ、介護保険は保険に払って貰っている給付管理もケアマネがしてます)社会保障費がこれだけ問題になっていると、そうそう値上げはして貰えないと思うけど、現場から言わせてもらえれば、もっとくれ!!!の一言です(笑)いや、だってねぇ~人の家庭に踏み込んで行く事になり、家庭問題の解決とか家族全体の人生の問題とか…とても介護の話だけじゃ済まないんですよ、これが。「自分の専門分野じゃないから、知りません」と役場の窓口みたいな対応じゃ、とてもとても先へは進みません。つまり、いつまで経っても“困り事は解決しない”のです。とは言え、物事は常に“餅屋は餅屋”だと思っているし、そうあるべきだと思うので情報提供するまでが仕事だと思って、介護以外の事は対応してます。その為の情報収集能力は、うちの事務所は高いよぉ~、自慢できます(笑)そういう中でちょっと困るのが“医療”の事だったりします。昔は医者に掛れば治る!と思ってた時代だった。大して何も言わなくても治して貰える程度の病気か、それ以上は当たり前に死んでいっていたのですよ。でもね、今は大概生き残れちゃうのよね。それが医学の進歩の成果なんだけど、そうすると昔ながらの“治る・治してくれる”感覚の人達は、感覚と現実のずれにかなり戸惑うわけです。そして、それが元で結構、困り事の解決が出来ない。そんな方々が、介護保険を利用しているのも事実で、その辺が難しいところです。と、まぁ、言い始めたらいろいろ、沢山出てくる仕事の現実ですが、やってる本人、愚痴る割にはこの仕事、辞める気とかさらさらないです(笑)簡単に言ったら“楽しいです”、マジで(笑)そして、政府が「これからは地域住民が自分でどんな老後を送りたいか考えて、医療・介護その他もろもろをどういうシステムで使って行くか決めてね(^^)」と、地域に丸投げして来たので←本当の話現実を少しずつ伝えて行く事も大切になるのかなと思ったりしてます。今はまだ、現実味がない人にこそ伝えていかないと行けないんだろうと、漠然と思ってたりするんだけどねぼちぼち、行きますよ(笑)