471845 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

信仰者は夢を見る:川上直哉のブログ

信仰者は夢を見る:川上直哉のブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

川上直哉

川上直哉

Free Space

東北学院大学の授業の出席票とレポートは、こちらからも、提出いただけます。

仙台白百合女子大学の授業への出席票は、こちらからも、提出いただけます。

Archives

Jun , 2024
May , 2024
Apr , 2024
Mar , 2024
Feb , 2024
Jan , 2024
Dec , 2023
Nov , 2023
Oct , 2023
Sep , 2023

Calendar

Freepage List

フォーサイス 翻訳


影をなくした男の話


音楽と礼拝


「トルコ虐殺事件」


PPMMより抜粋


最初の公開文書


宗教家の夢


説教「絆」


説教「十字架と食卓」その1


説教「十字架と食卓」その2


説教「十字架と食卓」その3


説教「キリストの奉献」


説教「働くこと 愛すること」


説教「平和のために」


説教「説教とは何か」


説教「大学のチャペル」


説教「愛の力」


説教「よき世界」


説教「天国」


説教「祈り」


説教「償い」


説教「正義」


説教「和解」


説教「希望」


説教「かみはわがやぐら」


説教「墓」


「荒野を葡萄と蜜の地に」


説教「過ぎ越し」


説教「祈り」(信仰編)


説教「尊厳」


説教「死の彼方」


説教「愛するために」


説教「復活の意味」


愛に生きる


説教「平和について」


説教「私たちの信仰」


説教「公現日の秘密」


説教「招聘を受けて」


説教「三つよりの糸」


聖フランシスの収穫感謝の祈り


2010年クリスマス礼拝


2011年 イエス物語 説教集


説教 キリストのからだ


震災の中での、二つの説教


ルカ福音書16章


神学者の夢


古代ローマ1:心棒


古代ローマ2:図書館の誕生


古代ローマ3:一神教?


近代日本の形成とスコットランド


「トルコ虐殺事件」解説その0


「トルコ虐殺事件」解説その1


「トルコ虐殺事件」解説その2


「トルコ虐殺事件」解説その3


書評『JUNKの逆襲』


「葬儀」調査報告書


「宗法連」研究


オバマの「カイロ演説」


2010年度 英文科授業音声ファイル


2010年度 法律学科授業音声ファイル


2010年度 総合福祉学科授業音声ファイル


10年度 法・英 補講音声ファイル


回心と論争:フォーサイス評伝


はじめに


第一章:資料


第二章:前史


第二章 第一節:生い立ち


第二章 第二節:学生時代


第二章 第三節:分節線


第三章:牧師時代


第三章 第一節:シプリー


第三章 第二節:ハクニーへ


第三章 第三節:ロンドン


第三章 第四節:マンチェスター


第三章 第五節:「継続」


第三章 第六節:芸術論


第三章 第七節:レスター


第三章 第八節:分節線


第三章 第九節:ケンブリッヂ


第三章 第十節:牧師として


仙台市民教会・戸枝義明研究


見天の易・見地の難


高等学校「聖書」授業


第1回:授業の目的とルール


第2回 キリスト教の源(前編)


第3回 キリスト教の源(後編)


第4回 時の満ちるに及んで(前編)


第5回 時の満ちるに及んで(後編)


第6回 信仰の戦い(前編)


第7回 信仰の戦い(後編)


第8回:西欧の誕生


第9回:「正統」な教会


第10回:制度・組織


第11回:聖書(その1)


第12回:聖書(その2)


第13回:信条


第14回:ローマ帝国とキリスト教(前篇)


第15回:ローマ帝国とキリスト教(後篇)


三学期 第一回


三学期 第二回


三学期 第三回


三学期 第四回


三学期 第五回


三学期 第六回


三学期 第七回


三学期 第八回


三学期 最終回


Nov 30, 2008
XML
カテゴリ:信仰者の夢
昨日は、立教大学に行ってきました。
母校です。行くと、不思議なことが起こります。
自分が、まるで大学生であるかのような気持ちになる。
学校の建物が、基本的に変わっていないということ。
それは、タイムスリップ感を感じさせてくれる素敵なことです。

外観を変えない立教は、
しかし、
その内実を、大きく変化させています。

立教は、来年度から、
大学院に「キリスト教学研究科」という部門を作る。
そこで、修士号も博士号も出すことになる。
今までは「文学研究科」の中でやってきた「組織神学」の研究が、
独立して、歩き出す。

それで、その開設記念の講演会が行われた。
そこに、参加してきたのです。

講師は、来年度から教授として着任される池住義憲さん。

池住さんは、名古屋における「イラク派兵差し止め訴訟」の中心人物。
名古屋の裁判は、大きなうねりを上げて進み、
今年、画期的な結論を得ていました。
裁判所が、イラク派兵を、違憲であると判断した。
そして、それが、結審した=確定した。

これからは、「イラク派兵は違憲」という前提で、
政治も、行政も、司法も、論理を組み立てないといけなくなった。
日本という国のルールの変更が、為された。

そんなことで、平和運動家の間では有名な、池住さんなのです。

名古屋の裁判では、
運動のはじめから、1000人を超える人が集結したそうです。
その中には、「若者」もいた。
というか、
「若者」は、その運動の中心を担った。

仙台でも、同じ裁判が行われ、
仙台市民教会は、そのサポートをしていますから、
私も、法廷に行ったり集会に行きます。
でも、ぜんぜん、「若者」がいない。

社会運動のようなものにあこがれる「若者」は、
決して、今でも、少なくない。
でも、その受け皿がない。
運動は、「ご高齢の皆様」によって独占されて、
気がつくと、若者はそこから排除されている。

それで、私は、フロアから質問しました。
どうして、若者を巻き込むことができたのか。

答えは、簡単でした。

「排除しなければいい」ということ。

「ご高齢の皆様」は、「肩書き」を並べて運動をする。
それを、やめる。

「ご高齢の皆様」は、立派な言葉遣いで高尚に運動を展開する。
それを、やめる。

みんな、タダの人として、「○○市の誰々です」と名乗り、
「先生」なんて呼び合わずに「~さん」と呼び合う。
言葉遣いは日常会話のレベルで推移させ、
訴状だって、「です・ます」調でつくる。
運動の機関紙は、「若者」に作ってもらう。
勉強会も、「共に学ぶ」という形式(池住さんの専門はこの教育哲学)で行い、
とにかく、「無言のうちに誰かを排除する」ということを、しない。

仙台でも、同じことができないものか。
今日、教会で話し合ってみましょう。


講演会は、名古屋の裁判を中心の話題として、
大変熱気あるものとなりました。
この講演会は、
立教は変革の中でとても大きな収穫を得つつあるのだと、
そう思わせるものとなりました。

たとえば・・・

来年度開設のご挨拶として、
講演会最後に、研究科の先生方が一言ずつご挨拶をされたのですが、
その中で、ルター研究の竹原創一先生が、

「池住先生のお話のなかに、
 ルターの思想と通じるものがあったことを発見して、
 今日は、大変勉強になった」

と、おっしゃっていた。

これは、ものすごいことです。

現代のNGO的活動のカリスマ的な池住さんがいて、
学究の堅実な歩みをなさる竹原先生がいて、
両者が、互いに刺激を受けあって研究科が進んでゆく。
夢のような話です。

立教の収穫は、既にして大きい。
我が母校が輝く――St. Paul is Shine!――
私たちも、それぞれ、励まなければなりません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 30, 2008 07:49:33 AM
[信仰者の夢] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.