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信仰者は夢を見る:川上直哉のブログ

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川上直哉

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「トルコ虐殺事件」


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ルカ福音書16章


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「トルコ虐殺事件」解説その0


「トルコ虐殺事件」解説その1


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「葬儀」調査報告書


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10年度 法・英 補講音声ファイル


回心と論争:フォーサイス評伝


はじめに


第一章:資料


第二章:前史


第二章 第一節:生い立ち


第二章 第二節:学生時代


第二章 第三節:分節線


第三章:牧師時代


第三章 第一節:シプリー


第三章 第二節:ハクニーへ


第三章 第三節:ロンドン


第三章 第四節:マンチェスター


第三章 第五節:「継続」


第三章 第六節:芸術論


第三章 第七節:レスター


第三章 第八節:分節線


第三章 第九節:ケンブリッヂ


第三章 第十節:牧師として


仙台市民教会・戸枝義明研究


見天の易・見地の難


高等学校「聖書」授業


第1回:授業の目的とルール


第2回 キリスト教の源(前編)


第3回 キリスト教の源(後編)


第4回 時の満ちるに及んで(前編)


第5回 時の満ちるに及んで(後編)


第6回 信仰の戦い(前編)


第7回 信仰の戦い(後編)


第8回:西欧の誕生


第9回:「正統」な教会


第10回:制度・組織


第11回:聖書(その1)


第12回:聖書(その2)


第13回:信条


第14回:ローマ帝国とキリスト教(前篇)


第15回:ローマ帝国とキリスト教(後篇)


三学期 第一回


三学期 第二回


三学期 第三回


三学期 第四回


三学期 第五回


三学期 第六回


三学期 第七回


三学期 第八回


三学期 最終回


May 25, 2009
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カテゴリ:カテゴリ未分類
瑣事に追われて追われて、
説明することができなかったのですが、
ページトップに、絵画を挿入しました。
渡邊昭お著『絵本 神曲』からの、絵画です。
(「昭お」の「お」は、「石ヘンに夫」です。)
「勉強会 パレーシア」を始めるにあたって、
奇しきご縁を賜り、渡邊様と知己を得まして、
大変な御厚意を賜り、利用を許可していただきました。
この絵画の著作権は、渡邊様にありますから、
どうぞ、勝手にコピーなどしないでください。

本当は、この絵画に見事なデザインを施して、チラシを作りました。
作ってくださったのは、アイ・プロジェクト様。
残念ながら、出来上がったデザインはデータサイズが大きくて、
ここにアップできずにいます。
(きっと、やり方はあるはずなのですが、なかなか、勉強不足です)。

さらに、教区センター・エマオ様であるとか、
日本基督教団仙台市民教会様であるとか、
仙台YWCA様であるとか、
実にたくさんの方のご協力をいただいて、この会は、現在進行中です。

渡邊様の「絵本 神曲」は、
特に、天国編の描写の明るさに、心を惹かれました。
勉強会は、「パレーシア」と題をつけました。
それは、「神曲 天国編」の第5歌にある、以下の言葉に刺激されてのことです。

Di di sicramente, e credi come a dii.
(canto 5, 122-123)
つまり、
「言え、言え、神々に語るように、信じて全てを語れ」と、
ベアトリーチェがダンテを励ます言葉です。

キリスト教の伝統において、「パレーシア」という言葉は、
「すべてを語れ」という意味のギリシャ語として、大切にされてきました。
その言葉を、この場面に思い出したのです。

勉強会を開始するにあたり、
ベアトリーチェの励ましの言葉を手掛かりに、
基本理念を「パレーシア=全てを語れ」と定めること。
この会においては、参加する者は、誰でも・何でも語り合う。
その軸になるものとして、「神曲」がある。
それは、中国風に言えば「清談」を目指す学びの時となる。
そんな学び会のチラシとポスターとして、
渡邊様から、上記の絵画を使わせていただくことをお許しいただけました。

この絵画は、明るい天頂に向かってベアトリーチェがダンテを先導する、
実にすがすがしいものです。
それは、ゼロから始まる会のイメージに、まさしく合致するような気がします。

4月から、勉強会は、大学生・大学院生・社会人の8名で始まりました。
皆、30歳代以下の「若者」です。
会の性質としては、「出入り自由のさっぱりした会」を目指しています。
できるだけ、結社やギルドのような雰囲気を排したいと願ってのことです。

それは、この会を始めようとした志に、根を持っている願いです。

私は、大学で教養科目を講じています。
その中で、「大学」とは何であるか、考えました。

大学の起源は11世紀にさかのぼります。
フランク王国時代から、
既に高等教育を大規模に行う機関は、
「スコラ」と呼ばれるものとして、
様々な権力に支えられつつ、存在していました。
しかし、その機関を支えてくれる諸権力は、
残念ながら同時に、自由な学びを制限する足枷にもなる。
それで、「真理」を自由に探究したいと願う人々は、
「スコラ」に飽き足らなかった。
そうした人々は、人が行き交う橋で語り合い、
新しい学びの機関を作ろうとします。
そして、学生と教師と職員とが真理探究の組合をつくる。
そうして生まれたのが「Universitas」であったということです。

しかし、現代において、大学は多くの制限の中にいます。
世間は学生に就職活動を強いますし、
文部科学省は教師に事務書類の山を書かせています。
そして、大学内の秩序維持に、職員は忙殺されている。

しかし、大学は今でも志を失っていません。
ただ、大きくなりすぎた大学は、
その大きさ故に生まれた制限の中で、
諸々の勢力がせめぎ合う現場として、苦闘しています。

そのようなことを知ったとき、
「勉強会 パレーシア」の理念が生まれました。
大学の外に、大学を補完するようにして、
大学よりも小さな集まりを造るということ、です。
もしそうした「小さな集まり」がたくさんできたら、
大学の限界性を補完して、
「真理探究」へ向けた総体としてのプロジェクトが生まれるかもしれない。
そんな気宇壮大なことを夢見たのでした。

ですから、勉強会は小さな集まりとし、
そこには(橋に往来する人のように)人が自由に出入りする、
そしてそこには、真理を求める思いが漲っている、
そんな会を考えたのでした。

そして、うれしいことに、そうした志は少しずつ形を取り始めました。
まず、土曜日に学生諸賢が集まって下さいます。
そして、
仙台市民教会という日本基督教団の教会が、会場を提供してくださり、
一緒に学ぼうと言ってくださいました。
具体的には、6月から、毎月第二日曜日、天国編を共に学ぶことになります。

以上が、ページトップの絵画を巡る経緯です。
「勉強会パレーシア」――どなたでも、ご参加を大歓迎いたします。





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Last updated  May 25, 2009 07:41:20 PM



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