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「ライブ8の深層」も今日でおしまい。最後にアフリカの真の復興のために何をすべきかと言うことを考えてみたい。 ボノが言っている最貧国の債務免除・援助金の大幅増額・公正貿易の実現では逆にアフリカ復興の妨げとなる恐れがある。 貧しい人を助ける最良のやり方は金を恵むことではなく、手に職を付けさせ仕事を世話してやることである。貧しい国を助ける為にはその国に産業を興してあげることが一番だ。決して「公正貿易 Trade Justice」のように競争力のない商品を高い値段で買ってあげることではない。 どういう産業がいいかというと、食糧難を解消するためにも差し当たり農業が適当であろうと思う。 渋谷陽一が「ロックはどうして時代から逃れられないのか」の中で日本船舶振興会(現・日本財団)の「人類皆兄弟、お父さんお母さんを大切にしよう」という言葉に不信感を抱く人達が、同じことをロックスターが言うと何故盲目的に信じこんでしまうのかと苦言を呈している。「日本船舶振興会だって困った人たちへ巨額の寄付をしているじゃないか、どこが違うのだ」と。 しかし、これは日本船舶振興会に対して失礼である。政治家を動かすと言いながらその政治家の代弁者として利用されているアホでマヌケなロックスターよりも右翼の大物と言われた笹川良一の方が遙かに本質を捕らえている。日本船舶振興協会理事長・笹川陽平がエチオピアの大飢饉に際し、三千五百万円の援助を行ったとき、笹川良一はこう言ったという。 「飢えたものに一匹の魚を与えるよりも、魚を釣る方法を教える方がずっと効果的で価値があるのではないかな。飢えに苦しむ国の人々が、いつまでも他国の援助を求めず、自力で増産に取り組めるようになることが肝心だ。そのお手伝いをすることを、われわれの目的にすべきではないだろうか。」 この後日本船舶振興会は農学者のノーマン・ボーログ博士の協力を得てアフリカで農業技術の普及に乗り出した。 こういう親身になった支援こそ日本はやるべきである。 最後に一言。ヨーロッパは債務免除で浮いた金を分捕る算段を始めている。どこまで行っても外道な奴らだ。 【G8債務放棄決定も、EUの砂糖優遇措置廃止で債務軽減にならず】 6月上旬、G8蔵相会議は、18カ国(ほとんどがアフリカ諸国だが、カリブ地域の主要砂糖輸出国のギアナも含まれる)が負っている債務放棄を発表したが、欧州連合は、今週になって、ACP(アフリカ、カリブ海、太平洋地域の欧州の元植民地で構成)諸国からの白砂糖の保障買取価格を見直し、来年から2008年までの間に、39%削減する「砂糖改革案」を発表した(EU農業大臣会合、議会の認可を経て施行)。 カリブ砂糖協会(Sugar Association of the Caribbean:SAC、カリブ海地域の砂糖輸出国を網羅するアンブレラ組織)のイアン・マクドナルド事務局長は、「裕福な国々は、片方の手では鳴り物入りで施しをし(=G8蔵相会議の債務放棄)、しかし、もう一方の手で静かに取上げる(=EUの砂糖買上価格引き下げ決定)。 このような手法は常習的なものになりつつあり、私達はそれらの相関関係を明らかにしなければならない」「このままではカリブ地域の経済は破綻してしまう」と多くの債務国を抱え、砂糖輸出に依存してきたカリブ地域諸国の今後に危機感を持っていることを表明した。 EUが表明した「砂糖改革案」がカリブ海地域に及ぼしている波紋について、同地域最大の砂糖輸出国ギアナの現状を中心に報告する。〈原文〉(平成十七年六月二十三日) 平成十七年 六月二十六日 Bob Marley "Get Up, Stand Up" を聴きながら [政治 政治史 行政]カテゴリの最新記事
トラックバックありがとうございます。ライブ8ってとても深い意味合いなんですね~。(2005年07月01日 19時59分11秒)
TBありがとうございます。
すごく興味深くて、いろいろ読ませていただきました。 私もボノのように政治活動が盛んなミュージシャンはどうかなと思ってます。彼らの母国アイルランドは経済調子よさそうですけど、日本は大変なのにー。(2005年07月03日 00時39分35秒)
TBありがとうございます。
bounceのHPにトラバしていらっしゃったので全部読んではいました。 もともと運動の趣旨に全面的に賛同しているわけではないのですが、Bjorkを観るチャンスをみすみす逃すのは本当にもったいないので、昨日行ってきました。 結局運良く(?)、メッセに着いたら次に演奏し始めたのがBjrokで、彼女のライヴだけ観て帰ってきましたよ。(2005年07月03日 17時05分04秒)
トラックバックありがとうございます、なんてすばらしいイベントだと思っていた私にとって、非常にためになりました。自分のブログでも参考にさせていただきます。AOLとかもいい宣伝になってると思いますが、よくわかんないまま雰囲気に飲まれて金払っちゃいかんですね。(2005年07月04日 09時31分44秒)
TBありがとうございます。
彼らの主張がすべて正しいとは思ってませんが、考えるきっかけにはなるかなと思いつつ見ておりました。 実際、日本がアフリカに対してものすごい債権を持ってるとか放送の末尾でもいいから流しても良かったんじゃないかとも。(2005年07月05日 11時25分09秒)
トラックバック、ありがとうございます。
Live8コンサートから戻ったMYCOです。 コンサートは良かったのですが、何だか特定バンドのコンサート、みたいな雰囲気が漂っていたのが残念でした。 (2005年07月05日 20時19分34秒)
TBありがとうございました。縦書きで面白いサイトですね。
今回、このイベントを通して、いろんなことを考えさせられました。 私も、ただ経済的な援助をするよりは、飢えに苦しむ人たちがお金を得て生活していく術を習得させてあげることのほうが大いに意味があると思います。このままでは、いつまでたっても状況は変わりませんよね。 日本ではあまりライブエイトの意味について取り上げられてないように思いました。日本国民にも、ただの大規模なライブイベントというだけではなく、背景にこういう問題があることをもうちょっと知ってほしかったです。(2005年07月05日 22時21分38秒)
あっしは、学生時代から20年来のU2ファンでは
あるのですが、ボノの最近の活動にはどうも感心 できませんね。 ブログ作者氏の主張に激しく同意します! 白人社会が黒人はじめとする有色人種からの 収奪によって成り立ってきたのは周知の事実。 日本に二発も原爆を落としたのも白人です。 彼らの作品"THE UNFORGETTABLE FIRE” ('85年発表のアルバムの表題曲)は、広島原爆の 被災者が描いた地獄絵図を博物館で見た、その 衝撃から書かれたといわれています。 そんなU2がそれぐらい分からんわけないでしょう。 悲しいかな、ボノは「純粋まっすぐ君」だ、ということです。 いい加減自分のやってることの空しさに気付いてよね>ボノ。 (2005年07月08日 22時03分21秒)
TB、非常に勉強になる情報を提供していただいて、ありがとうございます。たしかに、いくら債務を帳消しにしても援助を増やしても問題が解決しないという点には同意します。ただ経済的自立をうながすために、死ななくてもいい子供たちが死なないように、当面の援助をすることも、ありだと、思います。健全に機能する農業を営むだけのマンパワーがなければ、始まりません。
砂糖優遇措置の廃止記事、ひじょうに興味深かったです。ありがとうございました。(2005年07月09日 11時42分18秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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