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今日は旧暦十二月二十八日、御用仕舞い、門松飾り。師走、水沢氷りつめる。 本日より四回に渡って「正論」平成十八年二月号に掲載された林道義元東京女子大学教授の「『皇室典範有識者会議』とフェミニズムの共振波動が日本を揺るがす 改正報告書に仕組まれた罠とは何か」をご紹介する。 一番の問題は自分の出した結論に都合の良い事だけ言っておいて、都合の悪い事は「使命の外」「国会で議論してくれ」と逃げている事である。これでは有識者という以前に学者として失格である。 かつて東京大学で吉川教授の講義を受けて単位を貰った人達に言いたい。 「その単位は無効ですよ」 このたびの「皇位継承問題」に関して政府に物申すといふ方は左記より。 元東京女子大学教授●はやし・みちよし林道義 「皇室典範有識者会議」と 改正報告書に仕組まれた罠とは何か 女系天皇を誰が必要としているのか 皇室の在りようが根底的に変えられようとしている。皇位継承は「女系容認、長子優先」とする皇室典範の改正議論である。この変更は、一度女系にしたら男系は永遠に消滅してしまうという、不可逆な変更である。皇室が皇室でなくなるほどの革命がなされようとしているのだ。 皇位継承の危機と大げさに騒いでいるが、ことは現皇太子殿下が即位なされてのちの、その次の世代の話である。なのに、危機感を煽り「今がこの時」とばかりに一挙に押しきろうとしているのは何故か。 推進派が今こそ好機と考えていることだけは確かである。なにしろフェミニズムの喧伝によって、機械的な男女平等意識が浸透し、今や女性・女系天皇容認が世論の大半だという。加えて選挙で大勝した小泉首相が最も積極的であり、平成十七年十一月に「女系天皇容認、長子優先の継承」の方針を打ち出した皇室典範に関する有識者会議」の諮問者である。これ以上の好機はないだろう。 しかし、小泉首相やフェミニストだけが推進しているわけではない。むしろ彼らの背後に真の黒幕がいるのではないのか。 女系天皇推進の真の立役者は何者なのか、その「動機は」「目的は」そして「なぜ今」なのか、これらを見定めないと、今回の改正案の本質を見抜くことはできない。女系天皇を誰が必要としているのか、という視点からこの改正騒ぎを見てみると、改正案の本質が見えてくるはずである。 変える理由はすべて「こじつけ」 皇室の根源的な変革を策すは何のためであろうか。 この点については、すでに多くの論者が詳細に論じているので、簡潔に問題点を整理すれば十分であろう。 一、「男系にこだわると継承者がいなくなる可能性が大きい」「少子化の趨勢の中で男子が生まれる可能性は時間が経つにつれてますます少なくなる」 このような事態に対しては、旧皇室典範においては、二つの安全装置があった。側室の子と、皇族からの皇位継承である。 二、「元皇族の皇籍復帰が現実的でない。途中から皇位継承者を決めたのでは国民に親しみが湧かない、理解が得られない、帝王学が学べない、長いあいだ民間人として生活してきているので皇室の習慣になじめないであろう」 これらはいずれも根拠薄弱である。 三、「長子優先と初めから決めておけば、ご本人にとっても、周囲の者や国民にとっても安定的、かつ分かりやすい」 不安定要因があろうが多少分かりにくい点があろうが、譲れない原則というものがある。二千年の伝統を一挙に不可逆的に消滅させる理由としては、「安定的」で「分かりやすい」などというのはあまりにも軽薄な根拠と言うべきである。 四、「男子男系優先というのは男女平等という国民意識にそぐわない」 この理由は、その時その時の国民意識に合わせてその都度皇室のあり方を変えてもいいという前提に立っている。男女の機械的な平等意識を根拠にして、二千年の歴史を持つ文化や制度を簡単に変えようとするのは犯罪的な思い上がりである。 そもそも皇室祭祀は男性によってのみ執り行われるしきたりであるが、それは決して男尊女卑や女性差別の産物ではない。神聖な儀式は異性原理を断ち精進潔斎して執り行うのが世界の宗教に広く見られる原則である。この伝統を単純な男女平等主義によって安易に変化させてはならない。 五、「男子男系という原則は明治の旧典範で明文化されたもので、永遠不変なものではなく、歴史的なものである。時代に合わせて柔軟に変化させてもよい」 この論理も間違いである。江戸時代までに発生発展し、明治時代に法制化された制度はいくつもある。たとえば、夫婦同姓もそうである(夫婦同姓成立の歴史的必然性については拙著『家族の復権』中公新書を参照されたい)。 皇室典範の男子男系の原則にしても夫婦同姓にしても、明治政府が理論的にのみ考えて無から創造したものではない。長い歴史の中から次第に形になってきた現実をふまえて、それを明文化したものである。歴史的に成立してきたということの必然性が重要な意味を持つのである。その歴史的方向性は理由のある必然性によって成立してきたのであって、何か無法な力が働いて無理に作られたものではないのである。 このほか、有識者会議は重要な問題について考察を避けている。歴史や伝統の問題・女性天皇の配偶者の問題など、「女系容認、長子優先」の結論に都合の悪い問題を持ち出されると、座長の吉川弘之氏は「使命の外」「国会で議論してくれ」とひどく無責任な言い逃れをしている。しかし、これらの問題は最も重大であり、それを排除しては到底国民を納得させることはできない。 林道義氏 昭和十二年、長野県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。日本ユング研究会会長。深層心理学専攻。著書に『父性の復権』『母性の復権』『家族を蔑む人々』など多数。 (続く) 平成十八年 一月二十七日 酒井美紀「雪解け」を聴きながら コメント・トラックバックは予告無しに削除する場合があります。あらかじめご了承下さい。
こんばんわ、TBありがとうございます。
誰か小泉首相にこんこんと説教を! 本当にどうしてこんな内容を了解するのか? 不思議でしょうがないです! またよろしくお願いします! (2006年01月31日 19時32分06秒)
TBありがとうございます。
やはり吉川座長は民青がらみの方でしたか。 共産党が破壊活動路線を放棄しソフト路線を走り続けて何年たったのか。 共産党が政権を取れるとは思えないが、伝統が破壊されることで日本が破壊される、これは許されない。(2006年01月31日 23時18分34秒)
TBありがとうございました。
大変恐縮ですが、貴ブログとは主張が異なりますが、どういったご趣旨でTBをされたのが興味がありまして。(主張が異なるTBがいやだという趣旨ではありません、念のため。) また、この問題を語る人って、どちらの立場に立つにしろ、理屈で議論してないですよね、感情先にありきの人ばかり。(理屈でないから悪いという趣旨ではありません、念のため。)そのあたり一方の立場に立つ人としてどうなんでしょうか。(2006年02月01日 00時55分11秒)
こんばんは、いつもトラックバック有り難うございます。私事で恐縮ですが、私のブログですが、少しの間更新がなかったのですが、たくさんのアクセスをいただき、皇室典範改悪反対を訴えなさいという勇気をいただいた気がしてまた頑張る気になりました。(2006年02月04日 22時46分24秒)
■トラックバック(19)
皇室典範改正についてこんなニュースが 女性、女系天皇を容認する皇室典範改正案への(2006年01月31日 02時21分01秒)
皇室典範改正 広がる慎重論 首相は強硬、反小泉を警戒?-----前略-----
≪皇室も改革?≫(2006年01月31日 07時39分40秒)
皇室典範問題研究会が提言
下記に資料として再録しました。
「皇室典範問題研究会」(小堀桂一郎代表)が、一月26日、衆議
院第二議員会館での記者会見で発表した政府宛文書「皇室典範改定
問題に関する提言」は、当日夜、関係各位に送信したのですが、小
...(2006年01月31日 07時54分47秒)
「皇室典範改正 広がる慎重論 首相は強硬、反小泉を警戒?」「首脳会談拒否 安倍・麻生氏が改めて中国批判」「産経抄」『「鳥への残虐行為」カーネル像除去訴え ケンタッキー』(2006年01月31日 08時40分03秒)
日本はいま非常に重大な国運の瀬戸際に立っていると思います。皇統連綿万世一系の天皇を奉じて長い歴史を成してきたんですが、この間に、すくなくも三回の大きな革新が行なわれました。
大化の改新と、明治維新、そしていま進行中の昭和の大維新がそれです。民主革命...(2006年01月31日 09時09分53秒)
皇室典範改正 広がる慎重論 首相は強硬、反小泉を警戒? 首相の独特な考え方が、(2006年01月31日 09時54分57秒)
女性・女系天皇を認める「皇室典範改正案」について、「女系天皇は皇統の断絶だ」と危機感を募らせる声が強まりつつあるが、小泉首相は「今国会で成立させた方がいい」と強気の姿勢を崩していないとのこと。
こういう問題を「国民の平均的な考えで決める」(吉川弘之・皇...(2006年01月31日 09時57分16秒)
ロシア機が領空侵犯 北海道礼文島沖で7回
中国といい日本の安全は脅かされ続けている。それをどれだけ意識している日本人がいるだろうか?
いくらか危機意識の高まりを感じるものの、平和ボケから抜け出せていない気がします。
戦闘機ではない−安倍氏 ロシア機の領...(2006年01月31日 10時46分23秒)
本日、西宮プレラホールにおいて「皇室典範改悪阻止関西集会」が催されました。 当...(2006年01月31日 15時59分28秒)
最初に、皇室典範改正についての最新の世論調査を抜粋でご紹介する。
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日本テレビ世論調査・平成18年1月23日
2006年1月定例世論調査
− 速 報 −
※ グラフ等の詳細は、1月25日以降に掲載致しま...(2006年01月31日 16時15分08秒)
皇室典範改正について超党派の議員が反対している反面、自民党の親分は強行突破したげな勢いです →goo:産経 →goo:読売 →goo:朝日 →goo:共同 各社各様の報道であり、見ていても特色が出ていますね。 ■産経:反対派を前面に出した内(2006年01月31日 19時31分00秒)
典範改正案の国会提出に反対=日本会議国会議員懇(Yahoo.com) 保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」(会長・平沼赳夫元経済産業相)は26日午前、参院議員会館で総会を開き、政府が今国会への提出を目指している皇室典範改正案について「拙速な国会提出に反対する」(2006年01月31日 22時52分43秒)
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