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皇室典範改正報告書に仕組まれた罠… (そのほか)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】
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2006年01月27日 XML このブログを購読する

皇室典範改正報告書に仕組まれた罠 一 〜 吉川座長は学者失格 皇室 二(50)」
[ 歴史 傳統 文化 ]    


 今日は旧暦十二月二十八日、御用仕舞い、門松飾り。師走、水沢氷りつめる。

 本日より四回に渡って「正論」平成十八年二月号に掲載された林道義はやしみちよし元東京女子大学教授の「『皇室典範有識者会議』とフェミニズムの共振波動が日本を揺るがす 改正報告書に仕組まれた罠とは何か」をご紹介する。
 林氏の考察は皇室典範改正問題の「黒幕」「動機」「目的」そして「なぜ今なのか」という疑問に対する解答を提示しようとする物である。
 本日お送りする部分はまず「皇室典範会議に関する有識者会議」が提出した報告書に対する反論である。
 吉川座長が民青で「赤旗」にもよく記事を寄せていたという事実から見ると「皇室典範会議に関する有識者会議」報告書が、ジェンダーフリー、フェミニズム、共産主義と言った、いわゆる「反日勢力」の意向を反映していると疑うのは当然であるし、検証すべきでもある。




 一番の問題は自分の出した結論に都合の良い事だけ言っておいて、都合の悪い事は「使命の外」「国会で議論してくれ」と逃げている事である。これでは有識者という以前に学者として失格である。
 かつて東京大学で吉川教授の講義を受けて単位を貰った人達に言いたい。

「その単位は無効ですよ」

 このたびの「皇位継承問題」に関して政府に物申すといふ方は左記より。

  内閣官房「ご意見募集」
  首相官邸「ご意見募集」
  宮内庁メールアドレス




  元東京女子大学教授●はやし・みちよし林道義

「皇室典範有識者会議」と
フェミニズムの共振波動が日本を揺るがす

  改正報告書に仕組まれた罠とは何か

女系天皇を誰が必要としているのか

 皇室の在りようが根底的に変えられようとしている。皇位継承は「女系容認、長子優先」とする皇室典範の改正議論である。この変更は、一度女系にしたら男系は永遠に消滅してしまうという、不可逆な変更である。皇室が皇室でなくなるほどの革命がなされようとしているのだ。
 この慌ただしさは何なのか。一体誰が何のために急いでいるのか。なるほど皇統が途絶える危険も予想される現状は重い。しかし、それは一年や二年で対策を考えなければならないような差し迫った問題ではない。




皇位継承の危機と大げさに騒いでいるが、ことは現皇太子殿下が即位なされてのちの、その次の世代の話である。なのに、危機感を煽り「今がこの時」とばかりに一挙に押しきろうとしているのは何故か。
 推進派が今こそ好機と考えていることだけは確かである。なにしろフェミニズムの喧伝によって、機械的な男女平等意識が浸透し、今や女性・女系天皇容認が世論の大半だという。加えて選挙で大勝した小泉首相が最も積極的であり、平成十七年十一月に「女系天皇容認、長子優先の継承」の方針を打ち出した皇室典範に関する有識者会議」の諮問者である。これ以上の好機はないだろう。
 しかし、小泉首相やフェミニストだけが推進しているわけではない。むしろ彼らの背後に真の黒幕がいるのではないのか。



女系天皇推進の真の立役者は何者なのか、その「動機は」「目的は」そして「なぜ今」なのか、これらを見定めないと、今回の改正案の本質を見抜くことはできない。女系天皇を誰が必要としているのか、という視点からこの改正騒ぎを見てみると、改正案の本質が見えてくるはずである。

変える理由はすべて「こじつけ」

 皇室の根源的な変革を策すは何のためであろうか。
 その理由はいろいろと言われているが、それらはすべて「初めに結論ありき」の「こじつけ」である。本当の理由が隠されている。それをあぶり出さなければならない。
 ただし、真の動機を論ずる前に、順序として、表面で言われている理由が真の理由ではないということを、まず明らかにしておかなければならない。




この点については、すでに多くの論者が詳細に論じているので、簡潔に問題点を整理すれば十分であろう。

一、「男系にこだわると継承者がいなくなる可能性が大きい」「少子化の趨勢の中で男子が生まれる可能性は時間が経つにつれてますます少なくなる」

 このような事態に対しては、旧皇室典範においては、二つの安全装置があった。側室の子と、皇族からの皇位継承である。
 「側室制度は現代の国民意識からみてほとんど不可能である。また皇族は戦後六十年も前に臣籍降下しており完全に民間人になっているので、皇籍復帰も現実的でない」と改正推進派は主張している。
 側室制度が現実的でないというのは理解できるが、元皇族の皇籍復帰が現実的でないというのは間違いである。




二、「元皇族の皇籍復帰が現実的でない。途中から皇位継承者を決めたのでは国民に親しみが湧かない、理解が得られない、帝王学が学べない、長いあいだ民間人として生活してきているので皇室の習慣になじめないであろう」

 これらはいずれも根拠薄弱である。
 「途中から」と言うが、初めから原理原則が決まっているのだから、次の継承者は誰か前々から分かっている。その時点で国民に紹介され次第に親しまれるようになるわけだし、帝王教育もできる。長いあいだ民間人として生活してきているといっても、生活感覚や習慣、意識は皇室の伝統を受け継ぎ、元皇族としての誇りも、いざというときの覚悟もお持ちであろう。




三、「長子優先と初めから決めておけば、ご本人にとっても、周囲の者や国民にとっても安定的、かつ分かりやすい」

 不安定要因があろうが多少分かりにくい点があろうが、譲れない原則というものがある。二千年の伝統を一挙に不可逆的に消滅させる理由としては、「安定的」で「分かりやすい」などというのはあまりにも軽薄な根拠と言うべきである。

四、「男子男系優先というのは男女平等という国民意識にそぐわない」

 この理由は、その時その時の国民意識に合わせてその都度皇室のあり方を変えてもいいという前提に立っている。男女の機械的な平等意識を根拠にして、二千年の歴史を持つ文化や制度を簡単に変えようとするのは犯罪的な思い上がりである。




 そもそも皇室祭祀は男性によってのみ執り行われるしきたりであるが、それは決して男尊女卑や女性差別の産物ではない。神聖な儀式は異性原理を断ち精進潔斎して執り行うのが世界の宗教に広く見られる原則である。この伝統を単純な男女平等主義によって安易に変化させてはならない。

五、「男子男系という原則は明治の旧典範で明文化されたもので、永遠不変なものではなく、歴史的なものである。時代に合わせて柔軟に変化させてもよい」

 この論理も間違いである。江戸時代までに発生発展し、明治時代に法制化された制度はいくつもある。たとえば、夫婦同姓もそうである(夫婦同姓成立の歴史的必然性については拙著『家族の復権』中公新書を参照されたい)。




 皇室典範の男子男系の原則にしても夫婦同姓にしても、明治政府が理論的にのみ考えて無から創造したものではない。長い歴史の中から次第に形になってきた現実をふまえて、それを明文化したものである。歴史的に成立してきたということの必然性が重要な意味を持つのである。その歴史的方向性は理由のある必然性によって成立してきたのであって、何か無法な力が働いて無理に作られたものではないのである。
 このほか、有識者会議は重要な問題について考察を避けている。歴史や伝統の問題・女性天皇の配偶者の問題など、「女系容認、長子優先」の結論に都合の悪い問題を持ち出されると、座長の吉川弘之氏は「使命の外」「国会で議論してくれ」とひどく無責任な言い逃れをしている。しかし、これらの問題は最も重大であり、それを排除しては到底国民を納得させることはできない。



 林道義氏 昭和十二年、長野県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。日本ユング研究会会長。深層心理学専攻。著書に『父性の復権』『母性の復権』『家族を蔑む人々』など多数。

  (続く)



平成十八年 一月二十七日
 酒井美紀「雪解け」を聴きながら


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最終更新日  2007年01月28日 11時10分47秒
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本当に   ピアさん


隠された意図に   quator2005さん


Re:皇室典範改正報告書に仕組まれた罠 一 〜 吉川座長は学者失格(01/27)   緑風院主さん


TB有り難うございます。   無名太郎さん



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