テーマ:皇室 二(50)
カテゴリ:歴史 傳統 文化
今日は旧暦一月七日、立春、七草粥。睦月、東風氷を解く。 本日は「正論」平成十八年二月号に掲載された 平成の和気清麻呂、出でよ! 世界に誇る皇室の伝統を無視する より、下村博文 衆議院議員・日本会議国会議員懇談会事務局長の「どの権力者も侵すことがなかった地位」をご紹介する。 「正論」の記事は平成十七年十一月三十日、東京都港区の日本消防会館で開かれた「皇室典範を考える集い─『有識者会議』の見識を問う」(皇室典範を考える会主催)登壇者の発言を加筆・再構成した物。 ヨーロッパの王室を引き合いに出して「女性天皇のどこがいけないの!」と言う人が多いが、日本でヨーロッパの王室に相当するのは織田家や徳川家である。逆にヨーロッパで現在の日本の天皇に一番近い存在はローマ法王であろうが、こちらも男性のみ。 このたびの「女系天皇問題」に関して政府に言いたい事のある方は左記より。 「どの権力者も侵すことがなかった地位」 衆議院議員・日本会議国会議員懇談会事務局長 下村博文 日本会議国会議員懇談会は現在、皇位継承問題で精力的に勉強会を重ねています。なるほど、女性天皇と女系天皇にはこんな違いがあったのかと多くの議員が勉強会に参加して初めて気付き始めています。十七年十一月末には、皇室典範改正法案が国会に提出された場合の担当大臣である安倍晋三官房長官に、政府は慎重に対処すべきだと申し入れました。 開会前の一月二十日ごろまでに、二千年のわが国の伝統・文化・歴史の中心である皇室は一貫して男系で継承されており、そのあり方を変えるのは大変なことだという認識が与党内で固まれば上程するようなことにはならないでしょう。 十七年六月、私は滋賀県の安土城に立ち寄りました。改めて驚いたのは、築城から四百年余が経った平成十五年に地元の教育委員会が発掘して初めて、織田信長が天守閣の並びに、天皇をお迎えする清涼殿を造っていたことが明らかになったという事です。長い日本史にはいろいろな時代がありましたが、常に天皇を中心とする体制が守られてきました。時の権力者でさえそれを侵すことは考えなかったのです。 そのわが国の大切な伝統・文化・歴史が変えられるとしたら、過去だけでなく未来の国民に対しても、この一時の判断で国柄を誤らせることになる。日本そのものを事実上崩壊させることにもなりかねません。 皇室典範改正案を政府が上程する前に自民党内閣部会で議論します。内閣部会が全会一致で認めて初めて政策審議会に出され、最終的に党の最高決議機関である総務会が全会一致で承認しなければ上程されません。世界に冠たる、二千年の歴史を守り日本の発展を願って行動していきます。 平成十八年 二月四日 由紀さおり「クレオパトラの涙」を聴きながら コメント・トラックバックは予告無しに削除する場合があります。あらかじめご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[歴史 傳統 文化] カテゴリの最新記事
|
|