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カワセミのつれづれ日記

カワセミのつれづれ日記

抗がん剤(6月)

【 2005年6月2日 】

タキソール11回目。
あとちょっとで終わりだなぁ。

今日もいつものように採血を済ませ、乳腺科の前で待ってたらAさんが来た。
ハーセプチンの点滴だけだから、診察は無いんだって。
直接化学療法室に行って点滴なんだけど
「ええやん。どうせヒマやろ~?私の診察終わるまで待っときぃ~」って
無理やり引き止める。
だって、一人で待ってるのヒマなんやもん。
そしたらAさん、「私も診てもらお~」だって。
まだ傷口からドレーンが出るんだって。
手術してもう3ヶ月以上経つのにね。

Aさんとしゃべりながら待ってたら、看護師さんのHさん登場。
申し訳なさそうに「今日、T先生の診察でいい?」って。
「え?はい」と答えつつ、心の中では「喜んで!!!」(笑)
T先生に診てもらうの、久しぶりや~♪

いや、H先生が悪いってわけじゃないんだけども。
やっぱ手術してくださった先生だし
色々と聞きやすい・話しやすい。
H先生もね、最近は慣れてきたから、色々と話せるようにはなったけど
やっぱT先生のほうがいいな♪

で、診察。
わきの下にしこり状のものがあったらか、それも診てもらった。
エコーで見た結果、水(液?)が溜まってるだけだって。
そのうち吸収されるってさ。
良かった~。
背中にできた湿疹もついでに診てもらって、経口薬を処方してもらった。
この薬、かなり眠くなるらしい。
看護師さん曰く「よく眠れるよ~」って。
寝るための薬やないって(^^;
どれくらい眠くなるのか、ちょっと楽しみ(^m^)

化学療法室で針を刺してくれたのは、K田先生。
ん?初めて見る先生やなぁ。
6月から木曜の午前中はだいたいこの先生なんだって。
初めての先生はちょっとキンチョー。
・・・人によって、めちゃ痛かったりするからね(^^;
10回も抗がん剤を点滴してきたから、血管も出にくくなってきてる。
「んー・・・厳しいなー・・・」って。
え?失敗とかせんとってよ~。
とか思ってたら、血管なんかドコにあるん?ってとこを指でなぞって
一気にブスーって。
・・・痛くないし。
うわー。結構上手やわ。この先生。

抗がん剤も来週で終わりだし、次は放射線ってことで
点滴のあと、放射線科の診察に行ってきた。
放射線科の待合いは、比較的ガラーンとしてるのに
1時間も待たされた!
タキソールの点滴したあとだから、眠いのなんのって(^^;
診察の間も、眠いのを必死でガマンしてた。
何回アクビをかみ殺したことか。

放射線科の診察で、ここではなく、別の病院(県立K病院)でやらないかと打診があった。
ここの病院の先生が、週に2度ほど診察に行ってて、機械も同じのが入ってるとか。
ここの病院は混んでて、ほかの病院へ行ける人にはお願いしてるらしい。
えー?そんなん嫌やん。
遠いし。乳腺科の診察があるときとか困るやん。
この病院へは、家から東へ車で20分。
もう一つの病院へは西へ車で1時間弱。
正反対やし、遠いやん!
モチロン、お断りしましたよ~。

で、放射線治療の予定も立った。
20日に位置決めのCTをして、治療は22日から。
終わるのは7月末かなぁ。

そういえば。
専攻医のI先生(女性)、転勤になったそうだ。
話とかしやすくて、いい先生だったのに。残念。


【 2005年6月9日 】

タキソール12回目。
これで終わりや~♪
今日の点滴が人生最後の抗がん剤や!

今日のT先生だった♪
診察のとき
「術前(EC)と術後(タキソール)、どっちがしんどかった?」って聞かれた。
私は治験対象にはなってないけど、一応リサーチしてるのかな?
「んー・・・術後かなぁ?」って答えたら
「え?術後のほうがしんどかった?」って意外そうだった。
そりゃねー、術前は吐いてばっかりやったし、術後は副作用少なかったけど・・・。
「術前のは、吐くのはせいぜい最初の1週間だし、その間は痩せられるかな~とか
腸を休ませるのにいいや~とか思えたけど
術後は太ったから精神的にしんどかった」って言ったら
「オンナゴコロは複雑やなぁ」って笑われた(^^;
「僕やったら吐くほうがしんどいけどなぁ」って。

だって・・・ねぇ。
ECは3週かんに1回の投与で、特にしんどいのは投与後数日。
4クールだから実質的には3ヶ月のうちの15日程度。
タキソールは、点滴後数日は両手両足にむくみが出るし
胃から喉にかけて詰まったような感じがして気持ち悪いし
何よりステロイド剤のせいで太った!!!
顔がもう、別人のよう(T_T)
なんかもう、めっちゃイヤやった。
体力的にしんどいのは、そのうち治るけど
精神的にしんどいのはもう・・・とにかく鏡見るんがイヤやったわ。

T先生曰く
術後の抗がん剤で太ったのは、また元に戻るらしい。
・・・ホントかな?
右腕がむくんでるのも、副作用のせいもあるらしく
痩せたら戻るかもしれへんって。
・・・かもって・・・(^^;
戻らんかったらヤバイやん。

今日はゾラの注射もある。
化学療法室でするのかと思ってたら、診察室でするって。
え~?T先生がするの?
・・・だったらもうちょっと可愛いパンツはいてくれば良かった(笑)

さて、化学療法室へ行くか。
んー・・・。Aさんの診察終わるまで待っとこうかな。

その間、次の予約表とか会計伝票とか見てたんだけど
・・・あれ?ベナ錠(タキソールの点滴の前に飲む)が処方されてる。
タキソールは今日で終わりやから、ベナ錠いらんやん。
気がついてよかった。
T先生は、ちょっとうっかりさんな所があるねんな~(^^;

会計伝票も訂正してもらったし、Aさんの診察のも終わったし
さて、化学療法室へ行くか。
ん~。最後の点滴。

今日も針を刺してくれるのはK田先生。
「いつもどのへんに刺してる?」っていうので
「んー・・・どこってことはないので、どこでもいいけど、手首の内側は痛いからイヤです」(笑)
どこでも言いといいつつ、嫌な場所はしっかり指定。
そしたら
「僕もそこは怖いからイヤです」だって。
・・・刺しにくいのかな?

で、手首よりも上のとこらへんの血管を探しながら
「長さが心配やなー」って。
血管がまっすぐじゃないってこと?
「長さがなー・・・」とかブツブツ言いながら
「ちょっと痛いですよー」で一気にブスー。
おお。痛くない。
やっぱこの先生上手やわ。
もっと早くからこの先生にしてもらいたかったわ~。

一つ目の点滴(生食と副作用を抑える薬3種)の点滴中
針を刺してるあたりから、何か垂れてきた。
え?なに!?
慌ててナースコール。
漏れてたら大変。
針を固定してるテープをはがして、針とかアダプター(?)とかチェック。
どうやら何ともなさそう。
アルコール綿で拭いたときのアルコールの滴がどこかに残ってて
それが垂れてきたのかな?
ま、漏れてたんじゃなけりゃ大丈夫でしょ。
そのあとは何ごともなく、点滴終了。

は~・・・やっと終わった。
ほっとしたような、ちょっと不安なような(^^;
治療中は「治療してるから大丈夫」っていう安心感があったからね。
でもいつまでも抗がん剤するわけにもいかないし。
これですべてのがん細胞が死滅しれくれた・・・ハズ!
2度と復活してくれるなよ!


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