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2023年10月22日
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テーマ:遊戯王(494)
カテゴリ:TCG


こちらの動画を見ていて、あぁ、やっぱりみんな同じこと考えるんだなと思いつつ、おや、と一つ疑問に思ったことが。

それは、表マリクが組んでいたラーデッキの内容についてです。

というのも、劇中で闇マリクが使っていたラーデッキって表マリクのそれとは別物なんですよね。「ふっふふふ・・・生憎だが、人格交代を果たした時にデッキの中身は大幅に改造済みでねぇ」って言われてますし。

実際、アニメだと表マリクが「もともと、僕のデッキにあんなカードは入ってなかったんだ!くそっ・・・奴はラーの翼神竜が奪われる事まで計算して手を打っていたというのか・・・!」というセリフも言ってました。

だとすると、私達が知らない表マリクのラーデッキがあったはずです。折角なので散歩がてら、どんなデッキだったのか考察してみることにしました。

ポイントは、以下の3つです。

1.表マリクはラーをどのようなカードと捉えていたか
2.闇マリクの使ったラーデッキのコンセプト
3.人形戦から垣間見た表マリクの戦術


上から順に考えていきましょう。


<1.表マリクはラーをどのようなカードと捉えていたか>

表マリク
「まずレアハンターの視点から、君達のデッキ構成はほぼ把握した。
君達が僕のデッキに勝つ事は出来ないだろう。
更に言えば、僕の持つラーの力は、
君達のカードを更に上回る力を秘めている、史上最強を誇るカードさ。」


ただの負け惜しみかもしれませんが、仮に、言葉通り、表マリクがラーをオシリス、オベリスクよりも強力なカードと考えていたとしたら、それはどのあたりなのでしょうか。

まず、表マリクが確実に知っているラーの能力は「攻撃力・守備力は、生贄モンスターの攻撃・守備ポイントの合計値によって決定する(第一の能力)」という点です。これは表マリク本人やリシドの発言からも明らかです。




なお、この能力は召喚時の生贄だけでなく、召喚後でも自由に自分の場のモンスターを生贄にすることで攻撃力と守備力が増加できるため、理論上、場にモンスターを出せば出すだけステータスを増やすことができる仕様になっています。




加えて、「召喚時にはスフィアモードで降臨し、呪文を読んだプレイヤーの支配下に置かれる」点も把握している筈です。原作にその場面はありませんが、一応、アニメでは「エクスチェンジ」で闇獏良に奪わせた上で、召喚時に呪文を読み上げていますので、これは確実でしょう。もう一つ、神共通効果である「あらゆるトラップカードは神に対して無効であり、マジックカードは1ターンのみしか受け付けない」点も。




逆に、表マリクが把握していない能力ですが、確定しているのは「自らのライフを1ポイントだけ残し、残る全てをラーの能力値に変換できる(第二の能力)」と「特殊召喚時の速攻性」です。これは劇中の反応からも間違いありません。




微妙なのが「ライフを1000ポイント捧げることでフィールドのモンスターを焼き払う(第三の能力)」点と「神のランクが最高位であるため、他の神のモンスター効果を一切受け付けない」点です。少なくとも、原作では表マリクがこれらの能力について言及している場面がないため、知っているとも知らないとも評価しきれないのですね。



仮にこれらの能力を知っていたとすれば、表マリクの豪語にも信憑性が出てくるのですが……劇中で触れられていない以上、「表マリクは把握していない」という前提で考えた方が良いでしょう。

とすると、表マリクの考えるラーの翼神竜は「オシリス、オベリスクと同じ耐性を持ち、生贄に捧げたモンスターの分だけ攻撃力・守備力が無限に増加していく」カードという位置づけになるかと思われます。

よくこれだけで最強のカードと豪語したもんだと思うかもしれませんが、M&Wは攻撃力が1ポイントでも上回れば勝ちなので、「遊戯のデッキでは攻撃力が最大でも5000にしかならないオシリス」「生贄さえ揃わせなければ攻撃力4000固定のオベリスク」より上と考えたのかもしれません。実際、遊戯王Rの「邪神アバター」なんかはまさにその1ポイントの差で常に最強になるカードでしたからね。真祖オベリスクと相打ちになりましたけど。




<2.闇マリクの使ったラーデッキのコンセプト>

上述の通り、実際に私達が劇中で確認しているラーデッキは、ラーの全ての特性を把握している闇マリクによって組み直されたものです。

闇マリク
「俺のデッキのテーマは不死。相手をぶっ倒すまで、何度でも神がよみがえるように構築してある。このゴッドスライムもな」


この言葉通り、闇マリクは決勝戦では「マジックカード(死者蘇生)の再利用」+「壁モンスター(リバイバルスライム)による無限再生」+「死者蘇生によるラーの特殊召喚&特殊能力によるワンキル」で遊戯を苦しめています。



ただ、微妙なのが孔雀舞や城之内戦ではこうしたカードが一切使われていないということです。むしろ、「拷問車輪」、「バイサーデス」、「ラヴァゴーレム」、「ヘルポエマー」といった、じわじわ相手を妨害しつつ、闇のゲームで相手の精神を削っていく戦術やカードを多用しており、特化というよりも、「じわじわとプレイヤーに苦痛を与え、いざとなればラーで瞬殺する」という編成だったものと思われます。この辺は作劇の都合が大きいと思われますが。

一応、遊戯との決勝戦前にデッキを組み直した(不死特化)可能性もありますが、決勝戦でも「ボーガニアン」や「速攻の吸血蛆」など相変わらずプレイヤーを狙ったカードを採用しているので、大きな変更はなかったと考えてよいかと思われます。実際、「拷問車輪」や「バイサーデス」はラーを呼ぶまでの防御札とみれば優秀ですからね。

面白いのがアニメ版の闇バクラ戦で使用した「歓喜の断末魔」。

相手がモンスターを生贄召喚した際に生贄の攻撃力を0に変更し、その分、自分のライフポイントを回復するというトラップです。かなり、ピンポイントメタですが、「ラーが奪われた際の保険」という意味合いだけでなく「ラーの能力を生かすために必要なライフポイントの補充」も兼ねていたかと思われます。実際、遊戯や海馬がオシリスやオベリスクを生贄召喚したとしても、このカードでライフポイントを大幅に回復できるので、悪くないカードですね。相手次第で、腐りそうですが。

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<3.人形戦から垣間見た表マリクの戦術>

表マリク
「フン。僕は相手のターンを恐れない。
次の自分のターンで如何に相手を攻め込むかで、戦略を考えるタイプでねぇ。
貴様のように1枚の伏せカードにビビッちまう、臆病デュエリストとは違うんだよ。」

「僕はさっき、戦術を水に例えたよな。
今からその究極の戦術を見せてやろう。
水は時に形を持たぬ盾となる。
どんな攻撃をも受け流し、そして時に形を成し、敵を貫く剣にもなる。
その強さを秘めたモンスターがこれだ。
リバイバルスライム召喚!」

「フフフフ…見てみろ。この場に揃った5枚のカードこそ、究極のコンボ、ゴッドファイブ!
完全無欠にして無敵、攻略不可能な神の領域が完成したのさ!」


上記は、表マリクがオシリスデッキで遊戯と戦った際の発言です。

原作のM&Wでは、自分のフィールドに出せるカードは種類に係らず5枚までです。どれだけ手札があっても、盤面が埋まっている場合、出すことができません。しかも、マジックカードは1ターンに1枚しか発動できないという制約付き。

ですが、オシリスはその手札の枚数をそのまま攻撃力にできる上、場に存在しているだけで、相手の召喚したモンスターに2000ポイントのダメージを与えるという強力な妨害効果持ちでした。これはラーやオベリスクが持ち合わせてないオシリス最大の特徴です。

そんなオシリスの効果を生かすため、表マリクが取った戦術は「オシリスを呼び出すための生贄をスライム増殖炉で確保する。それまではリバイバルスライムや悪夢の鉄檻で時間を稼ぐ。さらに生還の宝札とリバイバルスライムを組み合わせ、オシリスを守りつつ、手札を補充し、オシリスの攻撃力を無限に増やし、盤面を支配する」というものでした。




つまり、彼はオシリスというカードの特性を把握した上で、その力を最大限に生かせるコンボを考え、特化したデッキを組み上げていた訳です。若干、微妙なのが「融合」ですが、原作の「融合」はどんなカードとも組み合わせ可能な汎用性の高いマジックカードなので、問題はないでしょう。「ワームドレイク」は謎。

その一方で、闇マリクからは「デュエルの詰めが甘い」とも。

実際、この人形戦では完璧な盤面制圧を施したつもりでしたが、強制ドローの繰り返しによるデッキ切れで表マリクは敗北しています。



確かに、デッキの要であるオシリスへの反撃を「リバイバルスライム+ディフェンドスライム」で防ぐコンボは見事です。

しかし、なんらかの手段で「ディフェンドスライム」か「リバイバルスライム」の一方でも無力化されていた場合、オシリスをカウンターで返り討ちにされていたであろう場面が何度か見られたのも確か。そして、特化デッキである以上、一枚しかいないオシリスを失った場合の立て直しが極めて困難です。墓地から特殊召喚したとしても、一ターンしか維持できませんし……。

構築できれば理論上は確かに強力なものの、実際にはどこかに穴がある。それが表マリクの戦術の特徴なのかもしれません。



<結論>

上記を考慮すると、表マリクは「オシリス、オベリスクと同じ耐性を持ち、生贄に捧げたモンスターの分だけ攻撃力・守備力が無限に増加していく」ラーを生かすためのコンボを考え、特化した専用デッキを構築していたと想定されます。

ここで重要になってくるのは「ラーの生贄モンスターには、それなりの打点が求められる」という点です。

「スライム増殖炉」で呼び出せるスライムトークンは攻撃力500しかなく、ラーとの相性は微妙です。どちらかといえば、オシリスやオベリスク向けのカードといえます。

ラーの生贄要因として最適な、ある程度の打点があり、かつ、場持ちが良い特殊なモンスター……といえば、やはり、「リバイバルスライム」でしょう。




攻撃力1500で、ノーコストで無限沸き可能というインチキカード。ぶっちゃけ、こいつを3体並べるだけでもラーの攻撃力は4500まで跳ね上がります。

もう一つ考えられるのは、「精神操作」や「洗脳」といったコントロール奪取系のマジック・トラップカードです。



これによって、相手の壁モンスターを除去しつつ、ラーの効果を発動するための生贄要因を確保できるため、一石二鳥です。千年ロッドの持ち主でもあった表マリクにふさわしいカードですね。

後、地味に面白そうなのが「リビングデッドの呼び声」。



これはアンデット以外の自分の墓地モンスターをゾンビ化して蘇生させるという魔法カードで、一気にラーの生贄を揃えることが可能です。おまけにゾンビモンスターは戦闘破壊されると攻撃力が10%上昇して蘇生するという効果付き。

アニメでの闇バクラ戦での描写から、ラーが参照するのは「生贄にした時の攻撃力」のようなので、「リビングデッドの呼び声」で大量展開したゾンビモンスター軍団で盤面を維持しつつ、ラーを生贄召喚して一気に逆襲……なんて戦術も可能だったと思われます。まぁ、リバイバルスライム(というか、スライム全般)がゾンビ化できるとは思えないので、余り相性が良いとは言えませんが。

他には、やはり時間稼ぎ用として「ディフェンド・スライム」「悪夢の鉄檻」、「光の護封剣」辺りは普通に採用していそうですね。「死者蘇生」も生贄召喚要員を増やす程度の意味合いで採用していたかも。リシドのカードですが「アポピスの化身」辺りも召喚権を使わず打点とリリース要員を確保できるので、入っていてもおかしくありません。表マリクのイメージに合うかは別として。

これらを統合すると「ラーの翼神竜+リバイバルスライムなどの場持ちがよく打点もそれなりの下級モンスター群+時間稼ぎ&コントロール奪取系のマジック&トラップ」が中心という比較的、堅実な(というか地味)なデッキが出来上がりそうです。もしかすると、OCGの「怨念のキラードール」や「サクリファイス・ロータス」みたいに生贄にされても盤面に戻ってくるモンスターも投入されていた可能性はありますね。「ふふふ、これで僕のラーは毎ターン、攻撃力が増加する!遊戯、お前に残されているのは敗北の未来だけさ!」みたいな感じで。





もちろん、上に書いたのはすべて妄想です。残念ながら正解はありません。とはいえ、十中八九、「リバイバルスライム」が入ってたであろうことは想像に難くありませんが……。



※補足:表マリクは「神のランク」を知っていたか

劇中で表マリクが触れているシーンがないので、「知らない」という前提で考察しましたが、よくよく考えると表マリクは「少なくとも、オシリスとラーにランク差がある」ことは知っていた可能性があります。何故なら、

 ・表マリクはオシリスとラーを両方、保持していた
 ・表マリクはオシリスとラーの効果(少なくとも第一の能力)を事前に把握していた
 ・表マリクはラーのコピーカードを複製し、使用できるか繰り返しテストしていた
 ・表マリクは千年ロッドで洗脳した人間を経由してオシリスが使用できることを把握していた

つまり、表マリクはラーとオシリスを使って様々なテストを事前に行っていた訳です。その過程で、千年ロッドの洗脳効果を利用し「オシリスvsラー」のテストを行い、召雷弾がラーには通用しない点を把握していた可能性は十分にあり得ます。だからこそ、あの「ラーが最強」発言につながるのではないかと。







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最終更新日  2023年11月20日 23時07分25秒
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