テーマ:ゲーム日記(30498)
カテゴリ:NIKKE
■最近良かった点
ワグナス 「…運営め! モダニアの新衣装をコスガチャにするとは!」 ノエル 「…奴を責めることはできまい 不満を漏らしながら、渋々課金し続けたのは俺たちだ」 ボクオーン 「わかっていただろうにのう ワグナス」 ワグナス 「ボクオーン」 ボクオーン 「あの強欲な連中がコスガチャという金の生る木を捨てるものか」 ノエル 「では我々に何の手だてもないまま 運営に万札を払い続けて、死ねと言うのか!」 ボクオーン 「そうじゃ それが運営の言う『正しい指揮官』の一生だ」 やれやれだぜ……。 ドロちゃんの時にコスガチャは絶対買わないと決めたので、私にはもう関係ないけど……大変だね、あんた達。
あ、良かった点でしたね。 まずは、上にも書いたサイドストーリーが良かったこと。それもフルボイス。 やっぱ、ざーさんの声って最高だわ。くぎゅう、うえしゃまに並ぶ良いお声d(-- 後は、クレイちゃんが「主人公<推し(ベイ)」だったことと、
次イベ配布のキロが可愛いのと、クラウンが結構ヤバメな性能で実装されそうってことですかね。他は……特にないな、うん。 しかし、こういう戦い方、出来るなら、他のニケ(アニスとかネオン)の娘達もロボ使えば?と思うのは、まぁ、野暮なのかな。 クラウンとか見てると、なんか、「CT20秒で強い」キャラって、正直、どうなんでしょうね。既存の「40秒で強い」「20秒で弱い」のバランスが崩れて、過去キャラが倉庫に行くだけだと思うんですが。「40秒で弱い」は論外として。 ……というか、なんで40秒と20秒(1と0)に拘るんですかね。30秒も加えて、もう少し、強弱のバランス取ったらいかんのかしら。知らんけど。 ■NIKKEに足りないもの 主人公のイケメンとイケボ(ぉぃ) まぁ、冗談ですけど、実際の所、このゲームに一番、足りないのは何かというと、物語全体を見てバランスを取る人だと思う。 というか、足りないんじゃなくて、足し過ぎなんですよ、『NIKKE』は。 折角、サイドストーリーでマリアン(モダニア)に「指揮官~」って泣かせてても、その頃、指揮官が何やってるかと言われたら、他の女としけこんだり、キショいメッセ飛ばしてるんですよ。そんなの視聴者的には、なんや、こいつとしかならんのですよ。 結局、ハーレム属性が邪魔なんですよね、マリアン(モダニア)メインのお話として見ると。 ぶっちゃけた話、『NIKKE』のストーリーだと、他の女って負けヒロインにしかなれないんですよ。ラピにしろ、アニスにしろ、バイパーにしろ、ノイズちゃんにしろ。何故かというと、主人公の女として最初にマリアンっていうキャラを出しちゃった上に、途中でモダニアとして復活させちゃったから。 結果、主人公の中の優先度も完全に「モダニア(マリアン)>カウンターズ>その他」って感じになってるんですよ。だから、最新エピでカウンターズの娘達が「一旦、捜索は中断しましょう」って提言しても「進みたい」「まだ行ける」「実績を収めたい」「権力が欲しい」って言った挙句、「君たちの為でもある」とかほざいて、アニスにドン引きされたりしてるんですよね。 でも、それは主人公の中では仕方ないことなんです。 だって、主人公の中で一番の女はモダニア(マリアン)だから。 他の女は二の次な訳ですよ。あの主人公にとっては。 もし、マリアンが死亡したままで、モダニアとして復活していなければ、ラピ達、生き残っている他の娘達にも「マリアンの後釜(後妻)」という形で勝機はありました。敗者復活戦みたいな形で。 でも、モダニアとして蘇ってきて、当然のように、主人公も執着しちゃって再会出来ちゃった以上、もう他の娘達が割って入る余地なんてない訳ですよ。例えば、主人公とラピが恋人になった頃にモダニアとしてマリアンが復活してこられたら、ラピにも勝ち目があったんです。『君が望む永遠』みたいに。でも、そうはならなかったんです。ラピが今更、恋人になるには、あまりにも遅過ぎる。 じゃあ、もう一度、モダニアを死亡させるのか?っていうと、そういう展開も考えにくいんですよね。だって、「一度、死んだキャラを蘇生させて、また死なせる」ってすっごくダサいんですよ、作劇的に。特に、意味のある死に様をしたキャラに関してはね。某SEEDの「不可能を可能にする男」はもう何されても死なない事になっちゃったじゃないですか。何故かって言うと、今更死なせてもしょうがないからです。 だから、モダニアがまた退場することは考えにくくて、かといって、モダニアが生きている状態で、主人公がモダニアを選ばずに他のヒロイン(ラピとか)とくっつく様な展開をやっちゃうと、観客からひんしゅくを買うだけなので、結局、モダニアと結ばれる以外の道がないんですよね、この流れ。 もしくは、モダニアも選ばず、全てのヒロインと等距離を保つ(=都合の良い遊び関係を続ける)っていう感じになるんですけど、そんな奴、好きになれます?無理でしょ。 結局、メインストーリーの描き方って、完全に「主人公とマリアンのお話」で他のキャラは脇役でしかないんです。別にそれが悪い訳じゃないんです。純愛物って、そういうものですから。 問題は、メインストーリー以外との嚙み合わせなんですよね。 隔週で更新されているイベントを観れば分かるんですけど、『NIKKE』のストーリーラインってガチャで実装される新しい女がトラブルを抱えてて、何故か(無関係の筈の)主人公が当たり前のように女と知り合いで、当然のようにトラブル解決に協力して、トラブルを解決したり、女たちとメッセみたいなやり取りしていちゃついたり、しけこんだりするんですよね。 つまり、どういうことかと言うと、『NIKKE』という物語は 「主人公とマリアン(モダニア)の別れと再会の純愛」 を描きながら、 「主人公と他の女達とのイチャイチャハーレム」 も同時に描いちゃってるんですよ。 でも、これって、はっきり言って、噛み合わせが悪すぎるんですよね。 だって、純愛物っていうのは、他の女を選ばずにその一人を選ぶからこそ、観客としても応援したくなる訳じゃないですか。 なのに、その裏で、他の女と浮気してるのを見せられたら、観客からしたら興ざめもいいところですよね。 「Aを愛する」はいいです。「Bとセックスする」もいいんです。 でも、「Aを愛しながら、Bとセックスする」は、ただの浮気野郎なんだよな。死ね(== 例えば、ある女に対して純愛をやるキャラが、別の女キャラに対して鬼畜をやることも描くこと自体はやろうと思えば、できるんですよ。なぜなら、ライターがそう書けば、そうなるからです。創作は自由なんです。 しかし、それをやった瞬間、最初の「ある女に対する純愛の物語」は捻じ曲がり、全く別の意味を持つようになります。こいつは二重人格者なのか、それとも、いずれはその女に対しても鬼畜をやるのか、それとも……。 これはこれでサイコスリラー作品としては、面白いのかもしれませんが、少なくとも純愛作品としては楽しめなくなります。観客としてはね。 今のは、ちょっと極端な例かもしれませんけど、要は「Aという話」と「Bという話」は両立するけど、それを同時に描くことは、客観的に別の意味を持たせるという副作用があるって話です。そして、場合によっては、A,Bそれぞれの話の魅力を損なわせる恐れがあります。 だから、言うんです。口酸っぱく。余計なことは書くな、と。 物語って足し算であると同時に引き算なんですよ。 それは、ソシャゲでも同様で、どうしてもやりたいなら、別のキャラを出すとか、別の時間軸だとはっきり示した方が良い。じゃないと、全部、一人の主人公がやってることになっちゃいますから。それを「視聴者側で脳内補正して」っていうのは、ただの甘えなんですよ。 そういう意味だと、一番不幸なのはニケの主人公かもしれません。 結局、彼にとっては、マリアンなんですよ。マリアンのために権力を握る。ほかの娘達にも無理をさせる。自分も、苦労する。そういう風に、ちゃんと優先度というか、自分なりの割り切りのあるキャラの筈なのに、制作側の都合で、隔週毎に、新しい女をあてがわれ、彼女達に好かれる良い男として物語らなければならない。ある意味、これも脚本の都合かもしれない。 逆にいえば、ハーレム属性さえなければ、それなりに悪い男ではないんですよ、彼。マリアンの次ぐらいには部下想いだし。だから、ラピ達を殺されたと誤認して、クロウにまじで殺意向けて射殺しようとしてきた時は痺れたね。きっと、クロウも絶頂してた。 『反逆のルルーシュ』で偽ルルが100人の女生徒とデートするという約束を取り付けたせいで、ルル本人が絶句して四苦八苦する話があるんですけど、今の『NIKKE』の主人公は、なんていうか、これに近いんですよね。違うのは、本人が招いたことか否かってところ。 エイプリルフールには、下らないジョークを飛ばして場をしらけさせ、隔週毎に、なぜか別部隊の(場合によっては軍人ですらない)ニケ達のトラブルに付き合わされ、それを解決するのに協力させられた挙句、誘われれたら肉体関係、結ぶのに躊躇しない。 結果、『NIKKE』の物語は、主人公に頼らないとトラブルを解決できない駄目な女が量産され、失くした女マリアンの為に頑張ろうとしている筈の主人公が、何故か平然と他の女達とヨロシクやっちゃう浮気野郎に成り下がっているという訳の分からない構図になってるんです。 これでまだ、モダニアがいなかったら、マリアンの喪失を埋めようと他の女の尻ばかり追いかけてる傷心男と、そんな男に惹かれちゃう女連中とでも描けそうですけど、モダニアがいる以上、モダニアがいるのに他の女とヨロシクやってるという「俺はマリアン一途なピュアハートだけど、それはそれとして、別の女とはやっちゃうし、相手によってはセクハラもするよ」とか、なろう小説の主人公か、おめーは(==# え、主人公は悪くない? 他の娘達が勝手に主人公に群がってるだけ? じゃあ、断ればいいんじゃないですかね。なんで抱くんですかね…… あれか?据え膳食わぬは……ってやつか? おう、じゃあ、立場、逆にしてやられる側の気持ちになってみろや。不倫と浮気がなんで世間で、あんなに叩かれるか、もうちょい考えろ。あと、いじめとパワハラも。 結局、『NIKKE』って引き算が出来てない作品なんだと思います。ただただ、足し続けるだけ。リレー小説みたいな感じで。ライターに要求し統括する側の問題なのか、要求に沿って物語るライター側の問題かは知りませんけど(あるいは、その両方)。 だから、既存のキャラや世界観、ストーリーに合わないことも平然とやってしまう。それって、瞬間、瞬間は面白いかもしれないけれど、全体として見ると、不自然なんですよ。で、肝心のメインストーリーが良くても、いざという時に他の描写が足を引っ張ちゃう訳です、観客的には。 だから、今一乗れないんですよね、この作品。折角、キャラ同士のやり取りは活き活きしてるのに。なんか、凄い勿体なく感じる。 ある意味、本作の分岐点は「マリアンがモダニアとして蘇らないorモダニアを取り戻せない」かもしれない。そこでモダニアを取り戻せないならラピルート、取り戻せたらモダニアルートとか、そんな風に、はっきり分けた方が良かったのかもしれません。 ちなみに、ルート分岐でifシナリオ化して、両方、パラレルで進行していくソシャゲは普通にあります。それでルート毎に実装されるキャラのバリエーション展開も無理なく増やせますしね。 だから、「ソシャゲだから一本道しかできない」っていうのは、単に運営側の工夫不足というか、物語の限界(引き算の必要性)を無視してるとしか思えないんですよね。でも、それって、観客に物語を提示することを、ちょっと軽く見過ぎてないかなと思います。 結局、マリアン(モダニア)を中心としたお話を描こうとするならハーレム要素が足を引っ張るし、ハーレム作品として楽しもうとするとマリアン(モダニア)を優先しようとする話がネックになる。なんていうか、どっち付かずなんですよね。 以前、「NIKKE は舞台となる世界観と実際にお出しされている物語、キャラに不一致がみられる。用意された舞台と、そこで実際に描いているザ・ソシャゲなストーリー展開は正直、嚙み合ってない」と書きました。 ただ、それだけに限った話だけではなく、そもそも、メインストーリーとサブストーリーの嚙み合わせ自体も実は相性が良くなくて、無理な継ぎ足しが足を引っ張っているのではないか……と思う今日この頃でした。 ※追記.ラピがメインヒロインになるには? 先述の通り、『NIKKE』のメインヒロインはラピ……ではなく、モダニア(マリアン)であり、主人公も明らかにモダニア(マリアン)を特別視し、ストーリーも彼彼女を中心に描かれている。他の娘達は精々、エピソード毎のゲストヒロインといったところで、唯一、ラピだけが、なんとかモダニア(マリアン)に次ぐサブヒロインのポジションを維持している。 しかし、彼女に勝ち目はない。 何故なら、主人公にとってラピは「近しい信頼できる女部下その1」であって、モダニアは「最初の部下にして射殺しなければならなかったが敵として蘇り、苦労してなんとか取り戻すことに成功した女」である。はっきり言って、ヒロイン力が違い過ぎる。今のままでは、ラピに勝ち目はない。 そう、モダニアが生きている限りは。 ……お分かりいただけただろうか。 モダニアさえ退場させてしまえば、ラピが後釜を狙うことが出来るという事実に。 否、それだけではない。 モダニアが退場すれば、主人公もモダニアに縛られる理由がなくなり、いくら他のニケを追加してイチャイチャしたところで浮気野郎などと謗られることもなくなるのだ。だって、マリアンはもういないじゃない? そう、モダニアを退場させることは、ラピ的にも、運営的にも、魅力ある選択肢なのだ。脚本の縛りも緩くなり、主人公は再び独身貴族を謳歌することが出来る。完璧〜 となると、問題は、どうやってモダニアを退場させるか、である。
なにしろ、昨年7位、今年10位のラピと違って、モダニアは人気投票1位の殿堂入りの人気キャラだ。無理矢理、退場させればひんしゅくを買うのは確実。やるなら、きちんとした舞台を用意し、観客が納得せざるを得ない退場の仕方を演出してやらねばならない。 そう、例えば……復活したクイーンによって窮地に追い詰められた主人公とカウンターズを救う為に、覚醒モダニアが捨て身の特攻を仕掛けるとか。愛しい主人公とカウンターズを守るために、命を散らす展開なら、視聴者も受け入れざるを得ないだろう。主人公には「駄目だ、マリアン」とでも叫ばせといて、モダニアには「私は一度、死んだ身だから。生きて、指揮官」とニッコリ微笑んで散らせればOk!レッフーの姉貴が今を生きるラピに道を譲ったみたいにね。「お前は死んだんだぞ!駄目じゃないか!!死んだ奴が出てきちゃぁ!!!」ってザビーネさんも言ってたからな! 壮絶なモダニアの死を切っ掛けに覚醒するSSRラピ。 そして、愛するモダニアを失い傷心の主人公と、メインヒロインの座をもぎ取ったラピは、末睦まじく結ばれるのであった。めでたしめでたし……。 ……なーんて展開をされたら、正直、萎えるので絶対、止めて欲しい(== まぁ、そんなわけで、モダニアさえ上手いこと殺しちゃえば、ラピもメインヒロインとして返り咲ける道はあると思います。それが視聴者的に嬉しいかは、別としてね。 ※4月26日追記
今日、最新章(30章)、クリアしました。お話的には顔見世程度でしたが、そんなに悪くは無かったです。少なくとも、28章の尻で終わるENDよりは。 ……ただ、主人公が絡んでるってだけで、私的にはモヤモヤして中立的なコメントできそうにないので、今後は主人公が絡んでくるシナリオに関しては一切触れないようにしときます。 結局ね、私、生理的に無理なんです、彼。 今、楽しめてる人達に水を刺すようで悪いんですけど、この主人公って、やってることが『スクールデイズ』のアレと大して変わらんのよ、アレと。 違うのは、何故か、他の女達がそれを受け入れてて、刺されないことぐらい。だから、どのニケも、そういう男を好きになる女として描かれると、そんだけでも萎えちゃって、好きになれないっていうか。 結局、私の中では、「私(プレイヤー)の分身」どころか「色んな女と関係を結ぶことに躊躇ない破廉恥な男」としか映らなくて、もはや、屋根裏のゴミならぬテーブルの染みみたいになってんのよ、『NIKKE』という作品において。勿論、ライター側の意図はそうではないと思うんですが、少なくとも、私からは、そうとしか見えなくなってる。 『スクールデイズ』がなんだかんだ許せるのは、アニメ版で女癖の悪さが原因で、主人公が周囲から総スカン喰らった挙句、利用した女の手で惨殺されてるから、視聴者的には受け入れやすいんですよ。要は、主人公である伊藤誠が「ざまぁ」の対象なんです。主人公に都合のよい性的道具として消費された女が心を病んだ結果、主人公に制裁を加えたから、視聴者的にも喝采なわけです。
でも、『NIKKE』の主人公には、それがないから、言っちゃ悪いんですけど、痛い目を見てない伊藤誠にしか見えないんですよね。だから、何を頑張って、何を吐いたところで、何もこっちの心に触れてこないわけですよ。だって、お前、泣いてる女がいるのに、他の女、抱いとるやん、って。
……これねぇ、純粋に物語として楽しむ気がない作品なら、割と許されるんですよ。官能小説とか、純粋な意味でのエロゲ(俗にいう抜きゲ)とか。なぜなら、初めから、性的に都合の良い女(男)と濡れ場を読者や視聴者に提供するのが目的だから。そもそも、一般作品と、趣旨が違うんです。物語性よりも実用性(性的な意味で)が重視される世界なので。でも、『NIKKE』が、そっち寄りだとは思ってなかったですし、実際、そっち寄りの作品では無い(筈)。 なんだろうね、「世界を救う主人公様なんだから、複数の女と関係結んだってええやろ。ルート分岐?いらんいらん。全員、主人公様、好きにしとけ。その方がプレイヤーに受けるし、ガチャも回る」って雑に思われてそうなこの感じ。 ……だからかなぁ、クロウみたいな他の娘達と違う形で主人公に執着したキャラとか、ドロちゃんとかレッフーの姉貴みたいに主人公と無関係にドラマ作れてるキャラの方が好きなのは。 ちょっと話が逸れますけど、私、声優さんや俳優さんが浮気しようが、AVに出演しようが、ネットで罵詈雑言、撒き散らそうが、正直、あんまり気にならないんですよね。それは彼らに求めてるのが「人格」じゃなくて「演者としての能力」だから、なんですね。 だって、私にとって現実の人間なんて、特に声優さんや俳優さんなんて、赤の他人でしかなくて、その人たちの人格なんて関係ないわけよ。私にとっては、アニメや映画という形でしか、接点のない相手だから。 なんていうのかな、そう、料理人みたいなもん。キャラクターに息を吹き込んで物語に躍動感を与えてくれる人であって、それ以上でも以下でもないの。あの人達はアニメや映画を成り立たせるための歯車でしかないの。酷い言い方をするなら、構成素材の一つでしかない。私達が社会にとっての歯車に過ぎないのと同じ様に。 ただ、中には、問題を起こした声優さんの声を聴くと、中の人がちらついちゃってキャラや物語に没入出来ないっていう方もいらっしゃるみたいで、それを聞いた時は正直、「ナイーブだなぁ」って苦笑気味でした。 でも、いざ、自分が『NIKKE』の主人公というキャラクターに嫌悪感を抱くようになっちゃうとねー、ごめんなさい、こりゃ無理だわ。 本当、テーブルの染みみたいなもんでさ、ずっと気になって仕方ない。難しいのはね、これから、彼が何をやっても、変わんないんですよ、もう。私の中では。まさに、生理的に無理って奴。 だから、もう言及しません。というか、すべきでもないと思う。主人公関連に関しては。 だって、主人公が伊藤誠に見えてる私には、物語を純粋に楽しむことも客観的に評価することももう出来ないし、逆に、伊藤誠に見えてない他の人とは話にならないんだもん。前提が違い過ぎて。 例えば、皆が美味しい美味しいって喜んでる料理が、私には、「でも、これ材料✕✕なんだよな」って浮かんできて吐き気を催すようなもん。 本当は料理の味に材料がなにかなんて関係ない筈なんですよ。犬だろうが、蟲だろうが、人だろうが。だって、大事なのは味と栄養なんだから。 でも、素材が何かを知ってしまったら、純粋に味わえないの。脳の方が拒否しちゃうの。それと同じなの……わかる? 主人公が絡まないイベントだけかな、まだまともに楽しめるのは。ちょうど、今やってるクラウン王国の話とかね。
こっちは普通に楽しめてます。だって、主人公、絡まないから。それだけで、純粋にキャラのやり取りと物語に没入して楽しめてる訳ですよ。 何度も言いますけど、ライターさんの描き方自体は悪くないんです。寧ろ、良い。 だから、『NIKKE』のストーリー面を評価する人がいるのも分かるんですよ。ただ、私の場合は、主人公が生理的に無理だっただけで。そんな主人公ageも。 逆にいえば、いくら他の女を性的に食っても許してくれてチヤホヤしてくれる都合のよい女達に慕われながら、ポストアポカリプス社会で戦うイケメン設定の指揮官が世界を救う物語を見たい人なら『NIKKE』のストーリーをしっかり楽しめると思われますので、ぜひ遊んでみてください。ではでは。 ……本当、嫌いな作品ではないんだけどなぁ……うーみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月06日 10時41分55秒
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