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日本戦略研究所




亡命者連行事件と『通州事件』の不気味な共通点  


  
5月8日に発生した亡命者連行事件は戦前1937年7月29日、中国の北京東方の通州で起きた通州事件と多くの共通点がある。

通州事件は本来在留邦人の安全を守るための組織された中国人保安隊が反乱を起し、通州の在留邦人を無差別に虐殺した事件である。

通州は日本の支配が最も安定している町と思われ、多数の日本人が在住していた。

ところが盧構橋事件の際、日本部隊が北京の日本人保護のため町を空けた途端に、中国人保安隊が反乱した。

日本人の死者二百名。

とくに虐殺遺棄された女性の死体に残る意図的凌辱は目を覆わしめるものがあった。

日本国民の激昂は今回の亡命者連行事件の比ではなく、日中戦争の原因となったとされる事件である。
二つの事件の共通する特徴を述べると

<通州事件>
(1)本来、在留邦人の安全を守るための中国人保安隊が婦女子を含む丸腰の在留邦人を無差別に虐殺した。
(2)中国人保安隊は日本部隊が不在の時を狙って反乱した。
(3)事件当時の中国には、欧米列強の国民とともに多くの日本国民が暮していた。
その保護は国家間の条約で約束されており、そうした国家間の約束は当然守られるものだと多くの日本人は思っていた。
(4)中国は通州事件をはじめとして侮日、排日運動をさかんに行ったが、日本以外の欧米列強に対しては行わなかった。
(5)国際法違反の虐殺行為だったが、中国はこの事件について保証はおろか謝罪すらしなかった。

<亡命者連行事件>
(1)日本総領事館を警備していた中国武装警察官が日本の主権を侵犯し、しかも日本に保護を求めてきた婦女子を力ずくで引きずり出した。
(2)日本総領事館がまったく非武装であったため、中国武装警察官はたやすく領事館内に侵入したし、日本側も主権侵犯を阻止できなかった。
(3)中国は外交条約の基本中の基本であるウイーン条約をいとも簡単に踏みにじった。
(4)欧米の大使館や総領事館に対しても、数多くの北朝鮮難民の駆込み事件が発生したが、
中国は日本に対してだけ主権侵害(総領事館への侵入)を行った。
(5)日本政府はウイーン条約違反に抗議し、謝罪を要求したが、中国は謝罪するどころか責任は日本にあると居直った。

通州事件と亡命者連行事件の薄気味悪い共通点は中国人の本性を表していると言える。

それは
(1)中国人は相手が弱ければ、不法侵入等、権利の侵害を平気で行う。また、婦女子であっても容赦なく乱暴をする。
(2)中国人は深層心理に日本蔑視があり、日本に対しては何をしても良いと思っている。
(3)中国人に条約や法律を守る意識は無い。

こうした傾向は、日本国内において急増している中国人犯罪の手口にも色濃く見られる。

今回の亡命者連行事件は中国に進出を計画している日本企業に対する警鐘ではないだろうか。

中国人は通州事件の当時と本質的には変っていないため、将来、中国においては日本企業のみを狙い撃ちにした、WTOの条約やルールも反故にする不当行為が行われる可能性が高く、

そうした場合、日本政府はまったく頼りにならないことを肝に命じ、中国共産党政府による工場接収という最悪の事態まで想定して進出すべきであろう。

また、日本政府に対しても、中国に接するには武力による備えは必須であり、日中の軍事バランスを重視した外交関係の再構築を示唆しているといえよう。




14.5.28




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亡命者連行事件と『通州事件』の共通点  



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