保護者さんが、胆管がんで余命半年と聞いてから、毎晩夜中に泣いてばかりの私を、一番慰めてくれてるのは・・・私よりもきっと何倍も辛くって悲しくって、苦しいハズの保護者さんです。「なんでややこしい癌になんかなったん?なんで私を1人にするん?ずーっと一緒に居るって云うたやん・・・」病人相手にめちゃくちゃ云うて泣いても「ごめん、ごめん、死ぬまでは一緒に居るやんか、でも萌野は強いから、1人でも生きて行けるって、大丈夫やで」そんな事云う保護者さんは嫌い。結婚する前も結婚してからもラブレターの一枚書いてくれた事無いくせに「萌野にも遺言書残さなあかんなぁ」って、そんなん絶対いらんへんし。私1人でも今の仕事が続けられるようにと、入院してる病院から本社の社長や専務に癌になってしまった事を報告して、私の今後を電話で頼んだり、公的機関からもらえるモノの手続きを全部自分で済ませて、あげくの果てには「告別式も通夜も不要やで、萌野が1人見送ってくれたらそれでええしな」そんな哀しい話しを笑いながら言います。優し過ぎる保護者さんに「アホな事ばっかし言わんといて、可愛い妻を1人残したら、どうなるかわかってるんやろうなあ?ちゃんと治ってもらわな困るなぁ」少しおどけた素振りで言うと「はい、はい、わかってるがな、萌野が1人になったら可哀そうやもんな、癌には帰ってもらうしなあ」って、そんな風な物言いをする保護者さんが愛しくって、悲しくって、それでもこの人と一緒になって良かったなぁって、今さら思ってます。どうしても、どうしても、どうしても、居なくなっては困る人です。ほんまに癌には帰ってもらえるように、何としても、何としても、私が頑張らなくっちゃ。
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初めての抗がん剤治療が終わったので、とりあえず退院して、今後は自宅で抗がん剤治療を続ける段取りになりました。血液検査の結果はまずまずですが、やはり腹水が減る様子も無く辛そうです。痛みもあり、しんどそうにしているのを見るのが、私も辛いのですが、それでも病院と家と離れて暮らして居るよりは、そばに居るほうがよほど気持ちは楽な気がしています。とりあえず介護ベッドをレンタルして、少しでも腹水が辛くないように過ごせるようにと、そんな事しか出来ない現実が悲しくて仕方ありません。病院のお医者さんやスタッフの方々は、とても良くしてくれてはると思うのですが、良い話しは何も無く、後はどれくらい痛みをとれるようにするかと言うような疼痛緩和ケアの話しばかりで、それは、たぶん私に覚悟を促すつもりなんでしょうが、当然そんな覚悟は出来るはずも無く、セカンドオピニオンや西洋医学でもダメなら、東洋医学に何か道は無いかとあれこれ模索中です。がん治療も随分と医学の進歩により新しい治療方法もたくさんあるようですが、どれが保護者さんの癌に合うのか正直わからないし、何よりもあまりに高価な治療方法は金銭的にも無理やし、怪しいモノも随分とあるし、根気よく確かめながら治療方法を探さなくっちゃとは考えてるのですが、正直保護者さんの体力や体調を考えると焦っています。そんな毎日を慌ただしく過ごす中、今年も写真展が開催され、20日には無事終わりました。私はこんな状態で会場に足を運ぶ事は出来ませんでしたが、何人かのお友達はいつもと同じように見に来て下さったようで、本当に嬉しく思っています。来年は保護者さんの状態も落ち着いて、もっと軽やかな気持ちで春を待てれば良いのになって考えてますが、今は何よりも保護者さんがしんどくないようにと、次の抗がん剤治療も上手く行ってくれるようにと、寝たきりでも良いから、私の傍でず~と生きててくれるようにと、良い治療方法が見つかるようにと、そんな事を次から次へと思い悩みながらお仕事と看病をしてる毎日です。
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