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風と散策 

2006.10.16
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カテゴリ:映画
先日丹波哲郎さん死去に伴い、「砂の器」に触れる機会があった。
その時から「砂の器」を音楽付きで流したいとの思いがあり、
映画のコマをネットで探したが見付からないので、ビデオを借り、
CDは買ってきてPCに保存した。

何しろコマは32年前の映像だし、そのテレビ画面を撮るのだから
輪を掛けてブサイクになっているが、偲ぶよすがにはなると思う。


砂の器


成功者が脚光の中で破局を迎える、後ろに逮捕状を控える、
なんてパターンはテレビドラマ等でうんざりと言う程、
使い古されて来たが、その端緒を作ったのは他ならぬこの
「砂の器」松本清張だったのではないかと思っている。

後の者は「すなうつ」を真似たのだと思うが、誤解だったらご勘弁願いたい。

その砂うつが、後の者の追随を許さないのが、成功の陰の暗部の要因に
「らい病」(現ハンセン病)を持って来た事だ。
国家して重大な過ちを犯していて、患者を隔離し、
子を持つ事を禁じ、人々の迫害視を助長する事に加担して来た。

この一大悲劇を暗部の要因に置いたのだから、
何と言っても他とは重みが違う!

作品の半ば過ぎ当たりから、警視庁合同捜査会議での
今西刑事による捜査報告が綴られるのだが、
映画の中で故丹波哲郎に語りしめたクライマックスでの台詞を、
ここに出来る限り挙げてみるので、
観られた方は、感動の片鱗でも思い出して頂けると幸いです。

葉っぱ

ところが本浦秀雄が3歳の時に、父親の千代吉が病気になったために
母親のふさが同家を去り、その後は父親の手一つで育てられておりましたが、
昭和17年の夏、千代吉はこの生まれ故郷を捨てて旅に出て行きました。
当時6歳の秀雄の手を引いて村を出ていったのであります。

彼に母親を去らせ、そして彼ら二人に故郷迄捨てさせたものは
何であったでありましょうか。
それは父千代吉の病気、当時としては不治の病、
らい病であったのであります。

この親と子が、どのような旅を続けたのか、私はただ想像するだけです。
それはこの二人にしか分りません。

普通ならば職権で、管轄地から立ち退かせるのが
常套手段でございますけれども、
真面目で人情味の厚い三木巡査は、決してそのような事を致しておりません。

千代吉は秀雄と別れて施設に入る事を、
中々承知しなかった模様でありますが、
三木巡査の強い説得と、その諄々とした諭しによって
やっと秀雄と別れる腹を決めまして、
翌8月22日にこの亀嵩村を出発しております。

これ程の夫婦の情愛にも関わらず、放浪癖が身に付いてしまったのか、
或いは父親を慕ってその後を追ったのか・・・・

突然お邪魔したのは他でも有りません。
こういう人をご存知かどうかと思いまして。

こんな顔の人は知らない?
見た事も会った事も無いんですか?
それじゃ、この人に良く似たような人は?
例えばあなたが良くご存知で、6つか7つの子供を
この青年にして見たとしたら、それでも心当たりはありませんか?

父親千代吉の言葉 
  知らん。
  知らん、そ、そんな人知らね~

三木巡査の言葉 
  秀雄、何故だ。 どげんしてなんだ。
  会えば今、や~かけちょー仕事がいけんよーなーなんて、
  なんでそげんな事言うだらか。 わしには分らん。
  たった一人の親、それもあげな思いをしてきた親と子だよ。
  秀雄、わしぁお前の首に縄、なわ付けてでも引っ張って行くから。
  こ、来い一緒に、秀雄!

これらはみな三木謙一よりの物でございまして、
他の者からの手紙、葉書の類は一切ございません。
つまり千代吉に取りましては、三木謙一だけがこの世で通信を
交わしておったたった一人の人間でございます。 略
そしてその内容はほとんど千代吉の息子、秀雄に終始しておりました。

秀雄は今何処に居るんだ、死ぬ迄に逢いたい、
一目だけでもいいから逢いたい。
千代吉はただただそれだけを書き綴り・・・・
三木はあなたの息子は見所のある頭のいい子だから
きっと何処かで立派に成長しているだろう。
そしてその内に必ず必ず、きっと会いに来るに相違ない。
繰り返し、くりかえし、繰り返し、くりかえし、この様に慰めています。

部下吉村刑事の言葉 
  今西さん、和賀は父親に逢いたかったんでしょうね。

そんな事は決まっとる。 今彼は父親に会っている!
彼にはもう、音楽、音楽の中でしか父親に会えないんだ!


葉っぱ

で、和賀英良(犯人)が演奏を終えて至福の瞬間で終わるのだが・・・



さてビデオから撮った私が使用している写真は計47枚ですが、
15枚くらいも諦めました。
容量の点でオーバーして載らないからです。
イメージしていた構想を我慢しなければならず、
やや不本意な出来に終わりましたが、
せめて音楽を聞いて貰えれば良いかな、、、と。

私の「砂の器」に対する情熱はこんな形で

見れない方は別の窓を用意しております。

映像が見れても、音が聞こえない方がもし居らっしゃいましたら、
画面一番右下に、スピーカーの形をしたアイコンがあります。
そのアイコンをクリックしてみてください。
音量調節のスライダが表示され、スライダを上に移動させると、音量が上がります。
もし、ミュート(消音)にチェックが入っていたら、はずしましょう。

それでもダメならPC本体のボリュームを上げましょう。
同じスピーカーのアイコンを今度はWCLして
「ボリュームコントロール」というものを出して下さい。
一番左を操作してOKを押して下さい。
プゥという操作音がします。 これで聞けると思うのですが。

映像も音もダメって方は「Windows Media Player」をダウンロードしましょう。
そのページで分らなければパス(笑)







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最終更新日  2012.03.17 14:08:41
コメント(13) | コメントを書く




■コメント


 Re:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   aya9246 さん
初めてコメントいたします。
宜しくお願いします♪
(2006.10.16 06:17:49)

 Re:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   唯我独尊7 さん
心に残る秀作でしたね。 (2006.10.16 07:58:07)

 Re[1]:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   風2534 さん
唯我独尊7さん
>心に残る秀作でしたね。
-----
私のこの拙作がか?と一瞬喜びましたが、
二瞬目は原作を言われたのかな、と引きました。 (2006.10.16 08:08:04)

 Re:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   むーちゃん1239 さん
風さんの思いが伝わってきました
音量をいっぱいにしても少し小さかったですが
いやぁすごくよく出来てます。
どうやって作ったの? (2006.10.16 09:22:45)

 Re[1]:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   風2534 さん
むーちゃん1239さん
-----
>音量をいっぱいにしても少し小さかったですが
右下の音量を操作してもまだ小さいのなら、
今度はPC本体のボリュームを上げましょう。
先ほどのスピーカーのアイコンをWCLすると
「ボリュームコントロール」という物が出ます。
ここの一番左を操作してOKを押して下さい。
音量が上がる筈です。

>むーちゃんさんに教えて貰ったソフトで作った作品を、レンタルサイト「ヤフージオシティーズ」に載せたのです。

>いやぁすごくよく出来てます。
ウレチイ!
音が上がればもっといいのに!



(2006.10.16 10:24:12)

 Re:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   hero7 さん
内容は忘れたけど・・見た気がします。

映像も音楽もばっちしでしたよ。 (2006.10.16 10:26:43)

 Re[1]:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   風2534 さん
hero7さん
>内容は忘れたけど・・見た気がします。

>映像も音楽もばっちしでしたよ。
-----
同じくウレチイ!! (2006.10.16 10:32:29)

 小説とは   ゼニ子 さん
「砂の器」映画より小説の方が,
刑事の活躍により重点を置いていたような気がします。
そして,映画は何より「ハンセン病」に重きを置いていました。
どちらもよかったのですが,
私は,小説の方がよかったな。
だって,バランスがよかったですから。

現代版「砂の器」は,
ハンセン病のこともないし,刑事の活躍も今ひとつで,
何だかとっても中途半端だった気がします。 (2006.10.16 16:24:53)

 Re:小説とは(10/16)   風2534 さん
ゼニ子さん
-----
>どちらもよかったのですが,
私は,小説の方がよかったな。
だって,バランスがよかったですから。

映画には時間制約があるから、ある意味仕方がない事です。 別物と思った方が良いようです。
別物にしては随分成功した映画化だったと思いますよ。 宮部みゆきの作品の映画化はてんでダメ作品ばかり、、、に比べれば。
それに「砂うつ」の原作は前衛音楽家だったと思いますが、映画のそれはクラシックのピアニストに設定してあります。
これが成功した一大要因で、美しい旋律の「宿命」を作品半分に流した事は嫌が上にも、観客の琴線に触れました!

>現代版「砂の器」は,
ハンセン病のこともないし,刑事の活躍も今ひとつで,何だかとっても中途半端だった気がします

現代版は「ハンセン病」も何も、、、
1974年の父親に相当する役柄は放火犯というではありませんか!
てんで、これこそ全くの別物で、話にもなりません! 「砂の器」と題名するな、と言いたい!
汚らわしい! 松本清張が生きていたら決して許しはしなかったでしょう。


(2006.10.16 17:26:30)

 Re:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   nikoniko4328 さん
ゆっくり見せていただきました!! 感激あらたです
昔の作品は 骨太で 心に ずっしり きます。風さんの編集は 思いが 伝わります~ドラマでも 映画でも いいもの は 又 見られたらいいですよね~(PCの技術は レベル5ですか?あこがれの目つきです) (2006.10.16 20:44:08)

 Re[1]:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   風2534 さん
nikoniko4328さん
-----
>風さんの編集は 思いが 伝わります~

あ、有難うございます。
見れた事が分かっただけでも、あ~良かったと思いますもの!
「ローマへの旅」で或る人から別館の作品の音が聞こえない、とコメントがあったものですから、
その時ショックでしたから、目的を達し得た事だけでもう嬉しいデス。

>PCの技術は レベル5ですか?

レベル5とは大仰な!(尤も10点満点かな?)
見かけだけです。 張りぼてですから。
因みに上の作品は「Windows フォトストーリー3」という無料のソフトをダウンロードして作ったものですよ。

(2006.10.19 06:22:14)

 Re:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   つれりん さん
こんにちは。
動画拝見させていただきました。
うちにCDとDVDがあるのですが、久々にそれを観たくなってきました。
加藤嘉さんも素晴らしいですね。
ありがとうございます。 (2006.10.20 11:22:57)

 Re[1]:砂の器(1974)を動画に作りました、見に来て下さい(10/16)   風2534 さん
つれりんさん
-----
>うちにCDとDVDがあるのですが、久々にそれを観たくなってきました。

アジャパー
そうですよね、持ってらっしゃる・・・・
お目汚しでございました。

>加藤嘉さんも素晴らしいですね。

あの当時お幾つだったのか、皆目本当の御年の分らない人でしたよね。
(2006.10.20 14:28:52)

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