カテゴリ:旅
Yさんと飲んだ後、ハイパーホテルの駐車場で一夜を明かした。一夜を明かしたといってもかなり酔っていて、たどり着いたとたんに寝てしまい…。 朝起きると頭はふらふら。胃はむかむかで明らかに飲酒運転だと自覚しながらも出発。 青森の魚市場を歩く。 どうも旅先で市場に行くのが好きなようで。ただ見て歩くだけなのだがかなり面白いのだ。 アスパムで土産を買い、酒屋で青森の地酒「菊駒」を買う。 今日は十和田湖に行こう。 途中、ねぶたの里の蕎麦屋により、Yさんに礼を言う。 かなり爽やかなYさん。昨日あんなに飲んだのに…。 別れをいい出発。今度会うのはいつなのだろう?(わずか半年後に再会し、3夜飲みあかすのだが) ねぶたの里の入り口のりんご園にお邪魔する。 20代半ばのかわいいお姉さんとそのおばあさんらしき人が出てきた。 「りんご分けてもらえますか?」というと「いいですよ」 千秋という品種のりんごを買った。というか好きなだけとってくださいといわれりんご狩りを体験した。 もぎたてりんごにかぶりつくと、果汁が飛び散るくらいジューシー。 これがリンゴか? 漫画、美味しんぼにこのシーンがもし出てきたら…。 栗田ゆうこが、「あぁ、なんてみずみずしいリンゴなの!?甘味と酸味が見事に調和して…」 続いて山岡士郎が「ヌォ~、五臓六腑にしみわたるよ~」 そして海原雄山が「むぅ、見事なリンゴだ。主、苦労したな。」 こんな感じであろう。 いくらですかと聞くと200円だと。 リンゴ10個で200円? 安い。支払いを済ませているとお姉さんがちょっと待ってといいどこかへ…。その間、おばあさんと話していた。 戻ってきたらまえかけの中に山ほどのリンゴ。 「津軽って言う品種やけどよかったら途中で食べて」と津軽弁で言われる。 よく礼を言って出発。 人のあたたかさに触れ、気分は最高、流れる曲は吉幾三。 「吹雪、地吹雪~、岩木山~」 てかっ 雲谷を過ぎ、岩木山展望台。 今度は葡萄を売っている老夫婦。 こんにちはというと笑顔で返してくれた。雲が多く岩木山は見えなかったが景色を見ながら1時間くらい話していた。この近くで葡萄を栽培しているらしい。 品種はスチューベンとナイヤガラ。素朴な味わいである。 葡萄を買おうとするともって行けといってくれた。お礼を言って出発。 そのときおじいさんが、事故にだけは気をつけてと握手を。 また来ます! 十和田湖までは八甲田をぬける。 標高の高いところは葉っぱが色づいていた。 そして、前からかなり気になっていた酸ヶ湯温泉の千人風呂へ。 酸の強い温泉で古くから湯治場として栄えたらしい。近くには谷地温泉や八甲田温泉など温泉は多い。 しかし、どうも観光地化が進んでいるように思った。 またまたブナ林の中を快走! 景色を楽しみながら奥入瀬渓流に。 車をおいて歩いていると道には大型観光バスが…。 銚子大滝や雲井の滝など代表的なところだけ見ようというたくらみである。 時間がないなどの理由はあるのだろうが、良いところはそのへんの道端にでもあるのだ。 人が素通りするような所で何かを発見し楽しめたらすごく得した気分になる。自分の足で歩いて空気を吸って体感したいものである。 十和田湖到着。車をとめようとすると有料の文字が。お金も気になるようになってきたので展望台から眺める事にする。 今日は少しリッチに山の中の一軒宿をとってある。 青森県碇ヶ関村の古遠部温泉である。 5時に到着しないと夕食にありつけないそうなので急いで向かう。 5時前に到着。中に入ってチェックインを済ませるとおかみさんが 「もう1人の宿泊客が道に迷って到着できていないんです。今電話がつながっているんですが…。」 探してきますよといい容姿を聞く。ベージュのTシャツらしい。 3キロほど走るとその方を発見。車に乗せ話を聞くと、駅から歩いてこようとしたらしく。あまりにも遠いので歩いていて不安になったとのこと。 夕食はその人と一緒にとった。お互い自己紹介をし、話していると相手は愛知の大学教授だそうな。 伝統工芸が専門で弘前の学会に明日参加するそうだ。すっかり意気投合し酒を酌み交わす。かなり長く話していると宿のおじさんが片付けたそうにしていたので引き上げる。 さあ、風呂へと思ったら部屋には鍵がない。キーをなくしたのではない。 最初から扉に鍵がついていないのだ。平和さを感じる。 ここに泊まったお目当てはこれである。湯船からドゥーと流れ出る温泉。 床を流れる湯は3センチほどあるだろうか。洗い場でしばしトドになり酒を抜く。 いい気分になって部屋に帰りビールを一本。 横になるとすぐに眠りについた…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/12/18 12:47:58 AM
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