カテゴリ:風景
6月の終わり。 中学の時の同級生やっさん(以前の高校の時のキャンプに登場)と電話で話していた。 キャンプ行こか~ そのときはパート社員だったので、昼働いて、夜もバイトに行っていた。 ちょうど、バイト先のお客さんに「匹見峡」について教えてもらったばかりだったのでいってみようということになり。 匹見峡は島根県西部、益田市の南東に位置する。木を使ったパズルが有名だ。 7月のはじめの土日。 やっさんははるばる兵庫から駆けつけた。 久しぶりのキャンプにウキウキしながら、当時の愛車デリカスペースギアで西に向かった。 浜田から南に下る。 どうも気になる林道があるので、そこを経由して行こうということになった。 朝も早かったので、途中、大佐スキー場にデリカを乗り入れ登ってみた(もし入ったらいけなかったのならならすいません)。 かなりの急な坂が続いた。 4WDのパワーでぐんぐん登る。 頂上までもう少しという所でなにやら焦げ臭い…。 もう少しがんばってくれデリカ! なんとか登りきった。 ボンネットを開けてみると…。 冷却水が沸騰! タンクに穴があって圧がかからなかったらしい。 冷めるまで身動きがとれないので散策。 わらびが生えていたので採ったりしながら時間をつぶす。 なんとか走れるくらいにまで冷めたので出発。 お目当ての十方山林道には、広島県の恐羅漢スキー場から入る。 舗装からダートに変わった瞬間、すごい揺れ。 直径30センチほどの石がごろごろしている。 いままで甘い林道ばかり走っていたのでちょっとビビッてしまった。 しかし、進むしかない。匹見はこの先にあるのだ。 あまりの揺れに座席から体が浮く。 次第に運転が楽しくなってきた。 タイヤの位置を考えながらハンドルをきる。 水越峠を越えるとなだらかな道になった。 車を停めて降りてみる。 朝もやがいい感じ。 ブナだろうか? 青々していてきれいだ。 渓流沿いの道を行く。 景色を十分に堪能して林道はきれた。 かなり古い看板があった。 林道を出て、吉和に出て買出し。 いよいよ匹見へ。 国道488号の三坂峠を越すと再び島根県。 レストハウスのようなものがあった。 川に下りてみる。 上流に家がないからかめちゃくちゃ水がきれい。 足まで入って遊んだ。 そして、キャンプ地を見つけ、準備を始めた。 やっさんが「あれっ、あれっ???」といって騒いでいる。 その後言った一言。 「 テント忘れた… 」 キャンプに来たのにテントを忘れてしまった。 デリカに荷物を積み込んだときに移動を忘れたらしい。 どうにかしようと、辺りをみると広い机が。 デリカの真ん中の座席を外して前にずらし、机に足を伸ばして半車中泊をすることに。 日が暮れてくるにつれ、ヒグラシが鳴き始めた。 「最初はええ感じやなぁ」とかのんきなことを言っていたのだが、次第に大きくなる鳴き声。 あまりの多さにもう落ち着いていられない。 これも考え物である。 さて、近くをうろついてみる。 石段があった。青いかえでがいい。 食事はレトルトカレーを使ったカレーチャーハン?のようなもの。 すでに酒を飲みすぎてつらい。 近くの温泉に入って少し楽になった。 後は寝るだけだ。蚊取り線香をもくもくたいた。 俺はゆっくり寝たのだが…。 次の日、やっさんは蚊と俺の寝相の悪さで寝れなかったらしい。 次の日は、断魚渓などに寄りながらのんびり松江に帰ったのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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