道を切り開くボクサー
11月21日、以前、ヒルズクラブのパーティーで知り合ったプロボクサー、西澤ヨシノリさんの試合が後楽園ホールで行なわれました。西澤さんは1966年1月11日生まれ。現在40歳と10ヶ月。僕と同年代です。通常、日本のプロボクシングは37歳でライセンスが失効されますが、西澤選手は「特例」として条件付で現役続行を認められています。2004年の38歳の時には東洋太平洋スーパーミドル級王者になり最年長王者としての記録を打ち立てました。この日の試合は東洋太平洋ライトヘビー級王座決定戦。「負ければ即引退」を勧告されていました。。僕は応援に行けなかったのですが、当日の夜、TVニュースで知りました。1ラウンド1分39秒 左ボディーでKO勝利!!快勝です!文句なしの現役続行です!40歳と10ヶ月でライトヘビー級のチャンピオンになり最年長王者としての記録も更新しました。インタビューでは、「自分の前に道はないから、今後も切り開いていきたい」と。。そして「世界一強い男になる」夢へと希望をつなげました。。* * *素晴らしいですよね。こうして同年代の方が頑張っている姿を見ると、また、いつもと違った嬉しさやパワーがこみ上げてきます。プロの格闘家が、強くなること、勝つために凄い練習をすること、また年齢にハンデがあるなら、人並み以上に努力すること。。それらは自分に目標があるならば当たり前のことだと思うんですね。僕の職業で言えば、人に感じて頂けるような作品を創造すること、心に響くような演奏をすること、そのための努力をすること、ぞれらも当たり前のことです。中には、プロの作家を名乗っている方でも時々、「いい絵が描けない」とか「何を描いていいか…」というレベルで悩んでいる方もいらっしゃいますが…。色盲のアーティストがプロとして少ないなら、自分が道となって活躍すればいい。だから「自分の前に道はないから、今後も切り開いていきたい」という西澤さんの意識に共感します。* *僕が西澤さんを素晴らしいと感じるところ…それは「人間力」なんですね。どんな職業の方でも、その人の業績や結果や作品だけを見ている、感じているわけではありません。。業績や結果や作品は、その人の一面に過ぎないですよね。人間力とは、その人自身そのもののパワーであり、魅力だと思っています。西澤さんのような場合、同じように頑張っている選手でも「特例」を認められない方も、きっとたくさんいらっしゃるでしょうから。リング上のボクシング、闘いだけでなく、いろいろな場面での壁に向き合い、ネガティブな他人の声に負けず、ひとつ一つ、あきらめずに乗り越えてきたところ。。そういうところが素晴らしい。「特例」を認めるような ひたむきな努力を続けてきたところ。。たくさんの人に応援していただけるような人柄。。そういうところも魅力。そして西澤さんに劣らず 素晴らしいのは、あらゆる面でサポートし続けている奥様。。それら関わるすべてを含めて、その人を見る、その人を感じる、人間力。素晴らしいと心から感じることができた今日は、素晴らしい。* * *21日の深夜、西澤さんに祝福の画像メールを贈りました。僕の描いた真っ赤な大きな花の絵に想い込めて。。* *来年1月には防衛戦を行なうそうです。このブログを読んで何かを感じてくれたあなたもよかったら西澤選手を応援してあげてください♪西澤さん世界一をつかみとり夢が現実になる日を楽しみにしています!!* * *PS…注釈*先程、コメントくださった方の言葉から気になって検索で「人間力」と入力して調べたところ、「人間力」という正式な?言葉、意味があるんですね^^;この使われてる一般的な意味に共通する部分も多いですが、このブログ文章では、「人間力」という言葉を独自のフィーリングで意味付けしているとご理解ください。* * *