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カテゴリ:BLコミック・小説
吉原理恵子:原作 神葉理世:絵
『くされ縁の法則シリーズ』★★★★★(★4つと1/4) 「トライアングル・ラブ・バトル くされ縁の法則(1)」 「熱情のバランス くされ縁の法則(2)」 「独占欲のスタンス くされ縁の法則(3)」 「激震のタービュランス くされ縁の法則(4)」 1巻のあらすじ 天使のような容姿からは想像できない程の乱暴者の翼、気は優しくても地元バスケ界のエースの龍平、そして一見なんの取り柄もなさそうな哲史。 小学校入学式の日から続くクサレ縁の3人が繰り広げるラブ・バトルの行方は!? 2巻のあらすじ 超絶美貌&傲慢不遜なオレサマ・蓮城翼、天然ボケのバスケ部エース・市村龍平。そしてその二人が居並ぶ下僕志願を黙殺して御執心する杉本哲史(パンピー)。 校内に流れる黙殺の不文律―二人に睨まれたくなければ、杉本哲史には手を出すな―を、無謀にも無視した蓮城翼親衛隊は・・・ 3巻のあらすじ 翼の親衛隊が哲史に怪我をさせ、翼の逆鱗に触れた記憶も生々しいのに、今度は暴走したお節介焼き一年生が、哲史に理不尽な抗議を突きつけてしまう。 だが、それを知ってブチ切れたのは、オレサマな翼ではなく、なんと温厚なはずの龍平で・・・ 4巻のあらすじ 超美貌の&傲岸不遜なオレ様・蓮城翼、天然ボケのバスケ部エース・市村龍平。 ふたりが居並ぶ下僕志願を黙殺し御執心する『地味なパンピー』杉本哲史―彼らの幼馴染み。 哲史にいらぬ手出しをしたせいで翼と龍平の逆鱗にふれ、勝手に萎縮し登校拒否の1年生が続出したおかげで親達が騒ぎ出し、なんと緊急父兄会が開かれることに。 覚悟を決めた哲史と呑気な龍平と共に、その呼び出しに現れた翼は、何も知らない彼らを前に、ついに伝説の親バカ殺しを炸裂させ・・・ 吉原さんの作品ということで以前から気になりつつも、この子たちは高校生。 本来の萌えは大学生以上・・・出来れば働いている年齢というのが基本な私は今まで敢えて目を瞑って購入せずにいました。 でも、先日感想を書いたようにCDを聞いて見事にハマってしまったみたいでどうにも原作が読みたくなって購入!!!(爆) CDの感想はコチラ 文句なく面白かったです! 「哲史の1番になりたい―――」 と豪語し、誰にも興味を示さないくせに哲史が絡むことにだけは興味を示す、事実上哲史を独占したがる翼 「僕の1番はテッちゃん(哲史)2番はツッくん(翼)そして3番目がバスケ」 と公言して憚らない上に、哲史が絡むと普段の『脱力キング』の異名を取る彼が周りをも凍らせてしまう大魔神に変身してしまう龍平 哲史にまとわり付いているこの翼と龍平の2人は少々暑苦しくもありますが(笑)吉原さんの作品に割りと見られる重苦しさもなくサラリと軽く読めました。 そういう点では「間の楔」、「二重螺旋」や「渇愛」とはだいぶ雰囲気は変わりますね。 でも、あのシーンの攻め様の台詞は「二重螺旋」の雅紀と全く一緒(爆) 相変わらず受けに執着し捲る攻めの言動には思わずニヤリと笑えてしまうほど。 また、時間の関係かCDではカットされていた部分も読めたので、龍平くんの謎の(?)彼女の噂も想像はしていましたが、原作を読んだことでスッキリしました。 ただ、CDが思ったほど話をカットしたり端折ったりしていなかったのにも驚き。 そしてCDに毎回出張ってくる生徒会長の藤堂と副会長で主人公3人の中学時代の先輩の鷹司も原作の方でかなりの割合で出張ってくるからとわかり納得。 もちろんここまでハマってしまったのは吉原さんの原作の力が大きいですが、私の場合かなりの割合でCDのというより5人の声優陣の力が大きかったですね。 スズケンさん、遊佐さん、ノジケンさん、神奈さん、千葉さん。 やや遊佐さんの声が高校生離れしていなくもないですが、皆さんキャラと声が非常にマッチしていて、そっちから入ってしまったおかげもあってか原作を読んでいても全て会話はその声優さんの声で回っちゃってて読んでいても非常に楽しかったです。 特に鷹司役の千葉さんがバツグンに上手いです。 ブラックです! 策士って感じです!!(爆) そんな鷹司に千葉さんの声がスパーーーンとストライクど真ん中って感じで。 また話も1冊で完結ではなく、ずっと話が繋がっていて4冊目の「激震のタービュランス」でとりあえず1年生集団不登校問題も解決したのかも・・・・いや、まだだろうなぁ。 それとも翼の親バカ殺し炸裂させた事でひとまず終わらせるのだろうか?(苦笑) と書きたくなるほどまだまだあやふやな状態です。 しかしH部分と、哲史が唯一の肉親の祖母を亡くした後すぐに自分の父親に掛け合って見事愛しい哲史を自分の家に引き入れることに成功した翼の行動を抜かすと本当に日常にありそうな言動に「うん!ありそう!こういう行動する奴らっているよね」の連発。 ただ、男も女も虜にしてしまうようなカリスマ性を持った超絶美形という人間を私は見たことがないので、そんな風に媚びたり諂う男共って本当にいるのかな~?とその点だけは非常に理解不能なんですけどね(^^ゞ さて、当然まだまだ続くであろう今後の続編発売を楽しみにしようと思います。 しかし、自分が高校生を持つ母だからな訳じゃないですが・・・・ この3人の中で誰なら息子に欲しい?って言われたらかな~り困るだろうなぁ。 あ!少なくとも性格的に翼は選ばない自信はあります(爆爆爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.24 15:54:09
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