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カテゴリ:BLコミック・小説
【コミック】
ヤマダサクラコ:原作 「思い過ごしも恋の内」★★★★☆(★3つ半) 「オレはゲイじゃない!」 男と別れたばかりの日野が声をかけた相手は、ゲイバーで突然あらぬことを叫んだ岸田だった。 ノンケの岸田は、高校生の甥が男と付き合ってるかもしれないと悩み、ソッチ系の相談相手が欲しくてやってきたと言う…。 マジメで純朴な岸田を好きになった日野は彼に協力するのだが…!? 表題作カップル他、良成×秋生編も収録 表題カップルはゲイの日野と日野がゲイバーで見かけたのでてっきりソッチ系の人だと思ったら甥の相手を男と勘違いしてしまって悩んだ末に勉強の為に来ていただけというノンケの組み合わせ。 惚れた弱みで関わってあげた日野に甥そっちのけで恋してしまった岸田は最終的にめでたくカップルになります。 もう1つの話は日野の友人の良成と日野に失恋してしまった秋生の組み合わせ。 ちょっと一筋縄でいかないツンデレカップルです。 こちらのカプはその後編が書き下ろしで収録されています。 サクラコさんということで購入してみましたが、私にはちょっとイマイチでしたか(^^ゞ 絵はとても好みな方で小説などは挿絵買いしてしまう方なのですが・・・。 西村しゅうこ:原作 「麗しき罠」★★★★☆ 東堂グループ総代候補・いつきは、罠に嵌められ一族を追放されてしまった。 同じ総代候補である響也から恩情を受け、服従を誓ういつきの心中は複雑で・・・ つい、新刊が出ると購入してしまう絵師さんのお1人(^^ゞ でも、もしかするとこの方の作品では初めてラストで涙してしまったかも(笑) 東堂グループの跡目候補は4人。 その中でも有望視されていたのが現会長の内孫の響也と外孫のいつき。 2人は昔から仲の良かったいとこ同士だったが、ある日2人しか知らない場所にそっと置かれていた手紙どおりの場所に向かったいつきは見知らぬ複数の男達に乱暴されてしまう。 そして通りかかった祖父に縁を切られて追い出されてしまったんですね。 そしてそれを響也のせいだとずっと信じていたいつき。 結局、跡目候補の1人でありながら響也に心酔していたいとこの1人が犯人で、ずっと響也はいつきを愛し続けていたという話。 もともといつきも響也が好きで一族から縁を切られて辛い思いをしても嫌いになり切れなかったので、晴れて2人は恋人同士になるわけです。 ある意味単純明快な内容ではあるんですが・・・最近、涙腺が弛んでるのかも(あはは) 宮本佳野:原作 「ラバーズソウルズ 完全版」★★★★★(★4つと1/3) 他人にも、自分の身体にも執着のない美大生・四宮。 ゲイのカメラマン・松岡とも、金と身体だけの関係と割り切っていた。 しかし、松岡の突然の死で、四宮は自分が彼を愛し始めていたことに気づく。 初めての恋を失ったことを知り、四宮の心は揺れる・・・ もうこれには完璧涙腺壊れました! 以前感想を書いた『RULES』2巻3巻に登場した四宮の過去にこんな辛い別れがあったのかと思ったらわんわん泣いてしまいました。 『RULES』に初登場した頃、とにかく何に対しても投げやりだったのがよくわかりましたよ。 ああ、その後無事恋人が出来て幸せになれて本当によかった。。。 【小説】 遠野春日:原作 円陣闇丸:絵 「夜天の情事」(情熱シリーズ番外編)★★★★★(★4つと1/3) 情熱シリーズの系譜をたどる―― 過去、同人誌で発表した同シリーズの短編をまとめた珠玉の一冊!! 遥と出会う前の佳人の生活を描いた『His Secret Affection』、2人の束の間の休日を描いた『初春の鼓動』など、同人誌で発表された短編とある夏の日を過ごす遥と佳人の清艶な1日を描いた書き下ろしなど全8篇 もう読めないのかと思っていた情熱シリーズ。 番外編として登場で、かなり心躍って読みました。 相変わらず円陣さんの絵はため息が出る綺麗さでした♪ 遥と佳人の話は相変わらず甘甘で相変わらずの仲睦まじさを感じる作品になっています。 ただ、読んでいて一番心に残ったのは実は佳人と遥の出会う前の話。 本当に読んでいてよくぞ佳人の心が折れなかったと、彼の強さに感動しました。 この時に心が折れないでくれたからこそ遥との今の幸せな生活があるのだと実感です。 そしてGENKI NOVELSさんから出されるのはこれが最後。 でも、一部が終わっただけで、今後二部の連載が始まるそうです。 そして今度新しくリブレさんが文庫シリーズを出されるみたいなのですが、そちらから出るんだそうです。 内容的にはすっかりこの番外編を含めて大団円と思っていただけに、今後どんな展開を見せるのか? 楽しみですね 大きい絵で円陣さんの絵を楽しむのも素敵でしたが、しまい場所に困っていた私としては文庫になるというのはむしろ嬉しいかも 遠野春日:原作 北畠あけ乃:絵 「花嫁は貴族の愛に奪われる」★★★★☆ 男であることを捨て、孝雅の花嫁路として生きることになった彩人だが・・・ 倉光子爵の庶子として生まれた伊深彩人は、避暑に訪れていた 別荘の窓越しにひとりの美しい男と出逢った。 言葉もなく、窓越しにみつめあったふたり。 それが、運命を狂わせることになるなど、 そのとき彩人には知る由もなく―― 夏も終わったある日、彩人には父である倉光子爵の命令により、興津伯爵家の次男・孝雅の婚約者のふりをすることになる。 男の身である自分をなぜ孝雅は婚約者として扱うのか? 疑問に思いつつも、ひとときのことと覚悟した彩人だが、 真意のわからない孝雅に惹かれながらも翻弄されて・・・ 遠野さんの人気シリーズの「貴族シリーズ」です。 このシリーズは何枚かCDは所持していますが、原作は自分で買ったのはシリーズとしては2作目。 実は個人的にはあまりこのシリーズはハマっていなくて・・・(^^ゞ ただ今回は和テイストだったのと、北畠さんの絵に惹かれて購入してみました。 お話の内容は割によくある感じ? お家の命で、男であるのを隠して女のフリをして金持ちのもとに嫁ぎ、次第に相手に惹かれていくというお話。 ただ、綾人が子供の頃に実は孝雅を見かけていて憧れの様な思いを抱いていた相手(あるいは初恋?)だったという点と、綾人を執拗に狙う滝川という人物が現れ拉致されそうになるのが、王道ながらもちょっとしたアクセントになっていて、なかなかスイスイと読めてしまう内容でした。 私的にはそこそこ面白かったです♪ んーーー、でもやはり北畠さんの絵があればこその魅力だった・・・かな?(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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