SOLILOQUY

ヴァンパイア騎士Guilty　第７話　「茨の口づけ（キス）」




優姫を苦しめるヴィジュアルと声
そして今宵、枢によって優姫の運命が変わろうとしている



「この人は私のお兄様なのっ！」





公式ＨＰより



学園に戻ってきた支葵だが、壱縷と密談するなど、明らかに以前と様子がおかしいと感じる一同。
傍若無人な支葵は枢の恋人宣言で臥せっている瑠佳の元へ。
架院と一条の働きにより事なきを得るものの、何かを知っていながら沈黙を続ける一条に、ただならぬ事態を感じるナイト・クラス。そして優姫の悪夢はいよいよピークを迎え、その抑え切れないストレスが遂に零に向けられる




学園に戻ってきた支葵と一条
しかし、枢の前に現れた支葵は口調も雰囲気も全くの別人。
その正体は１０年ちょっと前に枢自身が姿を残さないほどに破壊した枢の叔父で支葵の父、
そして閑の婚約者でもあった玖蘭李土だったのだ。

怒りのまま攻撃を仕掛ける枢を止めたのはなんと一条だった。
それはそのまま一条が元老院側についた事をあらわす行為でした。



支葵の行動は事情を知らない他のナイトクラスのメンバーにも奇異に映る。
壱縷と何故か密談していたり、
失意の瑠佳に挑戦的なちょっかいを出してきたり。

瑠佳への行為は暁が不穏なものを感じて飛び込んできた事で回避出来たが、
明らかに態度が違う支葵と一条と何故かそこに発生している上下関係。
しかし、訳は一切話して貰えずで・・・。

そして先日壱縷が失敗した小瓶の中身の正体は李土の血でした。
それを優姫に与えてどうしようというのか？


そして李土が使用している部屋に持ち込まれている棺。
この前に立ち複雑な表情をする一条と
優姫の言葉で心をかき乱される壱縷




一方優姫はまた見知らぬ女性のヴィジョンと小さな女の子の声が。
そしてそれだけでなく女性のヴィジョンと小さかった頃の枢の行動がピタリと一致した事気付いた瞬間に気を失ってしまいます。
そしてそのヴィジョンと声は日を追うごとにどんどんと鮮明にかつ長くなってきているようです。

そして藍堂の言葉も気になる優姫はもう一度枢に確かめにいきます。
しかし、何かを聞きだす前に部屋中の血飛沫のヴィジョン、そして女の子の声、
そして小さい頃の枢の言葉にあった「１０年に１度しか咲かない薔薇」と今回のお土産の瓶に入っていた薔薇
「真実は１つだけ」という言葉が頭の中に響き、それが激しい頭痛となって気絶してしまいます。




「枢・・先輩・・・どうしてそんな悲しそうな目で私を・・・・・」


『大丈夫！君は僕が守るよ、必ずね』



そしてどうやらこの優姫に起こっている事は何かの前触れのようで・・・
枢が優姫を連れて戻ると、理事長が


「優姫、ついにきてしまったんだね
樹里さん、この子を守りぬく力が僕にあるのなら」


樹里さんとは？
優姫に一体何が起ころうとしているのか？？？



李土は李土で枢に優姫がもうすぐ目覚めると予言をし、
それによって自分が完全に復活できると宣言☆
そうはさせない！と李土を睨みつける枢
一触即発な雰囲気の２人。





だんだんひどくなる優姫の様子。
自室の壁一面に血飛沫が飛んでいるだけでなく、
枢から貰った薔薇の入った小瓶すら血の色に染まっていってしまって・・・

慌てて飛び込んできた零に恐怖から馬乗りになって首を絞めようとする優姫。
しかし、黙って目を瞑る零を見て零の為にやっているように見えて、
実は自分の為にしてきた事だと自虐的な事を言う優姫。

しかし、その言葉の中に自分を必要としているように感じると話す零。
でも、優姫の必要としている人物は自分ではなく枢だと言う零の言葉にハッとして
零から離れ大丈夫だからと部屋の外に追い出してしまう優姫。



あああああっ！
どうしてそこでそういう風に言うかなーーーっ
優姫を大事に思っていて、
その優姫も自分を必要としていると感じたならどうして傍にいてやらんのよっ！！！


大丈夫と言いつつも、部屋中の血に怯え心細がっている優姫。
その優姫の所にやってきたのは枢。

枢に縋り泣きじゃくる優姫。


優姫の泣き声に気付いて部屋に戻った零は抱き合う優姫と枢を見つける。
枢が優姫に何かをした事で気を失ってしまう優姫
それを見て


「玖蘭っ！本当は優姫をどうするつもりなんだ！」


「君は裏切れない」



零の言葉に枢はそう返して優姫を連れて何処かへ消えてしまいます。




赤い雪のヴィジョン

嘆く優姫に枢は


「優姫、いいよ・・・一度目を覚まそう
君が壊れてしまう前に」


優姫の顔を仰のかせ、首筋に牙を立てる枢
優姫の首筋から流れる一筋の血

牙を突き立てられている事に気付いた優姫は暴れますが、
枢はそのまま離さず逆に手で口を覆われてしまいます。


「首に埋まっているのは・・・なに？」


月に向かって伸ばした優姫の腕が身体がぼろぼろに崩れていくヴィジョン
優姫の血が変化を起こそうとしています。


「優姫、どうか君だけは」


今度は自分の手首に歯を突き立て、自身の血を吸いそして・・・・・



鉄の味のするキス


枢は自分の血を優姫に口移しで強引に飲ませたのです
優姫の口元から流れる一筋の血


そしてナイトクラス全体にも匂いが流れ何事か起きている事を知らせ、
また事情を知っている理事長は悲しそうな複雑な顔で外を眺めています。



「目が覚めた？優姫
僕が誰だかわかる？」


「私の・・・」



ガチャ


優姫が何か言いかけるのと同時に聞こえる銃の音。
見上げるとそこには怒りに震える零の姿



「血の匂いがした
それとヴァンパイアの気配が２つ！
玖蘭っ！おまえ優姫をっ！！」



「この人は私の・・・私のお兄様なの！
ごめんなさい・・・」



呆然とする零と謝った途端気絶する優姫



「兄妹・・・？」


「いっそ本当の兄として生まれた方が僕は嬉しかったよ」







やっとやーーーーっと話が動きましたよ！
中途半端に話を知っていると、いつ優姫が目覚めるのかがずっと気になって見ていましたが、
ようやく優姫の封印されていた部分が今回目覚めました！
まぁ、役者も揃ってきましたしね（苦笑）


それにしても、現在戦っている最中にも関わらず、アニメはここで展開を見せたわけですが、
これで無事最終回上手くまとめていけるんでしょうか？？？


しかし、兄と妹と思っていましたが、実の兄妹ではないんですねぇ～＞枢と優姫
先週のレビューにレスを付けて下さったmannbou65さんの言葉が頭を過ぎります。


ヴァンパイアが仲間を子孫を残すのに吸血以外に何があるのか？


今まで目にしてきたヴァンパイアモノとこの「ヴァンパイア騎士」の大きな違いはこの点。
何故婚約や婚姻が存在しているのか？
純血種とそれ以外のヴァンパイアの大きな違いは何？・・・とか。
まぁ、あまり深く考えちゃいけないのかもしれませんけど(^^ゞ




とにかくヴァンパイアとして目覚めてしまった優姫。
ヴァンパイアを憎んでいる零
そして自己の復活を狙っている李土


どう展開していくのか？
どう解決していくのか？
髪紐を解いた理事長はいつ見られるのか？

今まではエロティックにも映る吸血シーンや、萌え満載な零と枢の台詞に萌えて見てきた２ｎｄシーズンですが、
これからは話の本質にいよいよ触れてくる事になるわけですから、
違った意味でラストまで目が離せません！！！





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