SOLILOQUY

ヴァンパイア騎士Guilty　第１１話「二人の命（ソウル）」




李土の目覚めにより大きく変わろうとする優姫の運命
枢は零は優姫を守れるのか？

そして優姫もまた守りたい者たちを守れるのか？




公式ＨＰより



李土の強襲が収まらない中、学園を守るため、理事長は遂にハンター協会の協会長と対峙する。
一方、零の元に突然現れた壱縷は、ブラッディローズで零の体を撃ちぬいた。
苦痛に耐える零に、壱縷は過去に味わった苦悩を吐露する。
両親への思い、零への思い、そして閑への想い。
そして零に近づいた壱縷は衝撃の言葉を口にする





今回の話は零と壱縷中心のお話。
なので、主役だけど優姫はちょっとお休み・・って感じでしょうか。





いつか自分が暴走しそうになった際は・・・と零から託されていた銃
零の言葉を思い出し銃を見つめる優姫


そして零のもとにヨロヨロと歩いていく壱縷を静かに見守る枢





「力を求め奪い合う事こそがヴァンパイアの本来の姿だろう？」

李土の妖しい微笑み




枢の言葉を思い出している零の身体はどんどん偏重をきたしていた
右手がどんどん人間のものではなくなっていく零


そんな零のもとに現れたのは壱縷
零の武器であるブラッディローズを拾い


「時がきたよ・・・」


銃をまっすぐ零に向けてきて




目覚めた支葵は莉磨のもとに
莉磨の言葉で自分を取り戻せた事に感謝する支葵と
「世話が焼けるんだから」と返す莉磨

静かに嫌な気配について語る２人。
そして一条は決意の表情で何処かへ向かっていた



学園に入り込んできたヴァンパイア達を片っ端からやっつけている暁・瑠佳・星煉
そして駆けつけてきた藍堂

優姫にまかれてしまった事にしてくれてる藍堂は皆にその事を話せない。

「おまえ・・今度こそ寮長に殺されるな」


ああ、可哀想だけどなんかドーンと落ち込んでいる藍堂がめっさ可愛い


「よほど僕達の力をナメているのか　それとも」

「他にまだ何かを待っているとでも？」



そしてその李土は本当に何かを待っているように、
それまでの腹ごしらえと言わんばかりにやってきたヴァンパイア達の血を貪っていました。



「やれやれ、千客万来か」


夜狩の見下ろす先には李土の気配に呼び寄せられたヴァンパイアの群れが




守るべき生徒達を影から見守る灰閻の前に、とうとう協会長が現れます。
あくまで零を引き渡せと言う協会長に全力で守ろうと刀を抜く灰閻

灰閻の抵抗の前に「せっかくチャンスをやったのに・・」と立ち去る協会長


「あいにく、チャンスは自分で作る主義でね」


おおおっ！学園長カッコイイです




「集え　そして奪い合うがいい
それこそがヴァンパイアの性

僕を祝福しにいろんなヤツがやって来る
おまえ達はまだなのか？
早く僕を楽しませておくれよ　　錐生零、壱縷」

その場はまるで乱●パーティの様




「時はきた
おまえはおまえの役目を果たせ　その為に生かされてきたのだから
優姫の為に」



ブラッディローズを向けたまま対峙する壱縷と零
そして壱縷の持つブラッディローズが火を吹き、零の身体を射抜いた
それに気付く藍堂たち。



「この血の匂い・・・まさかっ　零っ！」



銃を持ち零のもとに走ろうとする優姫とそれを止める枢


「しょうがない子だね　錐生くんの所に行きたいんだね
錐生くんは今、生まれ変わろうとしている　　優姫、君を守るために」


「どういう事ですか？」


「玖蘭・・李土？」


「彼から君を守るために僕が錐生くんを利用した
そして緋桜閑も僕が
ごめんね優姫　守っているつもりで僕が一番君を傷付けていたんだ　ごめん」





その頃零と壱縷は


「どうして僕達は分かれて生まれてきたんだろう？
僕は零と１つで生まれてきたかった　こんな半端で生まれてくるくらいなら」


生まれつき健康で何でも出来た零と病弱で生まれてきてしまった壱縷


その事に子供心に罪悪感の様なものを抱えて生きてきた零
また悲痛そうな表情をしたり、謝ってくるのを知っていてわざとそんな事を言ったりする壱縷
零が傷付く時だけ自分の居場所があるような気がして
そんな壱縷の気持ちに気付いていても何もしてあげられないもどかしさ


「壱縷の身体が生まれつき弱いのは多分　　俺のセイ・・・
母さんのお腹の中にいた時から壱縷の何かを奪って自分のものにした　ヴァンパイアノヨウニ」


双子だからこそ何でもわかってしまって・・・だからこそ言えない事が出来てしまって
少しずつ少しずつ歯車が軋んで

壱縷が望む事はなるべく叶えよう



母親の愛は壱縷にあげて欲しい
俺は壱縷から奪ってきたのだから




そんな思いから壱縷と接していたのを敏感に感じていた壱縷
だから逆に自分さえいなければ零はもっと自由だったのにと考えていた壱縷

そんな壱縷の前に現れた閑

そしてその閑の思い人を殺したのは零と壱縷の両親
そして閑の思い人を殺したその手で自分らを抱きしめていた事実も
そしてたまに両親としてではなくハンター協会の目で自分を見ていた事も　全て嫌だった壱縷



そう話す壱縷の身体は深手を負っていた
それは閑の願いを叶えるため、李土に一太刀浴びせかけて逆に襲われての傷だったのだ。

壱縷の狙いは最初から李土だったのだ
閑を閉じ込め、協会のリストに介入したヴァンパイア



「俺が１人で必死になっても出来る事は限られてるとわかってたんだけどね」


零に伝えたかった事を言うと力尽きたように倒れこむ壱縷
そして２人の周りには混ざり合うように流れる２人の血

「今では違う生き物に成り果ててしまったけれど、
やっぱりこうしていると一番落ち着く
それってやっぱり元は１つの卵だった証だよね
零、俺の最後の命、喰ってよ」


「何言って・・」


「俺を取り込めば、零が本来持って生まれるはずだった力を取り戻せる
零の中で暴れてるものも抑えられるんじゃない？」


「しない！俺にはそんな事は出来ない！」


「いや、零はするよ」


「しない！もうこれ以上失うのは」


「嬉しいなぁ　零の中でとっくに死んだ存在なのかと思ってた」


「まり亜もおまえに会いたがってたし、
父さんも母さんもちゃんとおまえを見ていたし愛していた」


「許さなくてもいいから閑さまの事を恨まないでよ」



言えずにいた互いの思いをやっと言えたのに
小さい頃と変わらずに互いを愛していたのに・・・


「間違ってると思うなら
生きておまえの目的を果たせっ！」



壱縷の言葉でハッと思い出すのは優姫との思い出


『零と１つに戻れるね』



まさに力尽きようとしている壱縷
そんな壱縷を抱きしめ、彼の望みどおり壱縷を喰らい１つになる決意をする零
壱縷の首筋に牙を立て血を啜る零
優しい微笑を浮かべる壱縷




僕は行かなくてはならない　僕のすべき事をしに
優姫、君は君のすべき事を


枢の言葉に零のもとに行こうとしてする優姫



そして零もまた地下室の扉を蹴破り、外へと出て行く
零がすべき事をしに・・・



枢もまた李土のいる建物に単身乗り込んでいこうとしていた

「そうだそれでいい　おまえはおまえの役目を果たせ」





とうとう、零が壱縷を取り込んで最強のヴァンパイアハンターへと変貌しましたね。
枢先輩もやるべき事をしに移動した模様ですし、覚醒した優姫も零のもとに


これで李土の言う役者は（駒は？）全部揃ったというところでしょうか
これからが本当の戦いの幕開け
ラスボス李土を巡る戦いはどうなっていくのか？
優姫と零、そして枢の三角関係の行方はどうなるのか？


原作が完了していない作品だけにどうもっていくのかが激しく気になりますが、
あと残すは２回？？
どうまとめていくのかが激しく気になります。




そしてマモ、お疲れ様でしたーーーっ！
感動でしたよ♪







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