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テーマ:大河ドラマ『天地人』(392)
カテゴリ:炎の蜃気楼 他 桑原作品
天地人 第9話 「謙信死す」
謙信公倒れる あまりに早過ぎた死 それが与えた影響とは? 公式HP 第9話のあらすじはコチラ ※ こちらのレビューは「炎の蜃気楼」ファンがファン目線で見た思いっきり脱線レビューとなっております。 「炎の蜃気楼」がわからない&だったら読みたくないという方はわからない部分を飛ばして読んで頂くか、他のレビューブログさんに飛んで下さいませm(__)m 前回ラストでお倒れてしまった謙信公 とうとう今回お亡くなりになってしまいましたー! この方がもう少し長生きして下さってたら世の中はどのようになっていたか? 日本の安政ももちろんですが、これから起こる跡目争いもどうなっていただろう?と思わず考えないではいられません。 今回は、死ぬ間際に「そなたの義・・義・・っ」と呟いただけで横たわってばかりだった阿部ちゃん謙信 本当にお疲れ様でした! ちょっと謙信公に抱く雰囲気と比べるとかなりの眼力と案外庶民的雰囲気を醸し出した阿部ちゃん謙信でしたが、 ラストの死ぬ寸前までその眼力は衰える事なかったのにはアッパレでございました。 そして倒れられてしまった謙信公の傍らに座り込んでしまっているだけの景勝と違い、 縋り付き、 「もう一度景虎と呼んで下さいませ」と泣いたのには何かグッとくるものがありましたね ミラファン的観点ですが、ミラで景虎様が夜叉衆から除外されてしまった場面、 義父上に見捨てられたと大きなショックを受けている辺り、本当に謙信公が大好きだったんだなぁ~と なので、この涙を流すシーンはマジに目元がジワッとしてしまいました。 しかし、謙信公が倒れられて動揺するのは身内だけではなく家臣も同様 屋敷内がわさわさとしています。 涙を流しつつも家臣の動揺を抑えなければとまず立ち上がったのは景虎様 こういう辺りさすが年上? 「動じるな」 これはなかなかにご立派でございました! しかし、相変わらず親方様の状態は危険な状態 そして傍らで昼夜問わず世話をし続ける兼続と仙桃院 それにしてもここで疑問なのは何故に傍らにいるのが兼続? 息子のどちらもいないなんて不自然過ぎませんか?? しかもご臨終間際、 仙桃院でも景虎様でも景勝でもなく兼続に話? 仙桃院も何も疑わない? そんなアホなっ! しかも「そなたの義」 これじゃ、景虎様でも景勝でもなく兼続に相続させれば良かったんじゃん? なんかあまりにもありえんだろう?な看護の様子と最期の言葉に泣けるより呆けました 親方様の死の悲しみを感じてるゆとりも与えてくれないのは景虎側と景勝側に分かれてしまった家臣達 そして彼らの目の前にいるのは謙信公の実子ではない跡継ぎが2人 大事なこの時にバラバラになっていてどうする!とばかりに自分は元は北条の人間だから跡継ぎには不都合だろうと口を開いた景虎様 当然、景虎様サイドの晴家や北条高広から「そんな事はない!」と言われ、 反対勢力である景勝側と揉める揉める(苦笑) それにしても、寡黙さはわかるものの既に自分の家臣も統率している身でありながら この時も口を開いたのは景虎様ばかりで景勝は自分側の家臣を黙らせる努力をしていない その代わり間に入ったのは兼続 しかし逆に若造扱いされて治めるどころか火に油状態 その時も無言で止めておけ・・・みたいな指示だけで そこに登場したのは妙椿尼 大事な話とは・・・謙信公の遺言? 「家督は景勝に」と自分に言ったと その言葉によって一応場は治まったのだが・・・ それにしても、妙椿尼さんの迫力に男衆はタジタジ? あんなにまとまっていた上杉軍だったのに・・・ そしてそんな場に初登場したのは遠山 ミラ「覇者の魔境」に出てきた遠山康英の父ですね 今回、わざわざ上田衆に顔を出してあれこれ言ったり、屋台骨が無くなっただけでこの有様みたいな事を兼続の前で呟いたり・・・ 果ては親方様の遺言でアッサリ決まってしまった跡継ぎ問題に異を唱える晴家と高広 その2人に景虎様が感謝していたという言葉と品を持ってきたり・・・ 上田衆の所にもなんか単独の考えで行った雰囲気だったし、 跡目は景勝に決まってもそれを受け入れひたすら祈っていた景虎様が品まで贈るというのは考えにくい(あくまで景虎様贔屓/笑) どうにも遠山の単独行動としか思えないのですよねぇ しかし、この遠山は北条時代からの家臣で、しかも調べたら景虎様の伯母が妻という間柄 これだけ考えても御舘の乱でも裏切っていないし、 今回の画策はどういう意図なのか? しかし、結果この件ですっかり景虎様が「自分は北条の人間だから」と言ったが、跡目になるのに異論はなかったんだと晴家は思い込んでラストに景勝の屋敷に味方を引き連れてクーデターよろしく夜討ちをかけてしまうという事件に繋がってしまいますからねぇ~ 景虎様を思っての戦法か何かだとしたらあまりに浅はかな・・・_(_”_;)_バタッ そして一方兼続は仙桃院に呼ばれてやってくるとそこにはお船と妙椿尼が そこで明かされる遺言は嘘である驚愕の事実 おなごの浅はかな入れ知恵と言う妙椿尼 そんな彼女を最初は嘘を言ったと妙椿尼を責めた仙桃院も 兼続がやってきた段階では既に「嘘を真にしてしまう」と決定事項 兼続としては景勝に継いで欲しいし心苦しくも反論は出来ない そしてこれはここにいる4人だけの秘密 景勝にも悟られてはならないと そしてお船もこのままでは景虎様に跡目を奪われてしまうと 跡目は景勝様だと言っていた父の意思に従うと 直江家はそういう考えだと兼続に宣言します しかし、どうもミラ絡みで変なフィルターがかかっちゃってるせいか? お船の言葉の裏に跡目ではなく自分の夫(信綱)を景虎様に奪われたくないという女心を見ちゃったような気になっちゃったんですが(深読みし過ぎですねっ/笑) いや、信綱はサッさと景虎様にあげて自分はお気に入りの兼続と結婚し直せばイイじゃん!なんて事まで考えちゃったのはここだけの話 (≧m≦)ぷっ! それにしても、景勝が跡目になれたのには妙椿尼が関わっているのは知ってましたが、すごい話になっちゃいましたね(^^ゞ そして真にしちゃった仙桃院さん、どこまで覚悟なさっていたのかわかりませんが 全ての罪は自分が被ると仰ってますが、結局息子と娘を天秤にかけて息子を取っちゃった形になってしまいましたよね! しかし!今回はあの嫌われスポットライトシーンがありませんでしたね 私はもしかしたらこのシーンで突然場面が真っ暗になって兼続にライトが当たってを想像しちゃって、違った事に心底ホッとしましたよ(笑) さて今回の夜叉衆は・・・ 景虎様はひたすら見ていてお可哀想 そして次回は彼の知らんところでどんどん話が進んで いつの間にかご乱心状態? 夜討ちも景虎様の命令・・・とか? 今まで非常にイイ扱いを受けていましたが、無口でグルグル景勝とすぐ涙ポロリの兼続というなんともお人よし主従がどう景虎様に対して気持ちを鬼にしていくのか? 予告でも「景虎殿を信じている」みたいな事を言っていた景勝 やっぱりここは景虎様に強引にでも鬼か邪になって貰わないと成り立たないのか? しかし、戦国乱世とはいっても自分の実の妹が景虎様のもとにいるのに・・・ 本当にこの時代不条理です そして今回の信綱は・・・ 今回も本当に1シーン 1話毎に少しずつ台詞もシーンの長さも長くなっている気はしますが・・・ しかも当然ながら景勝側 この時の信綱が晴家の方ばかり向いて怒鳴っていたのは、景虎様の顔を見ると心が揺らいでしまうから?(笑) 直江の養子に入ってすぐに愛の為に家を裏切れなかった?(爆) 姑は恐そうだもんねぇ~(あはははっ) そして晴家 今回一番出番も多く言動が派手だったのは彼でした(笑) 相変わらずの熊っぷりでしたが、ひたすら「景虎様」を推す彼の姿にはジーンと しかし単細胞というか・・・ 隣に並ぶのはビジュアル的には拒否する自分がいますが、それでも今回は十分景虎様に対する家臣としての励みっぷりは受け取りましたー!(笑) これで自分らの進退を心配するシーンが無かったらもっとよかったですが、 またそれも人間らしい感情って事で(笑) しかし、やっぱり今回一番気になったのは病床の謙信公の傍らに兼続ばかりいた事 主人公特権・・・とか? しかし、自分の唯一の弟子と思ったからと言ったって、 そこは身内と家臣その一では立場も何も違うだろう~と(^^ゞ どうも制作サイド、謙信公の「義」とか兼続の「愛」を勘違いされているような・・・ なんか無理矢理台詞に盛り込んで、言わせてコケているように見えてしかたないんですが(^^ゞ NHK大河ドラマ 天地人 オリジナル・サウンドトラック 直江兼続公の鎧を熟練甲冑師が現代に再現した五月人形鎧飾り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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