SOLILOQUY

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD　第１０話「The DEAD'S house rules」



あの懐かしい世界は既に滅びたーーー
飲み込まれるか分かれるか・・・


高城の家で久しぶりの普段通りの生活
しかしそれはバウンティ号の反乱におけるタヒチだった




いきなりＨぃシーンから開始かと思われたら傷付いた部分に薬を塗ろうとしていただけでしたか(^^ゞ
それにしたってどうして真っ裸な麗を孝が抑えてんの？
女子に頼めよっ！
ってか麗は孝に塗って欲しかったのか(>_<)


まるで要塞のような建物に屈強な大人に守られて、やっと心から安心を得ている孝達
と、同時に突然子供扱いされてますが(^^ゞ



「わかったわよっ！ママがいつだって正しいのよ！」


そんな空気を破った高城の言い争う声

「迷惑をかけてしまいましたね」

微笑む高城母
孝にだけでなくコータにも絡む高城
それだけでなく、銃をコータが持っているだけで過敏に反応する大人

この建物の中にはほとんどが大人。だったら自分たちは？


一体母子の中で何を話していたのか？


死体が人を襲うようになって即発電所を守る為動いた
しかし、発電所で安全に働いている技術者の家族はその外にいる

「私たちと共に生き残れる覚悟のある人々だけを一緒に連れていく」

それ以外はたとえ＜奴ら＞じゃなくても切り捨てるという事？


そこで動けない麗が寝ている部屋に集合する孝たち

「私たちがこれから先も、仲間でいられるかどうかよ」

選択肢は２つ
飲み込まれるか分かれるか

高城の両親が指揮している強い組織に属するか、今までの自分達のスタイルを貫くか

そしてたった２日で屋敷を、部下とその家族を救助し、物資を確保しと手際よく動く高城の両親は確かに高城の誇り。
でも、その半面、助かっていないだろうと我が子を切り捨てていた

高城が荒れていたのはその事でしたか。


しかし、まだ高城は両親の無事がわかっているだけマシ
他のメンバーは家族の生死もまだわかっていないｏｒ既に死んでしまっている
その怒りで孝は高城の胸倉を掴んで怒鳴る

「同じなんだ！みんな同じなんだ！」


するとそこに高城の父が帰宅してくる

自分の掟で判断する男・高城壮一郎（声は中田譲治さん♪）


戻ってきてまずやった事
自分の友であり側近だった男が、救助中に＜奴ら＞に噛まれてしまった
もはや人間ではなくなってしまったと皆の前でその男の首を自ら両断してしまった


「これこそが我々の今なのだ！
生き残りたくば戦えっ！」

血筋だけでなくかなりのカリスマ性を持ったお父様みたいですね


それを見ていたコータの様子がおかしくなる

「刀じゃ効率が悪過ぎる」

この事から冴子や孝と言い争いになってしまう

「まともに銃も撃てないくせにっ！」

起こるかどうかもわからない事態を口にし、さらに孝を責める言い方をした事でとうとう高城からも注意されてしまう。

コータの後を追った孝だったが、コータの言葉に何も感じていないわけではなかった
それを鎮め、さらに孝に気付かせてくれたのはありすの言葉だった

「お兄ちゃんもコータちゃんも沙耶ちゃんお家に来てホッとしただけだもん」

この言葉で中学の春の連休直前に歴史好きの担任が話して聞かせた『バウンティ号の反乱』

タヒチに流れ着いたバウンティ号
半年滞在して再び航海に出るが、１ヶ月もしないうちに反乱が起きてしまう
たった半年のタヒチ生活で秩序が乱れたせいだった

今の高城の家に身を寄せている今も孝達にとってのタヒチではないのか？
そんな孝にありすがコータの身に大変な事が起きたと知らせに来る



その頃、コータを探しに裏庭を彷徨っていた高城
そこで、池の鯉を見ていた冴子と静かな口論となる

「私も機嫌がいいわけではないよ」

昨日と同じ今日。今日と同じ明日を当然として受け入れる幸せは多分永久に失われた

「あの懐かしい懐かしい世界は既に滅びた」
「飲み込まれるか分かれるか。どちらを選ぶかで全てが変わるわ！」



そのコータは高城家の部下の者たちに銃を取りあげられようとしていた

「なぁ、君。こういうご時世だ。それだけの武器を独り占めしちゃいけない
我々に渡し・・」

「ダメです！これは借り物なんだから！それに、ここで俺以上に上手く使える奴なんていません！」

静香先生のお友達からの借り物だからと必死に守るコータ

でも、なんかそれだけではなさそうで・・・


とうとう、実力行使でコータから銃を取り上げようとした大人たち

「何を騒いでいる！」

そこにやってきたのは高城の両親
高城父はコータに名を訊ね、銃を渡す気はないのか聞くと

「銃が無くなったら俺はまた元通りになる！元通りにされてしまうっ！
自分に出来る事がやっと見つかったと想ったのにぃ」

「出来る事とはなんだ？」

「それはあなたのお嬢さんを守る事です！」

フォローするように孝が割って入る

「この地獄の始まりからさや・・いえ、お嬢さんを守り続けてきたのは平野ですっ！」

その言葉を援護するように冴子が、高城が割って入る





「そうよっ！コイツが私を守ってくれたの。パパじゃなくてねっ！」


「高城・・・さん・・・」



そしてその裏でこの男が動き出す　　紫藤浩一




奪ったバスの中は狂った世界となっていた
その中でほくそ笑む



うわーっ！とうとう紫藤が動き出すみたいです！
しかし、何？このバスの中の爛れようは(>_<)

それにしても実の子なのに生死の確認も無しだった両親の行動は尊敬しつつも声を荒げてしまうのはわかる気がしますね。
またコータは武器を得る事で信頼と目的を得たわけですから、主張したがる気持ちはわかりますね。

それにしても、孝がありすの言葉で今の自分達の精神的状態を正しく把握出来てよかったです(^^)

しかし、恐いのは入りこもうとしている紫藤ですよね！
どう展開していくのかしら？（プルプル）




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