SOLILOQUY

咎狗の血　第６話「怨鎖/desire」



アキラ達がやって来てから何かが動き出した
トシマが変わり始めている


「もう、時間が無い」




突然、中立地区のクラブで起こった事件
その場にいた人間達を次々に残酷に殺していく男の影

（これってケイスケ？）


そしてナノから受け取ったラインを飲み干す猛




街を歩き回っているアキラ

「おまえ見てるとイライラする」

外へと駆け出していくケイスケ
それでもいつもどおりすぐ帰ってくると思っていた

思わず吐き出してしまった自分の言葉にイライラするアキラ



ホテルの待合室のロビーで寝そべっていたリンは今までの３０％ではなく５０％のラインを欲しがる男の話を耳にする
本来ならあり得ないブツが既に流出している？
ヴィスキオでは３０％のしか出していない筈だが・・・



ケイスケを探して以前行ったクラブへ足を運ぶアキラ
しかしそこに充満する血の匂い
１人隠れていて命びろいした男がいたが、恐怖で何も聞き出せないまま逃げられてしまった。


血の匂いに吐き気を覚えたアキラは外へ

「中立地帯じゃないのか？誰がこんな事を・・！」



とにかくケイスケを探し回るアキラ
すると再び猛と出会う

ラインを飲んだ猛は以前と何もかも違っていた
あっという間に組伏せられ何度も何度も足蹴にされる

「イイ気分だぜ、人を見下ろすってのはよ！
無敵のLOSTも形無しだな！」

ラインを使ったらどうなるのか知っているのか？と問うと、母親のようになるんだと言う猛。
猛の母はドラッグで頭がおかしくなって死んでいったらしい
そんな母親と同じになるとわかっていて、それでも自分が死ぬ前にアキラをイル・レを殺すと言う猛。

さらに首を締めあげられてしまうアキラ

「死ぬ前に可愛がってやろうか」

血を流しているアキラの口の端を舐める猛
ギリギリと首を締めあげていた猛だったが、突然苦しみ始める

「チク・・ショー・・てめえ、何しやがっ・・」

苦しみながらもその場から逃げ出す猛



ホテルのロビーで顔を合わせるリンと源泉

「酷い事になってるらしいね」

この２人の耳にもクラブの事は入っていた

「なんか最近おかしいと思わない？」

トシマにもそれなりの秩序があったのにと

「今までのトシマとは何か違う」

ここから先は情報料を取ると言う源泉に情報交換を申し出るリン
先ほど耳にした５０％のラインの話をする。
しかし、さすがプロの情報屋。その事は知っていた

ヴィスキオでは扱っていない筈のブツの流出・・・それはヴィスキオの仕切りも限界なのか？

「急にきな臭くなってきたよね」

内戦が近いという噂もあるらしい
こんな状態になったのはアキラ達が来てから

「何かが動き出してる」

内戦とヴィスキオ崩壊・・・そんな事になったらトシマもおしまい


「もう、時間がない」

そう言って去っていくリン

「無茶するなよ」


リンにフラグ立ち？とにかく無茶しなければいいですが(>_<)



壁に刺さったままの猛のナイフを抜く影


苦しんでいる猛
十字架を手に必死に耐えている

そして浮かぶ妹の姿
そこには今のようになる前の猛と帰って来たと嬉しそうにしている由香里

　

「これからは家族一緒だね、お兄ちゃん」

もうすぐイル・レを倒して大金も入ると返事すると、もうイル・レは倒したじゃないと言う由香里
そして妹の手には大量のラインが

「もう惨めな思いをしなくてすむな」

だが、「おまえの為に頑張ったんだ」と言う兄の言葉に、微笑んでいた妹の目から涙が溢れてくる

「服もオモチャも要らなかったの。お兄ちゃんがいてくれるだけで・・それだけでよかったの」

そんな妹を抱きしめる猛だったが、お兄ちゃんと泣きながら叫ぶ由香里の姿がどんどん遠くなる
そして自分の身体は血に染まっていく

こんな状態になってやっと気付く　最初からわかっていたのに

「何やってんだよ、俺」

苦しみに耐え、妹の名前を呼びながら這いずる猛
そんな彼の背後に靴音が近付いてくる

「お、おまえ・・・！」

しかし、それが誰なのかを知った次の瞬間、頭を鷲掴まれそのまま頭を握り潰されてしまう。


そしてその影は猛の十字架を持ち、そのまま立ち去ってしまう
誰にも見られる事無く寂しい死だった




自分の手から流れる血を見て、猛と先日の男がどちらも自分の血を舐めた途端、様子がおかしくなったのを思い出していた

「同じだ・・・まさか俺の血が？！」


すると突然背後に靴音が
慌てて振り返るといたのはケイスケ

しかし様子がおかしい

「なぁ、誰か探してんの？」

口調が、表情が違う
そして服にはベッタリと血が



「おまえ、本当にケイスケなのか？」
「なんだよ～俺の顔忘れちゃった？」

そしてすごくアキラに会いたかったんだとアキラに伸ばしてくる手には猛の十字架が！

「俺の事探してたんじゃないの？俺の事なんかどうでもよかった？」

十字架に気付いたアキラに

「大丈夫。おれが片付けておいたから」

そしてそんな事気にするなと言いながら近付いてきたと思った途端、腹に一発
気絶してしまうアキラ
ケイスケはそんな彼を肩に担ぎ、何処かへと消えていった・・・





今回はグログロ回でしたー(>_<)
といっても、他作品の方がよっぽど表現が激しいと思うので、恐さは無くただ画面が見ずらいな～位にしか感じませんでしたが(^^ゞ


多分、ラインを飲んだんでしょうが、あまりの変りっぷりに唖然茫然でした！
人格だけでなく力も半端ないーーっ！！！
人格変わってもアキラに対する執着は歪んでるけど変わっていませんでしたね(^^ゞ

しかし、何か仕出かしそうだとは思ってましたが・・・この先ケイスケはどうなってしまうんでしょうか？
連れ去られたアキラはどうなっちゃうんでしょうね？
ここでやっとアキラに何か起こる？o(^^o)(o^^)o わくわく（腐ってます／爆）

端々に焦りを感じるリンの行動も気になります






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