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2013.02.06
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八犬伝-東方八犬異聞- 第5話 「加護」


「その姿のまま時を止める事が出来たら」


屋敷内で出会った蛇神と少女ーーー


公式HPより


荘介が眠り、村雨がなりを潜める朔(新月)の日、四獣神家の屋敷を歩いていた信乃は、
和館への入り口を見つける。しかし、和館への立ち入りを莉芳から禁じられる。
その後、信乃は屋敷内で四獣神家のひとつ、巳神を司る観月家の娘で、和館に住むあやねと出会う。
浜路から、同い年のあやねと友達になりたいと頼まれた信乃は仕方なく和館へ赴くが、
そこで観月の守り神、大蛇のちかげに見つかり、無断で入ったことを責められて……。




「最近、向こうはずいぶん賑やかね」
「里見や尾崎が引き入れた者たちだろうが。追い払うか?」

どうやら里見たちが住んでいる屋敷続きに住んでいるらしい2人の少女。
信乃たちにとても興味を持っているようだが。




「なんでこんなだだっ広い屋敷なのに誰もいないんだ?」

朝、目覚めた信乃は蛇の模様が入った扉が開いているのを見つける。
中に入ってみたが赤く光る眼と強い気配を感じる。

「何をしている」

突然伸びてきた手は・・・莉芳だった。
主の許可なくウロウロしてはいけないと注意される。

「向こうには別の主がいる」

莉芳ですら容易に出入り出来ないという扉の奥の間。



「もしかして、前にもこうして迎えに来てくれた事あった?」

その問いは莉芳に上手くはぐらかされてしまう。

うーん・・・この辺、質問が唐突ですよね(^^ゞ
早いうちに原作を確認する予定ですが、小難しいくせにこういう辺りに唐突感を感じる辺りが、もうちょっと未読の人にも優しい作りになっているとイイのに。



「だーかーらー!俺のせいじゃないって言ってんだろ このボケっ!」

逆に、先日の火事について訊ねられ否定する信乃。
全てを知ってる要は信乃の言い回しに大爆笑しつつ合っていると認める。
どうやら火事の後、松月院の妙高が突然引退し、青蘭は行方不明の為、今後は鬼探しは無くなるようだ。

それだけ言うと、迎えの者と一緒に教会へと出掛けていく。

莉芳は特別主席司祭。

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家柄だけでなく、この美貌故に信者も惜しみなくお金を出す。
要は金を産むガチョウと称する(苦笑)

「荘介なら寝てる」

荘介は眠そうに。そして村雨はいつもおとなしい朔の日



「荘介、俺大人になるまでもたないんだって。俺、死んじゃうの?
どうせ死んじまうならこんな女の恰好してても無駄だったよな」


幼い頃、いつも寝込んでいた信乃の見舞いに行くとそう呟いた信乃

大人になれない?
信乃が死ぬ?
だったら大人にならなければいい。このまま子供のままでいればイイ。
その姿のまま時を止める事が出来たら


そう願ったあの日ーーー


どうやら朔の日、眠気のままに寝ているとこの時の夢を見てしまうみたいで。

「ちゃんと俺が傍にいてやるからさ」

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いや、だからって何故上に乗る?(〃∇〃) てれっ☆

「では、お言葉に甘えて俺の傍で一日おとなしくしていて下さいね」

信乃の頭を撫でそのまま再び眠ってしまう荘介。

「可愛い♪」

寝顔を見てニッコリと笑う信乃
しかし、気になるのは以前莉芳に質問された言葉。でも・・・

「たとえあったとしても荘介は荘介だろ」

信乃はこう言ってますが、荘介の身に何が起こるのか?心配ですね。



そうは言ったものの、荘介は寝てるし、浜路と狐たちは外出となればお腹がすく。
しかたなく屋敷をウロウロしていると白髪で目が赤い少女と鉢合わせしてしまいぶつかってしまう。
花かごを落としたのを拾おうとすると、さっきまで静かだった村雨がいきなりその少女に反応してしまい目玉を出してしまう。
それに驚いた少女は悲鳴を上げ信乃をぶん殴って駆けていってしまった。


「あー・・・しーちゃんはあやねに会ったんだね」

ぶつかった少女の名前は観月あやね。
蛇神に選ばれた四獣神家の1人だった。

「私、女の子のお友達が欲しいな~」

あやねが同い年と聞いた浜路は信乃に午後のお茶に誘ってくるように花かごを渡して頼む(いや、命令?/笑)

しかたなく再びあの扉から先へと入りこんだ信乃だったが・・・


今、住んでいるこの土地はもともと蛇神である観月家のもので、投手の大蛇は嫉妬深いと浜路に話す要。



信乃は声をかけながら中へと入っていくが、いつの間にか相手の結界の中に入り込んでしまい、いきなり幻覚が!

「面白いものを身の内に飼っているな。子供」

すると、信乃が止めているにもかかわらず外へと出てこようとする村雨。
話しかけてきた相手は、許しもなく入ってきた事に腹を立てており、いきなり攻撃をしてくる。

観月の守り神ーーー

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すると、何か感じたのか?寝ていた筈の荘介が信乃を押さえ、土下座をして許しを請う。

「大変、失礼をいたしました」

何か言おうとする信乃にも、莉芳の言いつけを守らなかった事を叱る。
すると、荘介をジッと見つめていた蛇神は荘介の身の内に封じている四白の存在を見抜く。
ここで全てを終わらせ人の輪の中へと戻ったらどうだ?と言うが、荘介は

「自ら選んだ半身。俺はこの先も俺と共にある者の為に生きたいのです」

だが、とにかく禁を破ったとして片腕を置いていけと命ずる。

「やめてぇーー!」

止めに入ったのはあやね。

「ちかげ様なんて大嫌いっ!」

莉芳の客人で、花を届けに来てくれただけなのにと泣いて駆け出すあやね。


蛇神の屋敷で休ませて貰っている荘介に謝る信乃。
そこに入ってきたあやね・・・何を誤解した?(≧m≦)ぷっ!
しかし、信乃に「あやね!」と名前で呼んで貰った事で戻ってくる。

「あやねと友達になりたいって言ってた」

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信乃の言葉に驚くあやね。

「仲良くしてくれると俺は嬉しい」

浜路の事を離してニッコリと笑う信乃。
しかし、自分の髪の色や目の色を指して気持ち悪いと言うあやね。
でも、本当に気持ち悪いのは村雨みたいなのを言うんだとへっちゃらな信乃。
恐くないの?と聞かれても、村雨がいなかったら自分は死んでいたし、5年前から姿が止まったまま変わらない方がよっぽど恐いと答える。

「1人、時が止まったまま取り残されたら?」

それに関しても、恐いけど生きていれば1人じゃないと信じているからと微笑む。
信乃の強い目を見てやっと微笑むあやね。


「行く」

午後のお茶に誘うと大きく頷くあやね。


花輪を作ったり実に女の子らしいお茶会に目を細める要。
すると、浜路はあやねに聞いたからと灯篭祭りに行きたいと言い出した。
しかし、あやねはきっと許しが出ないだろうと要は言う。


信乃は突然ちかげに呼ばれる。
観月の家にやっと生まれてきた子があやね。
自分と同じ色の無い子。あやねの弱さが加護を受ける代償。
弱いからこそ蛇神の声だけを聞く子。

しかし、所詮人だからちかげにはなれない。寿命が来れば死ぬ。
敢えて現実を口にする信乃
すると、ちかげはあやねの枷にはなりたくないが手も離せない。そしてここから外に出られないと言い出した。

長く生き過ぎた我が身で動けば土地そのものに影響を及ぼしてしまうから。

「あやねが外に出る時は尾崎の狐を借りたら?」


「ちかげ様は枷なんかじゃないわ。私は生きたかったから」

影からちかげの言葉を聞いていたあやねは、心からの言葉をちかげに伝える。



灯篭祭りに浜路と共に出掛けるあやね。
嬉しそうに要と金狐に礼を言う。
するとなにやらお祈りをしている浜路。荘介の為だった

「これ、眠り流しっていうんですって!」

番犬のクセに役立たずと口では言ってるけれど・・・



その頃、約束通り荘介の傍にいる信乃のところにちかげがやってくる。
尾崎との橋渡しをしてくれた事。あやねに友達をくれた礼を言う。
あやねの友は自分の友。
村雨は恐ろしいが、友と信じてちかげは自分の本当の名前を信乃に伝える

「我が名は響 覚えておくといい」




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Last updated  2013.02.07 00:04:57
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