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2013.03.17
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ちはやふる2 第10話「むらさめの」


「これ以上、がっかりしとうない」

明日の個人戦に出られないかもしれなくなってしまった新は・・・?



公式HPより


瑞沢高校の2回戦の相手は、秀才ぞろいの山口美丘高校。クイズ研究会として活動する彼らの配置、戦法は独特で瑞沢高校は翻弄されるばかり。 そのころ、机君と菫は試合に出ていないがライバルチームの情報収集で一緒に戦っていた。一方、替え玉出場が発覚し新は窮地に立たされていた。




見ていて、新 予選ブロック二試合目山口美丘高校戦ーーー

美丘高校公立であり国公立大学の中で東大合格率NO.1の進学校として有名だった。
そして全員眼鏡でそれはまるで机くんが5人いるみたいだった。
それだけでなく、とても特徴のあるかるた部だった。


シャッフルした札をそのまま並べていくやり方=自陣に定位置がない⇒あん気力に自信がある。
さらには取られる事とか全く気にしていない札の配置

それだけでなく5人のうち3人は高校生クイズ選手権の優勝メンバーだった。

「なんでウチ変なトコとばっかり対戦?」

嘆く太一(^^ゞ

外では雨が降ってきた。
散り散りになっていく見物していた人たち
その中にいる筈の無い机くんの姿と声を聞いた太一は、こっちだって積み上げてきた競技かるたがあると気を引き締める。

「大丈夫だよな?みんな」

ところが大丈夫じゃない奴が1人(笑)千早だった。



その頃、例の不正について話し合われていた。
それを外で静かに待っている新

緩やかな対応を考える者。厳しく対応しようとする者。今の名人(周防)を例に出し、新は大切に育てないといけないのだ!と豪語する者。意見が分かれていた。
それにしても、周防さん嫌われ過ぎっ(≧m≦)ぷっ!

そこに必死に抗議する翔二とそれを止める新と。

「そぉ?」「そんなに言うなら」・・・ってどんだけ緩いの?ってか新に周防さんを倒して欲しいのっ!ヾ(ーー ) オイッ

でも、頑なに罰は受けなくちゃいかん!と言う新。
一礼して廊下に出た新は個人戦しか興味がないと言いつつ、かるた部を立ち上げ団体戦に出ている千早や太一が自分は羨ましかったんだと認めていた。

『次は試合で』とメッセージを送った筈なのに・・・

「ごめんな、・・・ごめんな」

約束を守れそうになくて。心の中で詫びる新



その頃、美丘高校の顧問と話をする宮内は、かるたをゲーム感覚で集中力と暗記力を鍛えられる都合のイイものと言い、さらに競技かるたしかしていない学校には案外勝てちゃうと小馬鹿にしたような言い方をする及川にそれまでの気持ちが綺麗に消えてしまう(笑)


しかし、宮内が期待する千早はいつもと違うこと尽くしの相手に苦戦を強いられる事となった。
今まで見た事ない真ん中に集められた陣形・・・これはミスしやすい。
だが、暗記が苦手な千早には厳しい。
敵陣攻めてなんぼの自分が全く攻められない。
それだけでなく何度も何度も全シャッフルする相手のやり方に翻弄されっ放し。

「なまじ定位置なんかあるから出るミスもある」

千早の相手・中山はニヤリと微笑む。

彼らクイズ研の3人がかるたと出会ったのは1年前。仲間から共通点があると言われた時だった。
そして見せられたクィーン戦のビデオ。それを見た瞬間、クイズとの共通点を見つけ夢中になった。
「決まり字」「感じ」クイズの早押しに必要な事とまるで一緒。

「僕は別に感じがイイわけじゃない。ただ、決断しているだけだ」

及川が「変態」と呼びたくなるほどの知力
ボタンを押さねば回答権は得られない 閃きと決断力と勇気を持つ中山。
相手に自分の感じが消されているのを自覚する千早
それどころか自陣を守ってホッとしている自分がいる。

「私のかるた?これが?!」

札を払っても、考えられない程大量に。それも自分らしくない。
そんな事を思いながら拾いに行くと、窓に濡れ鼠でへばりついている者が。
詩暢だった

初めて彼女と対戦した時と同じくらい減量していた彼女に、つい微笑んでしまう千早。

「私は成長した?」



「詩暢ちゃん、俺、個人戦出れんくなった」

戻ってきた彼女にそう告げた新

「増岡先生、綿谷新が出んのやったら私も棄権しますけど」

半ば脅しのようなその言葉。
そして強引に新に頭を下げさせ、かっこつけてないで頭を下げ出して貰えるようにしろと言う。

「これ以上、がっかりしとうない」

鳥人間コンテストが無くなっちゃったのが相当ショックだったのね(^^ゞ
それに新との対戦を楽しみにしてたもんね。

「アンタは私と戦いとうないんか」

その言葉に、先ほどまでは頑なに罰を受けるつもりだった新が頭を下げた。

「詩暢ちゃんに・・新にどんな私を見せるの?」

高1の私でもなく。小6の私でもなく
裏でそんな一幕があった事も知らず、そう考えながらかるたと向き合っている千早。



持ち前のデータ集めでちゃんと折りたたみの傘持参だった机くん(さすがだ)
菫なりの細かいデータに礼を言う。
その言葉に照れて偵察要員でイイと言う彼女の言葉に黙ってしまう机くん。

「駒野先輩は違うのかもしれない」

そのままデータ整理を始めた彼を見て、彼は他のみんなと違って出たがりではないのかもと考える。
でも、そうなんだろうか?何を思いデータ整理をしているんだろうか。



クイズ選手権のためにかるたを使って努力をしていると思っている及川。
しかし、実際の中山はかるたのためにクイズの計算があったと全くの真逆な考え。

「好きなんだ・・・この空気が」

きっかけはなんであれかるたにハマっている中山。

「呼吸さえ聞こえてくるような・・・」

中山がそう考えていた時、突然千早が息を吐き切り始めた。

「千早、おまえは息をするだけで勝てる」

以前、太一に言われた言葉。
それを実践するかのように今度は大きく息を吸い込み始める。

「私に入ってくる。見えてくる」

そんな彼女の顔を改めて見て中山は千早を織り姫と例える。


札の位置を変更する肉まん君の相手。しかし、彼は落ち着いていた。
彼の所属する翠北かるた会の特徴は守りかるた。自陣を守る事に徹している彼に変更は動揺に繋がらない。
そればかりか、自陣を守る事で不思議と敵陣の札も取れてしまうのだ。

そしてカナちゃんも、彼女独特のかるたの覚え方を前に全く動揺がなかった。

太一も相手のすごさを認めつつ、相手の身体が腕からしか動けていない事に気付いていた。
以前肉まん君が言っていた言葉が今更ながら理解できる。
暗記力も自信があり身体もある。暗記重視で正確なかるたを心がける似たタイプだからこそ身体がある強みでグイグイと攻めていく。

冷静さを取り戻しつつも、相変わらず札の位置変えに翻弄されている千早(暗記ダメな人/笑)。

「焦るな!ついていけば」

気付けばほぼ一字決まりの札ばかりに。
残り札が6枚になったところでさすがに全て敵から一番遠い場所に並べてきた中山。
だが、ここから彼女の感じの良さを取り戻していく。

音と共に札を払う千早に驚きの表情の中山。
手が出せない
閃きを信じて動いている自分よりさらに早い千早の動き。

chihaya7

「織り姫なんかじゃない!この鋭さはオリオン座のベラトリックス」



3対2で勝利した瑞沢高校
次に生かされる!そしてクイズ選手権にもと激励する及川に対し

「生きなくてイイ!この負けはかるたの負けだ!」

及川の前で悔しそうにそう言って涙を浮かべた中山はかるたで取り返すと宣言する。
そう言った彼らを抱きしめ、優秀でバカだと微笑む及川。




決勝トーナメントを決めた仲間に駆け寄る机くんと菫。
と、ここで何も知らない菫が詩暢が新と対戦したいために庇って頭を下げていたと話してしまう。
場所を聞こうとする千早を声を荒げ止める太一。

「やめてくれ!クィーンと新、この言葉で千早が集中を欠く」

いや、それはどうだろう?よほど太一の方が集中力を欠いてるんじゃない?(^^ゞ

「やっぱり来てる・・・新」

ほらほら、言ってる傍から(^^ゞ


ここで、筑波がさすがに決勝トーナメントは駒野先輩をと言い出した。
カナちゃんも自分か筑波君が引っ込む方がと。
それを黙ってみていた肉まん君

「次の試合も予選と同じメンバーでイイと思う」

机くん抜きのメンバーでイイと思う・・・と。






肉まん君、どんな意図でそう言ったのか?
真っ先に賛成するかと思ったのに。

それにしても苦戦を強いられた試合となりました。
クイズとかるたがこんなに酷似してるとは(^^ゞ
でも、あんまでかるたはクイズに強くなるための手段的に考えていた及川先生。中山がどれだけかるたにのめっているかまでは見抜けなかったみたいですね。
3年生みたいだから来年出てくる選手じゃないけど、本格的にかるたを始めたら、中山君も強敵になりそうですね。





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Last updated  2013.03.17 14:48:01
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