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2013.03.26
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八犬伝-東方八犬異聞- 第12話「代償」


「モロ、兄貴好みっ!!」

化け物に姿を変えつつある琥珀はどうなる?そして本来の姿になった信乃は?


公式HPより


昭市が信乃を撃った事件は、現八により銃の暴発ということで収められた。
次第に血への渇望を抑えられなくなった琥珀は、ついに同僚の千歳に手をかけてしまい花街から姿を消す。
重傷を負い、莉芳によって見琅館にかくまわれた信乃は、本来の18歳の姿になっていた。
目覚めた信乃は昨日言い争ったことを謝りに荘介のもとへ赴くが、その頃、荘介のもとには琥珀が現れる。




今回、キャラ作画よかったですね~!
そしてなんたって今回の注目NO.1はポニテ信乃でしょう!
もともと好きですが、今期はポニテ男子が良くてタマランです(腐っ)




「明日から仕事に戻るわ」

琥珀が戻ると、現八の計らいで銃の暴発として処理された事を知る。
それを教えてくれたのは、仕事仲間の中でも一番琥珀を心配している千歳だった。

「千歳、ありがとう」

いろいろ心配してくれる彼女に礼を言う琥珀
ところが、部屋に入ろうとした瞬間、強烈な喉の渇きを覚える。

「変ね・・・この身体はもう何も必要としない筈なのに」

どうしてこんなに我慢出来ないの?と呟く琥珀の目が・・・!



「今夜はずいぶん血の臭いが濃いわね」

姫の言葉にそうみたいだねと答える影。
目の代償・・・ちっぽけな女の望みなんかどーでもいいとニヤついているが。

そして琥珀はなんとあんなに心配してくれていた千歳を殺してしまったーーー



見琅館に着替えを届けて欲しいと莉芳に頼まれた要。
しかし、着いた途端、ほんのり結界が張ってある事に気が付く。

「要か、すまんな」

そして中に入ってビックリ光景を目にする事に(笑)
しかし、変った趣味って何を指してそう言ってるの?(笑)相手が男だってすぐ見抜いたって事?それとも流血プレー?(≧m≦)ぷっ!


8歳の頃、花街に売られた琥珀。
そんな自分を見送ってくれた家族の姿はぼんやりとしていて。
それからは飢える事も寒さを覚える事もなく、花街の女たちも優しくて。
しかし、客を取るようになるとそれは一変して。でも、その頃には何も感じなくなっていた。故郷の事も両親の顔も兄弟がいた事も・・・
なのに、最近、よくその頃の夢を見るようになっていて・・・

目覚めると、全身血まみれで

「私・・・いったい・・・」

そして再び、強烈な喉の渇きを覚えて


見琅館に弁当を届けに行く小文吾と現八に信乃をよろしく頼むと頭を下げ、自分は教会へと向かう荘介。



事情があらかた飲み込めた要。
相手が信乃だという事も理解する。
しげしげと本来の18歳の信乃の姿を見物している。

「村雨の呪いが解けた?」
「一時的なものだろう。おかげで、とんだとばっちりだ」

このバサーっ!と上着を着る莉芳が素敵過ぎてクラクラしちゃいましたよ(〃∇〃) てれっ☆

そこに到着した小文吾と現八。
挨拶も早々に、現八は莉芳に琥珀についてわかった事を知らせる。
8歳で売られてきた事。3年前に故郷は例の事件で全滅した事。信乃は偶然騒動に巻き込まれただけかと思われたが、今朝、瑞光館で再び千歳の死体が発見された事。琥珀の姿が見えない事。さらには琥珀はこの数日、信乃の話をよくしていた事など伝えた。
そしてその琥珀は、荘介のいる教会にやってきていた。

ベッドの中から信乃に呼ばれた小文吾は、今の信乃を見てビックリ仰天。
信乃の顔を見ていきたいと言う現八を強引に仕事に行かせる(笑)

「あまりにもサプライズだ!」

gen-shino2

いや、そうだろうね(笑)
しかも、大きくなったらますます現八好みな容姿って・・・そりゃ、兄貴が道を踏み外すのは阻止したいでしょう!(≧m≦)ぷっ!
いや、個人的には大暴走している現八を見たかったけどね!

「モロ、兄貴好みっ!!」

苦労人だ(爆)




教会にやってきた琥珀。
しかし、もう今の琥珀には教会内に入る事は出来ない。

「信乃と出会ってからですか?」

8歳の時、同じように花街に売られてきた千歳の事。そしてよく昔の事を夢で見るようになったと荘介に話をし始めた琥珀。
彼女の状態を知っている荘介は、こうなってまでこの世界にとどまっているのは無意識に信乃が強い願いを与えてしまったのだと直感する。



瑞光館に行こうとする莉芳にくっ付いていきたいと言い出した信乃。
18歳になったこの身体を荘介と浜路に見せたかったのだ。
だが莉芳は、村雨が本気で動けば誰も止められない程の力を持っている事を今回の件で実感しただろうと、信乃が花街に近付くのを止める。
それならば、花街には絶対に近付かない。ただ、教会に行って荘介に見せるだけと約束する。



「今の貴女では教会には入れません」

そう言って彼女に近付こうとした荘介は、琥珀の影から翼のようなモノが飛び出してきたのに驚く。

「申し訳ありません。私では貴女を救う事は出来ません」
「あの子に出会ったから・・・だから私は人でなくなるの?」
「貴女がそう望んだからです」
「そうまでして叶えたかったおまえの望みとはなんだ?」

そこに到着した莉芳の姿が。
莉芳を前に昔の話を始める琥珀。

「どうして助けてくれなかったの?」

3年前の事を口にする琥珀に、到着した時には既に全滅していたと話す莉芳。
全て忘れていて、3年前村が全滅したと聞いた際も「ふーん」という程度だった筈なのに・・・病気になった事を知った際もとりたてて感情はわかなかった自分。
ただ、最後に全滅した村の事を知っている莉芳に会ってみたかった・・・だからあの日教会に行った。
そこで出会ってしまった綺麗な目をした天使(=信乃)

「あの瞳の中に自分の姿を残していきたい。せめて天使の心の中だけにありえたかもしれない幸せな自分を残していけたら・・って」

今なら思い出せる・・・
不機嫌な父の顔。
母のすすり泣く声。
小さな兄弟たちの必死に引き留めようとした小さな手を

せっかく忘れていたのに
自分がもう独りだという事も

そう言うと、彼女の背中から翼のようなモノが体内から飛び出してくる。
全部信乃のせいにしている自分を嫌いながらも全て吐き出した彼女。

「だから願ったわ 私なんか消えてしまえばイイ!!」

「貴女は信乃に似ています」

心の中に強さを秘めている事。
だけど、その強さも「誰かのため」と思わなければ生きる事もままならないほど脆いところも・・・
そう言う荘介。


それをずっと聞いていた信乃

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「荘介、もういい!」

18歳の信乃の姿に息を飲む荘介

「ごめんな、琥珀。
全部思い出す事がそんなに辛い事だって思わなかったんだ
忘れてる方が楽に生きられる事もあるんだって知らなかったんだ」


死ぬ事より生きている方が恐いと感じる人がいるなんて知らなかった・・・と。
心から詫びる信乃。

「だから嫌いよ、子供なんて」

そして村雨を出す信乃

「俺さ、こんな風に化け物が取り付いて死なない身体になってもまだ死ぬのが恐いんだ」

信乃の口から出た弱音。
まだ病弱だった頃の呼吸がままならなくなったり身体中が痛かったり・・・この時感じた恐怖をこれだけ時間が経ってもまだ覚えている

「琥珀、アンタは恐くないの?」

信乃の問いに彼女は答える

「私は、こんな化け物になってたった1人で生きる方がずっと恐い」

彼女の気持ちを聞いた信乃は、その願いを叶えるべく村雨を振り下ろす。

「化け物なんかじゃないよ。琥珀は、絵本の中の天使みたいにすごく綺麗だ」

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信乃の言葉に救われて。



「ふーん・・・信乃のせいでもう片方の目は取り損なったなぁ」

水面で様子を見ていた影。
化け物は所詮化け物。信乃は残酷だと呟きその姿は消えたーーー




落ち込んでいる信乃に琥珀さんも怒っていませんと声をかける荘介。

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「それより、ちゃんと見せて頂けませんか?信乃
想像したのよりイイ感じに育ってますね」


んもぉ!反応が素直じゃないと言うか・・・もっと嬉しそうにしてよぉ!(笑)

浜路にも見せに行きましょう!と言う荘介に、疲れたから明日にしようと言う信乃。

「死ぬのが恐いってアンタに言ったけど、たった一人ぼっちこの世に取り残されていたら、それは死ぬ事以上に苦しい事だと思うんだ。
でもさ、たった1人でも傍にいて手を握っていてくれたなら、きっと生きる事も死ぬ事も恐くないと思うんだ」


心の中で琥珀に語りかける信乃


そして荘介がお茶を貰って戻ってくると、そこにはまたいつもの幼い姿の信乃に戻ってしまっていた。

信乃を膝枕し、1人心の中で誓う

「俺がそのうち・・絶対に!」




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Last updated  2013.03.26 10:53:01
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