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2013.03.29
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頭文字D Fifth Stage 第10話 「終止符」


「俺は北条先輩を助けたい」


もつれる2台といつの間にか見届け人になってしまった池田
香織を好きになった男2人のバトルは?



公式HPより

逃げる涼介のFCと、執拗に離れない北条凛のR32。その両車を不気味なオーラが包む。高橋涼介の大学時代の3年先輩である北条凛。過去、親同士が決めた結婚相手が香織でもあった。しかし、涼介を愛するようになった香織は、自分の親が取引のために決めた結婚を破棄したいと凛に告げる。追いすがる凛だったが、やがて香織に失望し香織の父の事業にも悪影響を与えてしまう。板挟みの香織は自殺し、残された二人は箱根の峠のダウンヒルをもつれ合いながら過去を決着すべく共に走り抜けてゆく。




「くっ!」

またスピードを上げてきたR32
ミラーで確認しつつ逃げようとしない涼介。

「終わりだ、涼介 消えろ」

コーナーで重たいボディをぶつけるように仕掛けてきた凛。

「や、やめてくれ!狂気の沙汰だ」

逃げ場の無いこのコーナーでの光景に、池田は心の中で叫ぶ。
当てられたFCは外へと膨らんでいく。

fc2

ところが、路肩の斜面をバンク代わりにかけ上がり、そのままやり過ごしてしまったのだ。
涼介の思いもつかないやり方に度肝を抜かれる凛と池田。

強引に路上に残ろうとせず、身を任せるように路面をかけ上がる判断をした涼介。
それは藤原以上のナチュラルっぷりと池田に言わしめる。

「こんなもんですか?先輩」

逃げも隠れもしないと言う涼介。
いったい何を考えて走っているのだろうか?
そして今回も切りぬけたのを強運としか考えていない凛は次何を仕掛ける?


一方、デート中にも関わらず先ほどの電話が気になってしかたない拓海は、席を外し、史浩に電話をする。

「兄貴の事なら心配しなくてイイ」

それよりも最終戦の準備に集中しろ!女なんかと遊んでる場合じゃないと啓介に言われてしまい、慌ててしまう拓海(笑)
そーだそーだ!(爆)

「兄貴を信じろ。心配無い」

啓介との電話が切れると、空を仰ぐ拓海。




「言えません。それはあなたには関係の無い事だわ」

どうして婚約を破棄したいのかも。好きな相手の名も何も答えようとしない香織。
それが涼介だと知ったのはいつだったのか?
とにかくその憎き男が前を走っている。


激怒した父親に頬を叩かれた香織。
今、香織の父の会社があるのも、のうのうと大学生活を送っていられるのも全て凛の父のおかげ。
その為の政略結婚。

「嫌です!私は行きません!!」

誠心誠意謝れと言う父に行かない!撤回しないと返す香織。

「死んでも行きたくない・・!」

選択肢はないという父にあくまで気持ちを変えない。




車の違いは大きく、ストレートが長いとどうしてもねじ込まれてしまう。
そんな中のコーナー・・・
今度は、先ほどと同じ事にならないようガードレールのある所で仕掛けてきた凛。
そんな様子を池田は見ているだけで何も出来ない自分に歯がゆさを感じる。

先ほどと同じようにボディをぶつけられ外へと大きく膨らんでいくFC。
今度はかけ上がる場所も無い上にガードレールの外は崖

「死神渾身のサイドプレスが不発?!何が起こった??」

fc3

ところが、2,3度ガードレールにぶつけた後FCは立て直したのだ。
それは何故か・・・FCの新入スピードが速いのだ。
これで完璧にサイドプレスは破られた。

「なぜだ?涼介を撃ち落とせないのは」

悔しそうな凛
そして相手の動きがよく見えていると感心する池田

「絶体絶命のピンチにも動じないあの精神力
心を閉じる事なく開きながら恐怖や怒りを心に留めない」


今の涼介こそ池田が求めるゼロの心。
そんな涼介に心から賞賛する池田。



「俺は北条先輩を助けたい」

北条凛は涼介の3年先輩だった。
香織という同じ苦しみを抱えている者同士だからこそ助けたい!
そしてそれは自分の為でもある・・・行きに松本にそう話した涼介。

繊細で頭のキレる人 それが涼介の知る北条凛。
全てわかった上で納得出来ず閉じこもってしまっている
あの人は立ち直ってくれる そう信じているのだ。

松本は死神とサイドワインダーが裏で手を組んでいる事を懸念するが、涼介は凛がこの日を指定してきた理由をわかっていた。
だからそれはないと断言する。


そう。今日は香織の2回目の命日だったのだ。

「俺が許せないのはおまえがとっくに立ち直って前に進んでいる事だ!」

薄情だと心の中で罵る凛
でも、果たして本当にそのとおりなのだろうか?

「違う!
傷の深さは・・・悲しみの大きさは・・絶望して立ち止まってしまう事とは別なんだ!」


どんなに苦しくても前に進んでいくのが自分達の義務と考えている涼介。

「あなたこそ間違っている!それこそ現実逃避だ」

まるで互いの思いが通じているかのような2人。

「おまえこそ逃げている!香織の自殺は俺たち2人の責任だ!」

忘れる事も逃げる事も許さない!と言う凛に忘れても逃げてもいないと言う涼介。

「だからこそ、進む事が俺の答えだ」



池田は、GT-Rが頻繁にブレーキのききを確かめる様子に気付く。
ブレーキに何かあったのか?



元気でいてくれさえすれば・・・
最高の女だったと香織に語りかける凛

「俺にとってアートだった」

例え誰かのものであっても存在さえしてくれていれば・・・
とにかく彼女の全てが好きでたまらなかった凛。
でも、もういないーーー


その悲しみからか?今度はぶつけるのではなく完全に車体を押し付けるというえげつないサイドプレスを仕掛ける凛。
そして場所は谷に差し掛かる橋の上。

すると、涼介はブレーキをかけてFCを後ろに下げ再び前へと上がっていく。
殺伐とした中に数々の高度な技の応酬を目にして池田は感動すら覚えた。

だからこそ、死神の車を狂気に変えるやり方に激しい怒りを感じずにはいられない。

「逃げずに受け止めていてくれてるというのか?何のために?」


そして再びブレーキの確認
下りのここでブレーキに異変があるとしたら・・・なぜアクセルを踏んでいられるのか?
ゾッとする池田。


「涼介くんの夢ってなに?」

かつて香織に問いかけられた質問。

医者になる事は現実的な目標と言った彼女は、男の外は夢があってイイと思うと微笑む。
逆に女の子は現実の目標だけで生きていられる。いや、逆に夢に向かって生きていく勇気が無いと。

「夢を追うのは男の人だけの特権だと思う」







fc-r32


後ほど追記します







うーん・・・
医大生として。将来医者を目指す者としてはもしかしたら凛の方が上だったかもしれないけど、イイ意味でも悪い意味でも凛ってボンボン過ぎたのかもしれませんね。
涼介が「繊細」と言ってましたけど、きっと繊細で、今まで上手くいかなかった事もなく、何かあった際とても弱い人だったのかもしれませんね。
振り返って貰えるよう努力するのではなく、逆に追い詰める事ばかりして。
実は、香織が自殺まで考えるまでにしてしまったのは凛だったんじゃ?と思えるほど。

最初は涼ちゃんの顔とか・・と考えたけど、涼介の持つ全てが凛と比較して勝っていると感じ取っちゃったのかもしれませんね。

それにしても、凛の車のブレーキのアクシデント!それを支えスピードを殺そうとしている涼ちゃん。でも今のままじゃ!
いったいこのバトルどうなる?!





ミラーブログURL http://84446692.at.webry.info/201303/article_42.html


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Last updated  2013.03.30 00:12:59
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