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2015.01.17
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デス・パレード 第2話「デス・リバース」


「さっきの訂正!まだまだだった」


あらすじはコチラ




今回は、1話のラストでデキムに聞きたい事があると言った黒髪の女視点での展開。
ノーナが解説要員として語ってくれてます。
それによってこの世界の一部がハッキリしました。





「おはよ♪」

黒髪の女が声を掛けられて目を覚ますと、目の前には見知らぬ少女。
名前をノーナと名乗った。しかし、黒髪の女の方は名前を思い出せない。

nona

「大丈夫、貴女に名前はないの」






何もわからないまま電車に乗せられて。
その中には自分たち以外はみんなバーテンダーのような服装をしていて。

「どこに行くの?」
「15階よ」


エレベーターの前

「クラヴィス!」

clavis

「お待たせして申し訳ありません」

呼んだ途端扉が開き、微笑みながら頭を下げた青年。
注意されてもあんまり意に介していないみたいで(^^ゞ「はーい」とかちょっと軽い?(笑)

ノーナはデキムのところと指示を出すとエレベーターは上へと動き出す。




初めて入った「クィーンデキム」。そして初めて顔を合わせたデキム。


deki-nona

「死者が来る場所よ」

女の心を読んだのか?先回りして説明してくれるノーナ。
そしてこれから死者が2人ここにやってきて命を賭けたゲームをやって貰うと説明してくれた。
そこで見せるあらゆる人間性と人生の記憶をもとに裁定を下す、自分たちは裁定者だと。

死者たちの記憶は、ここにやってくる前に記録として送られてくるらしい。
会話している途中で、クィーンという女性からそれが転送されてきた。その間本当に数秒。


とにかくわからない事だらけなのに、なかなか質問も出来ず。
見るのが早いと結局そのまま別室に連れて行かれる女。
しかし、自分は何をするのか?

「お手伝いさん♪」


連れて行かれた部屋にあったのは人形?Σ( ̄ロ ̄lll)
デキムの趣味なんだ(^^ゞ

「気持ち悪っ!」

ミステリアスな風貌に反して、なかなか毒吐きますね(笑)




その頃には既にデキムによってゲームが始められようとしていた。
勧められているのは1話に出てきた夫婦。

夫婦が死体に見えたのはデキムの人形だったって事・・・ですか?


彼らは死んだ時のショックで死んだ事すら気付いていない状態なので、死んでる事に気付かれないようにしてゲームをしてもらう。
気付かれたら命を賭けてゲームをしてくれなくなるから。
でも、そもそも命を賭けたゲームなんて人間はやりたがらない。それを誘導するのがデキムの仕事。



そこまでして命を賭けてもらう理由・・・裁定をする際に極限状態(とくに精神的)が必要。
心の闇を引き出すのに一番手っ取り早いのが

『恐怖』




次に女が連れて行かれた場所の下では先ほどの夫婦がダーツを行っていた。
それぞれが体の機能に連動した的めがけていて、刺さった部位に激しい痛みを伴うゲーム。

onna

「まともじゃない・・・」
「すぐ慣れるわ」

ここでデキムのアドバイスどおり的を外し始める夫婦。
しかし、そうなるとわからずに当ててしまった第1投目で生じた点数。
これが微妙に夫婦の心の闇を浮き彫りにさせていく。

負けたら殺されるかもしれない恐怖

ワザとなのか?
しかし、死ぬまでの記憶は記録として転送されるが、ここにきてからの考えは推測でしかわからない。
だから、裁定には『経験』『観察』が必要とノーナは言う。



この夫婦が死んだのは、そもそも夫が妻の不貞を疑ったから。
その疑う気持ちが、ゲーム中に夫の中に再び。ゲーム中に記憶が断片的に戻ってきたからだった。


ゲームは妻の勝利
ここで殺されると悪あがきを始める夫は妻の不貞を責め始める。
出会った頃は自分を守ってくれると言ってくれたのに・・・
妻はもう自分たちは死んでいると叫ぶ。妻も同市死んだのかの記憶が戻ったのだった。


天国と地獄

わかりやすいからこの呼び方をしているが、厳密には『再生』『虚無』

という事は閻魔様とは違うんですね(^^ゞ
そして目の前でゲームをしている彼らは人間の形はしていても『魂』



目の前で罵り合いを始めた夫婦。
最後は妻がお腹の子は別の男性との子で、結婚したのもお金目当てと言い出し。
それをもとに夫は「再生」妻は「虚無」とデキムは裁定する。

しかし、妻の告白時、何かに気づいてハッとする黒髪の女。




onna2

「あの、教えて欲しい事があるんだけど」



裁定理由を尋ねた女。
詳しく聞いた後、口を開く。

「きっとそれ、一度きりのあやまちってヤツじゃないかな?」

転送されてきた記憶の中の妻の涙

dekimu3

「なぜ、そう思われるのですか?」

勘と言う女。
実は、最後の告白時の妻の表情が引っ掛かっていたのだ。

これ、実は私もだったんですよね(^^ゞ


女は、お腹の子は間違いなく夫との子なのにワザと嘘をついたんじゃないだろうか・・・と。
夫・たかしを愛していた事に今更ながら気づいて助けようとしたのではないかと。
自分の手で我が子を殺してしまった事に苦しむ夫を助けるために、違う男との子だと偽った。

黒髪の女の観察を聞きながら微笑むノーナと、見抜けなかった妻・真智子の演技にやっと気付いて驚愕の表情のデキム。

どっちがどっちに堕ちてもこれが最後の別れ。
ならば自分の気持ちを大事に、たとえ恨まれても愛する男性を助けてあげたいと思った真智子の気持ち。

「なんでわかんないのよ!好きって気持ちよ」
「愛情ってヤツですか?」

なんかデキムって・・(^^ゞ


でも、だとすれば夫があの会話を聞かず・・・いや、それ以上に勘違いしなければ?

「幸せになる筈だった」

だが、ここでノーナはピクッと反応する。
しかし、ここでは反論はせず。
その代わり、観察が足りなかったデキムはノーナに首根っこ掴まれて厳重注意(^^ゞ

deki-nona2

「裁定者のくせにやすやすと見逃すな!」

ギュッと手に力が入るデキム




どうやらお約束のようで、その後はデキムの作るカクテルを飲むノーナ。
かなり腕はイイみたいで、黒髪の女も味を褒める。

「デキムってね、酒と真面目この2つしか取り柄がないの」


そして手伝いといっても貴女は「そのままでいい」とだけ言って出て行ってしまうノーナ。



clavis2

「いかがでしたか?」
「まあまあってとこね」

どうやらノーナもまた黒髪の女が使える子か観察していたようで。

「けなさないなんて珍しいですね」

微笑みながらそう言うクラヴィス
そう言われて、黒髪の女が言った言葉をもう一度思い浮かべるノーナ
そしてたかしの記憶

「あれはただの勘違いじゃない」

女友達が言っていた「まっち」をすぐ妻の「真智子」と結びつけたたかしは、もともと他人を信用できない男。
たとえ、あの場で噂話を聞かなかったとしても幸せなんかになれっこなかったとバッサリ言いきるノーナ。

「やっぱりさっきの訂正!まだまだだった」




改めて黒髪の女に「よろしくお願いします」と頭を下げるデキム

「先ほどは失礼しました。
私は生を全うした人を尊敬しております。今回は裁定者として失格です」


そう言った彼に女は微笑み、先ほどのカクテルのお代わりを頼む。




「期限は3カ月だからね」








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Last updated  2015.01.17 18:23:26
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