宮部みゆき原作ドラマがTBS系で4週連続で放映される予定。
今日は第一夜で「理由」ナイト!
はっきり言ってだいぶ前に読んでいたので、半分くらいストーリーを忘れてしました。(^^;
ズバリ!テーマは「家族」。様々な家族の苦悩や葛藤…でもやっぱり家族なんだと思わせる展開において、この作品は私の読んだ宮部作品の中では最高傑作です。もっと早く映像化して欲しかった

十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが...。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描いた、傑作長篇ミステリー。 内容(「BOOK」データベースより)
人間は生まれた瞬間から男か女かのどちらかに分けられます。ごくまれに半陰陽という場合もあるようですが、ほとんどがどちらかに判別されます。虫から動物だって大抵の生き物には雄雌があるわけなので、人間においても生殖機能においての男女は明確に存在すると考えます。
ただし、太古の昔ならいざ知らず、高度に進化した現代社会において、男の役割、女の役割は狩猟時代や農耕時代に比べて明確ではなくなってきていると思います。
私は考え方やその行動から、男と女は別の生き物だと思ってきましたが、この本を読んで考え方が少し変わりました。今までは堅苦しく考えていたのかもしれません。
東野さんは作品毎に何かテーマを提供してくれますが、今回のジェンダー問題について、私はこの本に書いている回答をすんなり受け入れることができました。
元アメフト部のメンバーが事件に絡みながら、それぞれがポジション別の役割を演じ、事件の謎解きを進めていくあたりもさすがだし、主人公夫婦の葛藤なども細かに書かれ、読み進めながら考えさせられることも多かったです。
確かに男と女は体型も違いますし、性的な役割も違いますが、同じ人間には違いないわけで、これからは固定観念にとらわれない接し方をしていきたいと思いました。
今年も桜の季節がやってきました。3月末には満開ということで撮影してみました。でも、この時はまだ、ところどころ蕾が見受けられました。
先週の突然の「春の嵐」はびっくりしましたね。桜もだいぶ散ってしまったかな?
4月になってもまだ寒い日が続きますが、暖かくなるのはもうすぐです。




誉田哲也原作で竹内結子主演のドラマ。
私は原作を読んでいませんが、ドラマとしては面白いと思います。
リアリティの無さとか、あまり気になりません。
そもそも、エンターテイメントなのだから楽しめればそれでよいと思います。
竹内結子は美人でかっこいいし、脇を固める西島英俊、高島政宏もいい。特に武田鉄也の刑事役ははまりすぎてたまりません(適度に嫌味なところとか)。
設定とか、事件とか突っ込もうと思えば、いくらでもあると思いますが、そんなことにあまり意味はないと思います。
テーマの重い事件を扱っていることもあって、このドラマに関しては、楽しむという表現はふさわしくないかもしれませんが、久々に興味深く見れるドラマだと思います。
輝く夜 (講談社文庫) (文庫) / 百田尚樹
内容(「BOOK」データベースより)
幸せな空気溢れるクリスマスイブ。恵子は、7年間働いた会社からリストラされた。さらに倒産の危機に瀕する弟になけなしの貯金まで渡してしまう。「高望みなんてしない。平凡な幸せが欲しいだけなのに」。それでも困っている人を放っておけない恵子は、一人の男性を助けようとするが―。5編の泣ける奇蹟。
聖夜にまつわる奇蹟を5話集めた短篇集です。
物語の流れからある程度結末が想像できてしまうのが、この手のミラクルストーリーの特徴だと思います。
読み手の期待を裏切らない展開で、安心して読めます。なので、ベタな展開で、出来すぎな話などと思ってはいけません。
作品に気持ちを委ねて、素直な気持ちで読むことが大切です。
全編女性が主人公で、いずれの作品も恋愛要素が絡んでいますが、特に恋愛要素が強いのは1話、2話、4話です。
特に印象に残ったのは第3話の「ケーキ」です。この作品だけはラストがちょっと以外でした。でも最もささやかで、切なくて…泣けました。
第5話の「サンタクロース」も命について考えさせられる感動的な作品です。
一話単位だとかなり短い時間で読めますし、読後は安らかな気持ちにさせてくれます。

「阪急電車」有川浩
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった...。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車-人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
(BOOKデータベースより)
電車に乗り合わせた人物の接点をストーリー化して繋げた、短編連作型の小説。
電車の駅名にちなんだ章立てや、折り返しがある展開、マルチ・ストーリーなど、私にとっては新鮮でした。
何気ない日常を切り取っているようで、実際にはありえない話...とも思ってしまう。
でも、これは小説なんですね。あれこれ考えないで素直に読めばいいと思います。
実際、私は一気に読み切ってしまいました。かなりベタなラブストーリーでも退屈せずに読めたのは、登場人物の「素直さ」にあります。なんだか皆可愛く思えて、つい応援したくなるようなカップルや人物ばかりでした。
個人的に面白かったのは有川さん地元である高知の地酒が登場していたこと。私も高知のお酒は好きです。米処でもない高知になぜうまいお酒が多いのかの答えには笑いました。
読む人によって共感できるポイントは違うでしょうが、冒頭と最後に登場する、本好きでちょっとお酒好きな女性って魅力を感じます。本好き、酒好きは私も同じなので(^^:
解説は読書家で知られた俳優の故・児玉清さん。解説を読むと本当に本が好きだったんだなと思わせられました。
最後に、電車に乗る時は、今一度マナーに気をつけようと思いました。


アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に幼なじみでいじめられっ子だった木樽優紀が入部した。 特進コースで成績トップクラスの木樽の入部は周囲を驚かせる。木樽には強くなりたい理由があった。―大阪の下町を舞台に二人の少年の成長と挫折を感動的に 描き出し全国の読者を感動の渦に巻き込んだ傑作青春小説、待望の文庫化。内容(「BOOK」データベースより)
「永遠のゼロ」を読んで百田尚樹さんの他の作品も読んでみたくなり、手に取りました。
上巻から読んで、下巻も一気に読めました。純粋にボクシングに打ち込む青年を主人公に、100%ボクシングのみを追いかけたシンプルな小説ですが、天才的で破天荒な青年と、努力家で誠実な青年と対照的な二人の主人公を立てたことで、物語に厚みが増しています。
試合の場面ではもちろん、次の展開がどうなるのかハラハラしながらページを捲りますが、それ以外でもいろんなエピソードが挿入され、退屈な場面は少しもありません。
高校ボクシングの細かなルールや、心理描写も丁寧に書かれていて、読んだ後はちょっとしたボクシング通になれます。ボクシングが他のスポーツと違うという特殊性も理解できます。
試合描写では最初はイメージしにくいかもしれませんが、段々慣れてきます。
老若男女問わず、ボクシングに興味のないという人にも読んでもらいたい。読後感のよい快作に仕上がっていると思います。