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「一級魔法使い試験」に参加中のエーレ。魔法学校を主席で卒業したエリート。 ・・だったが、フェルンにぼこぼこにされてしまった。 同じパーティのヴィアベルにおんぶされ運ばれる。 チンピラ風の柄の悪いにいちゃん、ヴィアベル。彼は北部魔法隊隊長で エーレの村も救っていた。エーレにとってみれば彼はヒーローで恋心を抱いていた。 シュタルクとフェルンみたくちょっと二人の恋の行方が気になりますね。 ☆ 2024年がもう始まっています。例年のように新年のご挨拶からは 始められない心情です。 ☆ ヒーローといえば自分にも一人います。 ・・幼稚園の頃 すごく乱暴な奴がいて毎日友達みんなに暴力をふるっていた。 よく俺も殴られて、たんこぶを作っていた。そういうのみんな見ないふり。 かばったりすれば次は自分が殴られるかもなので、当然の考えだ。 でも転校してきた男の子は違った。また殴られそうになった俺のことを かばって、自分が殴られていた。俺と同じようにたんこぶを作って。 彼の名は「ハルくん」細くて華奢な彼はとても弱そうにみえた。 それでもハルくんはとても勇気のある人間で乱暴な奴に立ち向かってくれた。 じぶんのたんこぶをさすりながら、それなのに俺に向かって 「だいじょうぶ だいじょうぶだよ。いたかったね」そう声をかけてくれた。 俺もハルくんみたくなりたい。そう決意してそうなるまで少し時間はかかったが 一年もたったころには、暴徒を思い切り投げ飛ばしてやるようにはなっていた。 暫くしてハルくんはまたどこかへ引っ越してしまった。 さよならも言わず、きちんとお礼もできず、 きっとまた会えると信じて、もう50年が経過した。 なにかに負けそうになるたび、彼を思い出してがんばった。 少しは彼に近づけたかなあ。 ☆ これから、今年が素晴らしい年になるよう 心からねがっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.04 07:43:17
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