孫、二人目
3月10日予定日というから、まだまだと安心を決め込んでいた。前日の日曜、お昼を義父のところで一緒して、そこから娘宅に転進。三週間ぶりの孫娘にカミサンは大喜びで、一時過ぎから夕食、風呂まで一緒。帰宅したのは8時前だが、そのまま寝てしまい、起きたのが8時半。たまたま出かけるのがゆっくりだったので事なきを得た。夕方、カミサンは友人たちと飲む予定が入っていて、僕は早めに引き揚げて、なぜか白ごまをつまみ食いしていたのだが.....7時過ぎ、突然、娘から電話が入り、どうも陣痛らしいから来てほしいという。まぁ、念のためという感じで、切実感のないまま、娘宅に向かう。途中、カミサンと連絡がついて、いかようにでも対応というが、とりあえず状況確認の上、連絡すると返答。30分少々で娘宅に到着すると、婿さんはすでに帰宅しており、本人もいたってのんびりしたもので、孫娘を背中に乗せてお馬さんとか言っている。「なんだ」切迫感が一気に薄れる。「どうなの?」「痛いんだけど、すぐに生まれるってもんでもないらしい」「産院行くのかい」「うん。風呂入れたら行こうかな?」「何時ぐらいの出発?」「8時半かな」見ればもう8時15分。それほど時間はない。カミサンから今、新宿でいったん帰宅すると連絡「これから産院に向かうから、娘宅に向かえ」と返信8時半、娘を産院に送っていく。婿さんは、孫娘を寝かしつけてから産院に向かうとの役割分担。産院は2kmほど離れた住宅街の中にあり、歩いて30分もかかるまい。車だと5分。産婆さんと話をして、そのまま入院するというので、いったん、娘宅に引き返すことに。カミサンからメールで最寄り駅に着いたが、道がわからないというので、駅北口で待てと指示。最寄り駅の北口に行くが、姿が見えない。どうせそうだろうと、南口にまわると案の定そちらに立っている。「こっちは南口だよ」といじわるを言うが、てんで能天気なカミサン。娘宅に戻ると、ちょうど孫娘が寝付いたところ。カミサンが、たまたま赤飯などを持って帰っていて、前祝とか言いながら夕飯にする。婿さんが産院に向かうが、しばらくして、タオルが三枚必要と言われ、取りに戻って、再度出かける。経過は順調と言っているので、じゃあ寝るかという算段。しばらくしてLINEの着信があり、なんと、22:30に生まれたという。3205gの男児母子ともに健康何よりしばらくして婿さんが戻ってくる。どうしようかと思ったが、カミサンは孫娘と一緒に添い寝したいふうでもあり、明日は休みと決め込み、泊まることにした。