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私が一番初めに面白いものに遭遇したのは、5歳頃でした。
家庭の事情で一人、親戚の家に預けられていたのですが、 家から少し離れた所を歩いていると、ふと良い香りに気がついたのです。 今まで嗅いだ香りの中で一番花らしい良い香り。 優雅でかぐわしく、品があって、心和む香り。 雨上がりだったので、ことさら香りが強く感じられ、 私はあちこちの藪に鼻をつっこんでは香りの在処を探しました。 で、背の高い藪の匂いを確かめようと鼻を近づけた時、 ふと目の前の藪が明るく輝いているのに気がつきました。 私の影まで映っている…。 ということは……。 後ろから照らされていることに気がついて振り向くと、 目の前に、私と同じぐらい大きな楕円形の光の塊が浮いていました。 それが眩いばかりに輝いているのですが、とても暖かく、 私と向かい合うみたいに、目の前で浮いているのです。 しかも、真っ白に光っていて中は見えないのに、 その光の中で誰かが微笑んでいるように思えるのです。 私はなすすべもなく立ち尽くしていましたが、 頭の中に声が聞こえてきました。 「大丈夫、怖くない、心配ない」 その光を全然怖いと思ってないので、 この言葉がどういう意味か分かりませんでしたが、 あと少しで微笑んでいる人が視えそうな感じでした。 で、ここから先の記憶がきれいさっぱりと消えていました。 この一件を思い出したのは、二十歳になってからでした。 それまで友達と不思議な話や怪談を話し合っていたのに、 この記憶だけは思い出すことがなかったのです。 アブダクションじゃないかと知り合いが言うので、 立原美幸さんに聞くと、高次元の存在でしょうね、と。 私としては、あんなかぐわしい光は女神様であって欲しい! それにしても残念なのは、その存在がせっかく私を怖がらせまいと、 「大丈夫」と気遣って下さってるのに、 私ときたら、は?何の事?……という鈍感ぶり。 あれか、私の天然ぶりは、やはり生まれつきか…。 私に何の御用でいらしたのかなー。 寂しい思いをしておるのでは…と慰めに来て下さったのか、 今よりはきれいな心だったから、遊んであげようとされたのか…。 もし今度来て頂けるのでしたら、どうか、どうか、 記憶を消さないでくだされ。 それと、要件を知らせてくだされ。 なんで、そういう言葉使いになるん……w と、アップした後でふと思ったんですが……。 あの「大丈夫、怖くない、心配ない」という言葉。 言われた私は初めから怖がってなどいない。 それは、あちらも分かっていたはず。 だとしたら、あのセリフは……。 知り合いが言っていたように、アブダクションだったのか…。 だから、今から連れて行く所は、「怖くない、心配ない」と。 後は、お決まりのように、記憶を消されていた、と。 と、思いついてしまったけど、だから何なのよ。 確かに不思議の多い楽しい人生でしたけど、 あんまり人の役に立っとらんじゃないかと思う今日この頃。 じゃあ、いったい何のために連れて行かれたの? 私の身体に何かしたん? それで、ちょっと痛んだ物を食べても平気なん?ww ちゃんとおせぇて! もういっぺん来て、おせぇて! 何か分からんけど、頑張るから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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