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• 引越しするので。

  結婚して、早２ヶ月が経とうとしています。忙しさは変わらないけど、もうすぐ引越しします。 広いアパートに引越しするのですが、愛しのＱ美さんとはまだしばらく別居です。２人暮らしは、４月から、かな。  ――ということで、“最終更新”すら止まってしまいました。引越しに際して、パソコンも新しく買い直して、インターネットの接続も変わるので、本当にしばらく閉鎖となってしまいそうです。 ホームページは、もうちょっとしてから復活します！！……もう、見なくてもいいですが、自分のケジメです。  こんなとき、ブログとか便利だなぁ……と、しみじみ思う。   では、またいずれ。私はいたって元気です。聴く音楽も、毎日ヒップホップです！

  2008年03月06日

• これが、最終更新！

  わたくしKEBOは、晴れて１月１３日に、結婚することができました。 　結婚するまでも、結婚してからも、ずっとずっと頭をよぎっていたのが、このホームページのことでした。 悩んで悩んで、出した答えがあります。 とりあえず、こちらをご覧ください。 http://www.geocities.jp/hiphopcheckit/kebopage21.html   これは、あくまで パイロット版。これに、画像を入れたり、イラストを入れたり、文字色を変えたりして、おもしろくしようと考えています。今は、このコラムから しか 見られないけど。  ――んで、当ＨＰ 「ヒップホップ☆チェキッ！」 は、この更新をもって 閉じたいと思います。  この先の行方など、話したいことは また今度。何かしなきゃ 前に進めないので、いちおう下書き版だけでも、見てください。……ところで、スザンヌ可愛い。

  2008年01月29日

• 結婚式、前日。

  明日は 結婚式。他でもない、私の結婚式です。  今まで いろんな人の 結婚式に招かれ、お祝い してきたけど、明日は 自分なのだ。小さいころから、“自分は いつ、誰と 結婚するんだろう……？” って 憧れを抱いてきたけど、明日は その日 なのだ。   ……けれど、結婚式 というものが、こんなに 大変だとは 知りませんでした。式の前に 気持ちが沈んでくる（“マリッジブルー” なんて キレイな言葉もある）友人を たくさん 見てきたけど、それが よ～く分かりました。いつか詳しく話したいけど、やること 多すぎ。 ――やれ ウェルカムボード だ、やれ ２次会のセッティング だ、やれ 引き出物 だ、やれ 待合室の工夫 だ、やれ プチギフト だ、やれ お色直し だ、やれ ケーキビュッフェ だ、やれ キャンドルサービス だ……。２人が結婚するにあたって、本当に、究極に、必要なものは何かといえば、「私たち２人がいること」、「祝ってくれるお客がいること」、「食べもの・飲み物があること」――だと思うのですが。それがいつのころからか、オリジナリティ や 手作り感 を出そうと 手間ヒマを かけるものに 変わっていったようです。 “みんなやってるから、やろう” って気持ちで、結局 私たちも やってきたけど、大変だったなぁ。 もっと シンプルでも 良かった。    ところで、披露宴で 流れる音楽のことですが、すごく 大事なところで、日本語ラップが １曲だけ 流れる ことが 決まりました。はっきりいって、愛しのＱ美さん は、音楽に 頓着ない人なので、どの選曲も 私が担当した カタチに なりました。 キャンドルサービスの、重要なところで、あの ラッパーの ラップが 流れるのです。 ……まっ、誰も聴いていないと思うけど。   そんなわけで、明日が 結婚式。自分にとっては、“２人で考えた 盛大なパーティー” みたいな感覚です。ここまで 大きく育ててくれたことへの 感謝とか、親との 別離 なんて ものは、今は 考えられない！！……とにかく、明日を終わらせること。（いろんなトコに 気を遣ってるけど）そつなく 終わること。   「結婚式の準備は、タイヘン。」 と いいながら、こんな ウェルカムボードを 作っちゃいました。これ、うちの クラスの 子どもたちと 作った貼り絵なんですけどね。――それでは、明日は 世界一 幸せになってきます。 Ｑ美さん よりも。

  2008年01月12日

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  年末特別コラム2007（６）　～閉鎖するのか、しないのか～

  年末特別コラム2007 最終話 ： ホームページ編。  前々回の コラムでも 述べたとおり、１月１３日の ホームページ閉鎖は ありません。嘘をつくつもりは なかったけど、とりあえず、やっていないこと、やり残したことを ちゃんと完了して、それから ひっそりと閉じたいと思います。 結婚は １月にしますが、愛しのＱ美さんと 一緒に 暮らしはじめるのは、まだ 数ヶ月先の話です。カノジョの 現在の 職場は、カノジョの 実家からのほうが 近いので、まだ 一緒に暮らすメリット（？）が ないのです。  ――おそらく、３月末には 引越しをするので、それまでには、なんとか。   今年の８月に、「ホームページを閉鎖します」 と宣言して。“おもしろ解説ファイナル” や、特別企画 を 進行させ。 ガンガン更新して、閉鎖する 空気なんて 一切 感じさせないまま １月に終わらせる、という目論見があったのですが、ことごとく 破れました。 それは、これまでの コラムに 綴ったとおりですが、思い通りに いかないってのは、なんだか 淋しいものです。  いざ “閉鎖しよう” と思ってみても、いろんなところが 抜けてるような感じがして、それを ちゃんと 充実……まで いかなくても、補填するくらいの 気持ちが 芽生えてしまいました。 今は ちょうど 冬休み中だけど、果たして 結婚式の数日前に、どこまで ホームページの更新に 捧げられるか、それは疑問です。結婚式が 終われば、１・２学期ほどの 忙しさは ない でしょうから、まずは 「おもしろ解説ファイナル」 の残りから、取り掛かりたいと 思います。 （ところで、「おもしろ解説」 は、毎回 ５０曲ずつ アップしています。 “ファイナル” の最後の曲は、なんだと 思いますか？　私の中では、まさに 「おもしろ解説」 と ホームページのファイナルに ふさわしい曲だと 思っています。 予想してみてください♪）   それでは、みなさん、本当に 今年 １年間 申し訳ありませんでした。来年こそ がんばる、とは 約束できませんが、もう しばらく 温かく見守ってくださいな。  ……最近 ケータイを 新しく買ったのですが、その待ち受け画面で、勘弁してください。 KEBO でした。  

  2007年12月31日

• 年末特別コラム2007（５）　～ヒップホップをチェックした？～

  第５回 ： ヒップホップ編。（これが、このＨＰ では 本業）  「ヒップホップ☆チェキッ！」 という 名の ホームページを 運営しているものの、これまでのコラムを通して お分かりの とおり、そこまで 聴く時間はなかったです。 ちなみに、ここ １年間の私の、ヒップホップの聴き方といえば……。 　▲最初に、歌詞カードを見ながら、ＣＤをラジカセに入れて、聴く。 歌詞カードが ない場合も、極力、“ながら聴き” を しない。 それが 私の、１回目の聴き方だった。→これが 多忙のため、できなくなりました。　いきなり、 iPod に入れて、イヤホンで聴く。 たとえ 歌詞カードが付いている作品でも、時間のあるときにしか 見ないことも。  通勤時間が ５分と かからないため、朝や 夕方に 聴く ヒップホップは、わずか ２曲。それでも、何をするにも、 iPod だけは離れなかったので、掃除や 洗濯物を干すとき、食器を洗うとき……仕事中は無理だけど、結局、“ながら聴き” をして 聴いてきた１年間だったのかな。  毎年恒例の、“今年、いい出会いをしたアーティスト” は、あまりにも 聴いた数が少ないので 申し訳ないけど、SIMON くらいでしょうか。 ベスト・シングル は、DABO & COMA-CHI の 「こっちきてみな」、ベスト・アルバム は 『BMW vol.1』 ……って、おまえ、マトモに聴いたの、DABOのしか ないんじゃねぇの！？――って、怒られそうですな。  新作は 全然 買っていないのか、と、そういうことでもなく。ただ、聴き込めていない。 もっと ひどい場合は、買ってから 一度も聴いていない、というのもあります。 買ってから まだ 一度も聴いていないのは、数にしても ６、７枚くらいあります。こわいな～、こういうのって。 「買ってもあまり聴かない」 って、興味が失せた ってことの 決定的な 前触れですもんね～。  今年は ヒップホップ的には、“雑誌『BLAST』廃刊” という 大きな流れがあって、それを １つの ステップに しようと、リスナーも、アーティストも、アクションを起こした。 それは、傍から 見ていても、熱く 込み上げるものがありました。 特に １リスナーとして、“COMPASS” という 日本語ラップ・サイトが できたことを、すごく 誇りに思いました。 ……その 盛り上がりに 逆行（？）する形で、私は、今の ヒップホップの流れが、あまりにも 自分と かけ離れていることを痛感しました。今、雑誌や “COMPASS” や ネット等で、取り上げられている ラッパーの、ほとんどを知りません。  今日も、自分の ＨＰの ディスコグラフィ などを、ちまちま更新していたのですが、“今さら、GKマーヤン とか、ユーザロック★ とか、DABO とかの 情報を 更新しても、あまり 喰いつかないよね～。 みんなが、もっと 欲しい情報って、（このＨＰには無い）SEEDA とか、BES とか、韻踏 とか、なのかな～？” と 思うのでした。  もう 今から、みんなが求める、新しい アーティストの ディスコグラフィ・ページを作るのは不可能です。 そして、なんとなく 自分では、“それでも やっぱり、今の、ラッパーが溢れた時代が あるのは、GKマーヤン や、ユーザロック★ や、ECD や、ブッダ なんかが、かつて 活躍したから なんだぞ” と、知ったかぶって、負け惜しみ根性で、思うのでした。   今年の ヒップホップは、本当に 掴めなかった。それは、私自身が 単に 忙しかったのもあるけど、私なんかよりも もっと 古くから聴いている人たちって、最近の ヒップホップを、ちゃんと 掴んでいるのでしょうか。 どうなんでしょうね。 

  2007年12月31日

• 年末特別コラム2007（４）　～そして結婚へ～

  これが あったせいで、「今年は忙しかった！」 とは 言いませんが、よくも これだけ忙しい １年間の中に、この話題も 入り込んだなァ、と思います。 第４回 ： KEBO、結婚する の巻。  ホームページや コラムの中で、これまで 触れてきたことを、ちょっと 振り返ってみると。 ●２００４年１２月 ……ＨＰの 「特別企画４」 にて、カノジョ が いることを公開。●２００５年４月 ……初めて、Ｑ美さんの ご両親に 会いました。（→コラム参照）●２００５年８月 ……遊びで、「ブライダル・フェア」 に行く。（→コラム参照）●２００５年１２月 ……まったく 触れていないけど、実は このとき プロポーズ しています！（→コラム参照） ●２００６年５月 ……Ｑ美さんの お父さんに、「結婚を前提に、付き合ってること」 を伝えました。（→コラム参照） ●２００６年１１月 ……まったく 触れていないけど、この日、Ｑ美さんの 実家へ行き、いわゆる “娘さんを 僕に ください！” を やりました。（セリフは違いますが）　（→コラム参照） ●２００７年４月 ……それまで １度だけ 掲示板に 書いた 気もするけど、遠距離恋愛をしていて、この日に 終了。（→コラム参照）   こんな感じで、我が 「ヒップホップ☆チェキッ！」 と 同時進行してきたわけです。それ以降は、まったく 記していないので、ちょっと 付け加えると。 ●２００７年５月 ……うちの両親 ＆ Ｑ美さんの ご両親、初顔合わせの食事会。 ●２００７年６月 ……式場を予約。 ７ヶ月前ですぜ。 ●２００７年８月 ……結納を おこないました。 ……まっ、それなりに。                      　このあたりで、「ホームページ閉鎖」 を告知したような。  そして、現在に 至ります。結婚式まで あと ２週間となり、バタバタと準備に 追われている毎日です。  特に、今年の忙しさは、今回の 「年末特別コラム」 に 書いた とおりです。ホームページの更新が できなかったくらい、そして、「結婚」 とか 「結納」 とか 「お父さんに挨拶」 とか 「遠距離恋愛」 とか、あまりにも おもしろすぎる ネタを コラムに 書く ヒマも なかった くらい、忙しかったのです。  先に 言っときますが、２週間後の 「ホームページ閉鎖」 は、ないです。「おもしろ解説」 やら、「特別企画」 やら、そして、「コラム」 で言い足らないことやら、ちゃんと 跡を 濁さないようにしてから、閉じたいと考えていますので。（嘘をついたことになりますが、まぁ、個人のホームページだから、そのへん、勝手といえば勝手）  ということで、結婚の話は また いずれ。 

  2007年12月30日

• 年末特別コラム2007（３）　～ROUSOのこと～

  今年は、これも忙しかった要因の１つです。第３回 ： “ROUSO” 編学校の先生たちが集まる “ROUSO” ってのが、あります。（わざと ローマ字表記にしました。 大人になれば、誰でも 分かることだし、その手の 知識に深い人は、さらに どんなところか 知ってるはずです） その “ROUSO” の中に、若い先生たち（＝だいたい３０歳半ばまで）だけで作る “SEINEN・BU” っていう グループがあります。私は 現在３１歳だけど、おおよそ これくらいの年齢になると、その "SEINEN・BU" の中で、役員 をしなければ いけなくなるのです。 誰だって、「委員長」 とか 「書記」 とか、めんどくさいことは 引き受けたくないんだけど、私は 自分の順番が 回ってきたから、今年度、“役員” を 引き受けました。 ……こういうとき、いろんな言い訳して、面倒な役から 自分だけ逃れようとする人を、過去に 何人も見てきているので、そういうことは したくなかったのです。 決して、“ROUSO” や “SEINEN・BU” に マジメに取り組もうなんて意思は、サラサラ なかったのですが。  ――で、これが 大変でした。毎週 木曜日の夜は、“SEINEN・BU” 役員の 話し合いが あり、月に １回は、その関係の出張で 休日が ありませんでした。 ただし、いろんな 若い先生に出会えて、仲間が 増えたのは事実。特に、私は 飲み会が 大好きなので、夜遅くまで ドンチャン騒ぎ が できたのは、このうえなく 嬉しかったです。 うちの学校には、若い先生が いないことも、ありましたが。   最初は、ただ なんとなく活動を おこなっているだけでしたが、どーも 物事を マジメに、不平等が 許せない性分で……。 ――自分たちは 休みも潰して、他の 若い先生のために 動いているのに、それが 分かってもらえてない。  そんなことを 考え始めたのも、今年から です。 頼んでおいた 提出書類は、こちらが 催促しないと 全然 持ってこないし。その 提出書類は、締め切りを 過ぎてしまうし。みんなが 楽しめるようにと、飲み会や 他のイベントに 誘っても、集まりが悪いし。飲み会を 企画したのに、ドタキャン されるし。  ……こんな １年間を 過ごしてみて、ちょっと どうにかしなければ、という 気持ちが 芽生えてしまいました。これくらい、フツーの人なら、笑って済ますところでしょう。 「まぁ、そんなもんだよ」 と 右から 左に 受け流せる人もいるかも。 でも、“役員” を引き受けて、１年間 やってみて、なんだか 割り切れない部分が あったのです。 「そんなもん」 じゃ、ダメなんですよ！！  ここで あっさりと 引き下がらないのが、バカの 証拠です。 来年は、今年より 忙しくなるだろうけど、この 現状を なんとかしたい、と思うようになりました。 

  2007年12月30日

• 年末特別コラム2007（２）　～教科書に名前が載る！？～

  今年２００７年を振り返る コラム。第２回 ： 「道徳の資料」 編。  今年は、道徳の関係で もうひとつ、私に 話が舞い込んできました。それは、 ――道徳の教科書に載る、話を書いてみないか。  ということです。  詳細は 省きますが、この チャンスが 回ってくるのは １０～２０年に １度のこと。「道徳」 から もう足を洗いたい気持ちも ありますが、うまくいったら、道徳の教科書に、私の名前が載ります。 これは、今まで やってきた甲斐がある、と いう もんじゃないでしょうか。  ５月に 第１回目の 話し合いが行われ、出版社の担当者や、前回の 資料作成のときに 関わった 先生たちも、来ていました。んで、３０分と 説明のないうちに、その出版社の担当者から、「本日の交通費」 を もらってしまいました。 その日の話し合いが 終わるころには、さらに、「取材に行くときの 交通費」 を もらいました。 ――もう、めんどくさいから 断ろう……なんて、言えなくなったのです！！  さて、夏休みまでに、地元の民話や人物を取り上げた 資料作りに 取り掛からなければいけません。やりたい 気持ちは 大きいのですが、そうも 行きません。私は 今年、いろんなことで バタバタと 落ち着かない生活が続き、この 「道徳の資料作り」 だけに 専念する時間なんて なかったのです。  そんな折り、ある先輩から、アドバイスを もらいました。  それは、地元の動物園にいる、ある動物の お話です。これを話すと、場所が すぐ特定できてしまう くらいの、有名な話で、すでに テレビなど でも 取り上げられています。  ――これは、使える。  ２回目の 話し合いにて、それを 持ち込んだところ、たいへん 好評でした。実は このとき、私は、３本も 資料を書いていました。 ひとり １本だけ書けばいいのに、ここまで やっちゃう性分なんです……。その ３本のうち、イチオシだった 資料が ありました。 私の尊敬する人で、昨年 亡くなった ある画家のかたの お話です。こちらは あまりにも 知名度が低すぎて、逆に、その動物の話は あまりにも有名だったために、ボツに なってしまいました。  １０月には、実際に 飼育員さんの お話を聞きに行きました。テレビで 取り上げられた エピソードを話すと、「あれは、テレビ側の、ちょっと 捏造っぽいトコも あるんですよ」 なんて 話してくれました。  動物は 自然のなかで 当たり前に 生きていて、「きつい」 とか 「苦しい」 とか 思ったり しない。「必死で」、「一生懸命に」、生きているのではない。 「命」 あるものは、当たり前に 生きていくもの なのだ。  ――という、テーマに 落ち着いて、ついに 草稿が 出来上がりました。  他の 学年の 資料を書いている 先生方よりも、私の 出来上がりの ほうが 進んでいます。取材も 済んでいるし、飼育員さんの 了承も 得ています。  ……しかし、ちょっとだけ 不満が残るのは、これが 自分の力作か どうか、ってこと。  教科書に 名前が載るほどの、大きな 価値のある 仕事だと思って、挑みました。この仕事が うまくいったのは、私の 文章力の高さ など ではなく、単に、その動物を取り上げたことが 良かったのです。 私で なくても、誰が 書いても、その有名な 動物を取り上げれば、まず 教科書に載ったこと でしょう。なんか、そのへんが 釈然としない トコ あるんですが。 ――というわけで、まだ １００パーセントの 完成では ありませんが、おそらく載ります。早ければ、再来年 ２００９年度の、道徳の教科書（※正式には、「副読本」 と いいます）に、私の書いた文章が 載るのでした。……教科書の最後にも、作者である私の名前が、載るかも。　  あ～、忙しい。 

  2007年12月29日

• 年末特別コラム2007……みたいなモノ。以下続く。

  毎年恒例の 「年末特別コラム」 ですが、ヒップホップのこと も、ホームページのこと も、もう 何にも書くことが ありません。 この コラムの ページで、思いの丈を 一気に 書き上げます。 題して、「年末特別コラム2007 ～なんだったんだ、今年は！～」  その１ ： 「道徳の授業」 編。１１月に、「道徳」 の 研究授業を しました。 以前にも コラムで書きましたが、私ぐらいの年齢（３１才）で、道徳の研究会に 出席し、毎年のように 研究授業を打つ人間も 少ないのです。 どうやら、“道徳の、若きエース” と 勘違いされているようです。まぁ、その勘違いは いい としても、いろんな 諸先輩の先生方から、特に “道徳の大家” と 呼ばれるような 重鎮から、過剰な 期待を かけられてしまったのが、今回の授業でした。 どの お話にするか、資料を 選ぶところから、自分の 思い通りに進まず。こうしたら スムーズに 授業が流れるかな と 自分で予想すると、「それは、おかしい」 と指摘され。それでも、自分が “道徳のエキスパート” に なる ためには（←なんだ かんだ言って、なりたい らしい）、それを 乗り越えなければ いけない ――と、最後の最後まで、がんばりました。  そして、１１月の 研究授業 本番。    ――なんだ、これは。  と いわんばかりの、失敗の授業。 これまでの “道徳の大家” の先生と、審議してきた時間は 何だったのか。自分の、道徳に賭ける 意気込み は、どこへ 行ったのか。“教員になって ５年間の集大成” ――と 臨んだのでは なかったか。  そんな思いを抱いて 授業をしたのに、終わってみたら、大失敗。 自分が 考えていたはずの、半分にも 行き着きませんでした。授業のあと、“事後研” という 反省会が あるのですが、そこでも 先生方から 指摘されることは、以前の 繰り返しでした。すでに 何年も前に、私が 教員になって 間もないころに 指導されていたことを、５年経った 今でも、また 指導されたのです。 ……これは、“５年間の集大成” どころか、“何の成長も してない” と 思われても 仕方の無い出来でした。  「道徳」 という授業は、こちらの 思い通りに行かない、いや 行くはずの無い、難しい授業の １つ だと思っています。今回の失敗は、もちろん（気を取り直して）次に つなげて いかなければ いけません。 ……しかし、あれだけ 期待されていたのに。 あれだけ 時間をかけたのに。 ――という思いが、どーしても 浮かんでしまうのでした。 多分また、来年も やるだろう けど。（いや、やらされるだろう けど）。   こんな感じで、今年１年を振り返ります！

  2007年12月29日

• こういうことが、したかった。～演劇部を振り返る～

  最近、うちの小学校で、観劇会 が ありました。とある 都会の劇団が、わざわざ うちの小さな町の、小さな 学校に来て、絵本でも 有名なお話の劇を してくれました。 テーマも そんなに軽いものでもないのに、ギャグシーンに なると、子どもたちの ゲラゲラと 笑うこと、笑うこと。 その姿を見て、久々に 思い出しました。 ――私は、こういうこと が、したかったんだ、と。  私は、大学生のとき、演劇部に 所属していました。　→　以前の コラム入部したときは、それこそ 「演劇部」 って いうくらいだから、２ヶ月に １回は 公演するんだろう。 老人ホームや、小学校、デパートの屋上 ……などに 出向き、少人数の前で、公演するんだろう、とばかり思っていました。ところが、入部してみると、大きな公演は 年２回。 ……えっ、みんな 演劇 好きなんじゃないの？ と 面食らったことも あります。さらに、うちの演劇の内容は、カタ～イ 内容ばかり。 少なくとも、私の現役の ３年間のうちに、内容が ちゃんと理解できた 公演は、２つくらいしかありません。  そのあたりから、私は 演劇部にいて、それは それで楽しかったけど、「演劇」 そのものの捉え方が 他の部員と まったく 違うことに 気付き始めるのです。それは、どうしてか？　――私の、体の根っこに、ドリフ が あるから です。 ドリフ みたいな コントが やりたくて、みんなに ゲラゲラ 笑ってもらいたくて、小学生から お年寄りまで 愛されたくて。だから、そんな 楽しい劇を したかったのです。――「演劇」 が好きで、「演劇」 のルールが 多少 分かってて、一部の コアな人にしか 理解できないような “大学演劇” は、肌に 合いませんでした。 そういう、捉え方の違いで、部員どうし 言い合ってても 仕方ありません。 しかも、私は 次第に、演劇部の 主要メンバーから 離れつつあったので、うちの演劇部の 体制を、自分で変えることなど、できません でした。  でも、やっぱり、こういう、小学生向けの 演劇を見てて、思う。 自分は 間違っていない、って。 ――アクターに ならなくてもいい。 一生、エンターテイナーで、ありたい。  私の演劇部人生は、幕を閉じましたが、そんな気もちで、今も過ごしています。 ……だって、小学２年生の前で、１時間 授業をするとき。 思いっきり 演技して、思いっきり 笑わせて、思いっきり 子どもを乗せた ほうが、子ども も 楽しいし、一生 思い出に残る 授業に なるんですから。演劇部 には、もういないけど、一生 エンターテイナー は、まったく ブレていませんよ。 

  2007年11月21日

• 近況もろもろ。

  そんなに 間を空けた間隔は ないのですが、D.O のコラムを書いてから、もう ２ヶ月も放置しっぱなしでした。 ――たいへん 申し訳ないですが、ホントに また忙しくなりました。「１月１３日に 結婚する。 その日に、ホームページを閉鎖する。 それまで頑張る」 と意気込んで 復活させたわけですが、再び 停止期間に なっちゃいました。 来週 ８日。 またまた 道徳の研究授業 をします。昨年も やったんだけど、若くて やる気が あるように思われているので、今年も 指名されました。 ９月は 運動会のシーズンで 何も手につかず、１０月になって、研究授業に やっと 取り掛かれるようになりました。昨年に引き続き、とある “道徳の大家” といわれる 先生の家に行き、毎回 指導を受けています。――たしか 昨年は、長くても １時間半くらいの 滞在だったと思うけど、今年は もう４回 その先生の お宅へ オジャマし、行くたんびに ３～４時間くらい、みっちり指導を受けています。 今日は、指導案 とよばれる 授業の計画書 が出来上がらず、休日出勤。明日はまたその“大家”の先生の家に行ってきます。  そうで なくても、今年は 単学級で 大人数。はっきりいって、これが 今年度の ネックに なってるね……。 仕事の量が、ハンパないです。  さて、結婚式まで あと２ヶ月あまり。――着々と 進んでいません！！！ 愛しの Ｑ美さん も 先週まで 研究授業があり、バタバタ していました。 私も ８日が 終わるまで、余裕が ありません。“結婚式の２ヶ月前” といえば、出席する人を確定し、招待状を作り、配っていく時期です。まだ、出席者は確定してないし、招待状は（結婚式場の プランナーさんと 話し合いはしているけど）まだ 出来上がっていないし。 そもそも、招待状とか ウェルカムボードとか、いろいろ手作りでやろう、と思っていたけど、限界がありそうです。それもこれも、単学級で大人数……のせい？   ＜突然ですが、重大な お知らせ＞「１月１３日のＨＰ閉鎖まで、頑張る」 と豪語しましたが、それも 困難な状況に なってきました。もしかしたら 公約を破棄し、来年３月くらいまで 更新していくかも しれません。「おもしろ解説」 も、「特別企画」 も、この 「コラム」 も、やりたいこと沢山あるのに、道半ばで ６年間のホームページに 終止符を打ちたくないからです。 KEBO嘘つき、と罵っても 構いません。 もし嘘つきになったら、また トップページ等で お知らせします。何は ともあれ、８日の研究授業が終わってからですよ。   追伸 ： きょうは何故、こんな コラムを書く ヒマが あるかって？　せっかく 休日出勤して、授業の指導案を 書いたのに、“道徳の大家” の先生が 今夜は 飲み会らしく、私の相手をしてくれなかったからです。 

  2007年11月03日

• リンカーンに、D.O 登場！！

  この機に乗じて、私も 「リンカーン」 ネタ を。 昨日、お笑い番組 「リンカーン」 に、企画モノ として、なんと D.O が出ました。詳細は、いろんなところで 取り上げられてるから、もう省きますが。  素直に、感動しました。  ――たしかに ヒップホップは好きだけど、そんなに D.O のファンでもなく。 ミックスＣＤは持ってますが、ヘビロテ してるわけでもなく。 あれだけ “笑いもの” に されておいて、魅せるところは魅せる、というか。自分がどういう扱いで、お笑い番組に出てるかどうか分かってるはずなのに、最後までマイペースだったというか。  その証拠に、よく閲覧する ラッパーのブログを いくつか見て歩きましたが、誰も ディスったりしていません。あれが 売名行為だの、ヒップホップを おとしめた だの、セルアウト だの、否定的な意見は、同じラッパーからは 全く聞こえませんでした。  番組的には、バカウケで 成功したのかもしれません。 でも、ヒップホップを好きな人にとっても、“絆の深さ” を 再確認したみたいで、そういうことも、ちょっと嬉しかったです。（強がりで 言ってんじゃなくて、これは 個人的な ホントの意見です）  最後まで 見終わって、私が まず感じたことは、「オレも、あんなふうに、一緒に ラップして～」 ってこと。……私だったら、“練マザ○ァッカー” には お願い しないでしょうけど。ダメレコ だったら、居心地 よさそうです。  しかも、主役の 中川家・剛は、D.O に歌詞を渡され、こう言われました。 「俺が書いた リリックだ。 これで練習しろ」  ――って、D.O のラップ、常人に できるわけ ないじゃん！！！ 

  2007年09月05日

• 夏の終り。

  ついに、今年の夏休みも終わってしまいました……。 明日から、２学期が始まります。 今年の夏休みを、ひと言でいえば、「忙しいときは、忙しい。 ヒマなときは、ヒマ」 ――でした。  （何度も言ってますが）学校の先生って、夏休み 忙しいんです。 ちなみに、いちばん忙しいのが 春休み。 時間が あるのが、冬休み。前半は、ほぼ毎日のように 研修、研修、研修。夏休みの中間あたり ――お盆のころですね―― に、ピタッと 忙しさが止まり、こちら 「ヒップホップ☆チェキッ！」 の更新も 進みました。……と思ったら、後半は またも 怒涛の忙しさが！（ここ数日、いろんな雑務に追われ、夜の時間も ありませんでした）  きょうになって 慌てて、学級の仕事に 取り掛かっています。 本来は、こっちの仕事に 全時間と 全精力を 傾けたいものですが。  ――さて、ＨＰの更新も いったん止まってしまいましたが、これからも がんばります。 なんせ、あと ４ヵ月半ですから。例の 「特別企画 その８」 ですが、ホントに 一度も 聴いていません。 聴きたくて買ったのは事実ですが、「さぁ、聴くぞ」 と思うと、気が重いというか……。  さらに、プライベートのほうも、そんなに 進んでいるわけでもなく。 これも、今度 落ち着いたら コラムに書きます。（ちなみに、結納は 終わりました♪） ヒップホップ的な コラムの ネタも、３本ほど あるので、今度は そちらを書きたいと思います。みなさん、夏の宿題、終わりましたか～？ 

  2007年09月02日

• ＨＰ閉鎖を宣言して。

  ……つ、ついに言ってしまった、「閉鎖」って。  これから しばらく、こんな内容のコラムを 書くと思いますが、どうして こういう形で ホームページの閉鎖を決めたのか、きょうは 書きます。  自分がインターネットを始めて、数年。この間に、ヒップホップ だけじゃなく、星の数ほどの サイトを見てきました。 でも、たいていのサイトは、「掲示板などが荒れて、手が付けられなくて終わる」 か、「管理人が多忙のため、放置してしまって終わる」 か、そのどっちかでした。 言い方は厳しいですが、それは ちょっと情けないです。 そこで 私が考えたのが、「最後まで、全力でやる」、ということ。 そして、「歓迎されて、終わる」、ということでした。  自分の結婚の報告 と、ＨＰの閉鎖 を、同時に おこなう ――という計画は、すでに ２年くらい前から、構想が ありました（盟友・N-WORD氏 にも、愛しのＱ美さん にも、語っています）。 ただ、結婚が延びちゃったのです。 ……これについては、稿を改めて。  ついでに、４月当初から コラム＆ホームページ全般の 更新が 行き詰まり、せっかく復活したタイミングに、こういう お知らせを 最初から しなければ いけなくなりました。 これは すべて、私の想定 “外” です。 こういう タイミングでなく、もっと 自然な形で、スルッと お知らせ したかったのですが。  ――とにも かくにも、言ってしまったのは 変わりありませんので、残りの日々を 大切に使っていきたいと思います。 どうぞ、もう 少しだけ お付き合いください。 きょうは、こんなところで。 KEBO でした。

  2007年07月30日

• ３ヶ月ぶりの、近況報告。

  みなさん、お久しぶりです。「たのしい掲示板」 でも、わたし宛ての記事があったので、久しぶりに書きます。  今、（ほんとうに久しぶりに）このコラムのページを見たら、もう “停止” してから ３ヶ月も経つんですね。『１ヶ月～２ヶ月は停止』って書いてあったのに、軽く オーバーしちゃいました。  ４月に、４０人近い学級を 引き受けて。 ……しかも１人で。 学校の仕事とは別に、“青年部（若い先生の集まり）” の 重要な任務も、やっぱり 引き受けて。 学校では、校内の研究授業を、これまた 引き受けて。 かなり苦しんだけど、６月に終わりました。 道徳の資料作りを、またまた 引き受けて。（←これは 後日、お話しします） 道徳の授業を、２学期に引き受けて。（←昨年も やったのに、また指名された……）   ――そして 今に至るわけですが、この週末から通知表の時期になってしまいました。 ということで、怒涛の繁忙期のまま、７月を迎えています。   ＨＰの更新すら できなかったのは、申し訳ない気持ちで いっぱいです。ですが、このＨＰの更新ができないときは、日本のどこかで、とあるヒップホップ好きの３０歳の教師が、子どもと向かって 熱心に がんばっている――ということです。 どうか、ご了承を。 あと ちょっとです。 　ところで、「ヒップホップ好き」 と書いたので、こんな話を。ＨＰを復活させたら、まず 「おもしろ解説」 と、「特別企画」を考えています。 もう プランはできています。 とある ラッパーからも期待されているようなので、これは是非、やってみたい企画があります。 それと、最近 知ったのですが、重大発表が！！！それは私と、ある ＤＪ が、けっこう近い関係にある――ということ。 また後日、このコラムで述べます。   今、この時間は、通知表の仕事が イヤでイヤで 逃げ出しているときです。 また逃げ出したくなったら、ここへ来ます……。本当の復活まで、もう しばらく お待ちください。……いや、待たせるのは申し訳ないので、他を楽しんでくださいね。KEBOでした。 

  2007年07月08日

• コラム休止、未来は暗くない。

  突然ですが、このコラムを休止します。  そもそも、このコラムのページは、私の “もう一つの面” ということで始めました。「おもしろ解説」 では、実に くだらないことを書いています。 その内容だけ見ると、とんでもないヤツ に しか思われませんが、このコラムや 特別企画などを通して、「あ～、もともと くだらないヤツ だったんだ」 と 思ってもらえるのが 本望。ありのままを 出しておかないと、自分の真意は 伝わりませんので。  ここ １年半くらい、コラムの ページを見ている人が 急増してきました。 ありがとうございます。管理人＆コラムの作者 である 私には、もうひとつ 「管理ページ」 があり、毎日の アクセス数と、平均アクセス数が、いつも表示されます。 その数字を確かめるうちに、あまりに 反響が多いことに、実は チョッピリ嬉しくて、満足しています。 おかげで、コラムを書くことだけで 体力を奪われてしまうので、本来の ＨＰの運営に、手が出せません……。 そこで、いったん コラムを休止して、ＨＰの 「おもしろ解説」 一本に 集中したいと 考えたわけです。――もともと、「コラム」 では、実に ならないことばかり 書いてますので、さほど影響はないと思いますが。  ――というわけで、今度こそＨＰに集中！　（それと本業のほうも……）  いつ復活するかは 未定ですが、１ヶ月～２ヶ月くらいは 放置しておきます。 よほどの ニュースや、愚痴があったら、記すかも！？すみませんが、よろしく お願いします。    今回の ムダモノは、なんと あの ロゼッタストーン！ナポレオンに もらいました。 これは数年前、「古代エジプト展」 に 行ったときの お土産です。 ペーパーウェイトっていうんでしたっけ？　「おもし」 です。手の平サイズですが、けっこう 精巧に 字も書かれてありますよ。　

  2007年04月09日

• たんがっきゅう、こどくにがんばる。

  今年は、２年生の学級担任 になりました。過去５年間で ３回目の “２年生担任” なので、まあ慣れてるっちゃあ 慣れてるんですが……今年は、もう一つ難関が！  ――大人数の、単学級 なのです。  「単学級」 とは、２年１組 しかない ――ということです。もちろん 小規模の学校では それが当たり前だし、それよりも もっと過酷な現場で、私よりも 経験が 浅い先生が もっと がんばっている姿を、私だって 知っています。 しかし、自分に それが降りかかってくると、さすがに ビビリました。 しかも、うちは 中規模校なので、“２クラスに分かれそうで 分かれなかった１クラス” なので、人数が多いのです。  たった一人で ２年生を任されるということは、「学級担任」 だけでなく、「学年主任」 も、「学年会計」 も、「学年通信」 も、すべて 私ひとりの任務です。これから 授業をしていくときに、自分で 計画して、自分で手配して、自分で準備していかなければいけません。 しかも、たった一人で 動くので、返ってくるものも 私ひとり。 どんなにがんばっても、「ケボ先生、仕事が早いね～」 とか 「あの授業、おもしろかったね～」 とか、誰も褒めてくれません！　（私は、褒めて伸びる子なんです） 逆に 失敗したときは怒られない、という利点もあるけど、それは利点とは言えないッスね。 ――要するに 孤独に がんばっていくしかない、ということです。  これまで 先輩の先生に助けられ、大事な部分は すべて任せっきりだったもので、今年は そういう意味で “いい修行” の １年間に なりそうです。   今日の ムダモノは、竹細工の人形。着物も、笠も、持ってる楽器も、すべて 竹で出来ています。 買ったのは、山口だったか、山陰だったか、岩国だったか、そのへんを放浪したときのものです。 なんで買ったんだろう？ 

  2007年04月08日

• ６年の担任を外されて。　

  昨年度は、初の高学年。 ５年生の学級担任でした。高学年の先生として ふさわしい ――例えば、上級生の心構えを 身に付けさせるとか、社会の厳しさを教えるとか ―― そういう 立派なことは できませんでしたが、それなりに頑張りました。 高学年は、やっぱり どこか大人で、難しくて。 ――でも、秘めた チカラを持ってて。 先日は、とある 女子との トラブルを書きましたが、そうはいっても １年間通じて、比較的 おだやかに 過ごしてきたつもりです。  今年は、クラス替えもなく、おそらく このまま “持ち上がり” ――つまり このまま、６年生を担任して、卒業させる ――かと 思っていたら、６年生の 学級担任を 外されました。  どこの学校でも そうだと思いますが、あの 「学級担任」 というのは、タテマエは 「希望制」 なのです。次年度の ４月の前に、「どこの学年を受け持ちたいか」 という仕事分担（“校務分掌” と いいます） の アンケートを取ります。 私たちは みんな、いい歳した オトナですから、もちろん 自分の希望が すんなり通るはずはない、ということぐらい 承知しています。……ただ、何も無いところから 議論をするのは、あまりにも 無謀なので、タテマエで 希望を採ってると思ってください。  ――そして、私と しては。 今の ５年生を持ち上がることに、抵抗は 少しありました。 自分の やってきたことが 「甘い」 と思っていたので、「大事な２年間を、このまま 自分が受け持ったら、子どもに悪い」 と、正直 思っていました。 しかし その一方で、「自分が受け持たないと、無責任。 次の先生に 迷惑をかける」 とも、考えていました。私は 未だに 最高学年の６年生を 受け持ったことはありません。 “初めての６年生” という 現実も近づいてきて、意識していたのも、事実。  そこで、「希望用紙」 に書いたのは、「一任します」。  ―― 「５年を担任したら、持ち上がり」 という慣例は やめて、やはり “適材適所” だと思いました。私に 任せてもらえるのならば、がんばる。 私が 最高学年を 受け持つチカラが ないのなら、他の学年で、がんばる。そんな、フタを開けてみなければ 分からない、すべてお任せします――という純粋な気持ちで、春休みを 過ごしました。  ――そして、フタを開けてみたら、「２年担任」。 私の受け持っていた ５年のクラスには、ベテランの先生が 配置されました。 ……ここまで、露骨に 「実力がない」 と示されたことに、ショックを 受けました。  しかし、子どものことを思えば、やっぱり プロの先生のほうが いいわけで。 また、先日の件もあって、保護者との付き合いも 躓いていたので、これで納得しなきゃ。 ……オトナだし。  ――ということで、またまた “低学年の お兄ちゃん先生” が復活です。まだ 知らない人は、過去の（大量の）コラムを 探してみましょう。 私は、過去５年間で、２年生の担任、これで３回目です！  ……この２年生のことも、次回に記さねば。 

  2007年04月05日

• プライベートな、恋の話。

  ヒップホップ界では、なんだか賑やかな 昨今。まったくもって、プライベートな話ですが、私の恋人・愛しのＱ美さん との “遠距離恋愛” が終わりました。 ――というと、「別れたの？」 と思われそうですが、違います。 「こっちに連れて帰った」 ので、“遠距離” が終わったということです。  “遠距離恋愛”　は　もちろん　ツライことも　多かったですが、それが解消されたからといって、すぐに　次のステップに進む――というわけではないです。　……まぁ、一応、報告ということで。  きょうから　本格的な　新学期の　仕事始めでした。昨年度は、初の　高学年・５年生の担任。　今年は なんと……。 話が　長くなりそうなので、次回に続く。  久しぶりに、ムダモノを紹介。 まだ、あるんです。これは　ご存知、漫画 「ブラックジャック」 です。 たしか、「鳥」という タイトルの ワンシーンです。これは漫画では ありません。 色鉛筆なんです。 ホラ、右のほうに 色が見えるでしょ。 全部 合わせると、手に持つ部分が、絵に完成するのでした。たしか、うちの父親からの お土産だったような。 まだ一度も　使ったことがありません。 

  2007年04月03日

• こうして１年間が終わった。

  前回のコラムで、“最後の学級通信を書いた、一年間が終わった” ――と記しました。 お二人から、ねぎらいの言葉を いただき、嬉しく思っています。  ――しかし 現実の、“最後の締めくくり” は、そんなに 甘くは ありませんでした。 １年間で たくさん 学級通信を書いてきましたが、ラストの 「最終号」 は、紙面が 大きくなります。 そこに、クラスの 一人ひとりに 宛てて、コメントを書くのです。“最後なので、言いたいこと言わせてもらうぞ。” ――という形式で、その子の特徴を捉え、おもしろ おかしく書くのです。（１年間 一緒に過ごしていると、おもしろいネタは 一人 １個ずつ は ちゃんと あります。 ただし、イラストも付けて 紙面を書くのは、すごく 時間が かかります）  ところが、今回。 自分の書いた ひと言に、胸を痛めた子がいたのです。  もちろん それが 目的で書いたのでは ありません。 「軽いジョークだよ」 と言いたくて、言えなくて。日ごろから 敏感な子なので、こうした記事を書くのも 神経は使いました。 でも、このセンなら まだセーフかな、と思い違いを してしまったのです。 実際、他の児童、他の先生が読んでも、何の問題も なかったんですが……、けれど、その子にとっては。 胸を痛めて 泣き出したのなら ゆっくり 話も できたのですが、その子は怒って、面と向かって 私に 言葉を 投げつけました。 んで、そのまま帰った、と。 きょうで １年間の締めくくり。 次の日から 春休みを迎えるのに、こんな 終わり方では 許されません。夜に 電話を入れ、家庭訪問をし、平身低頭＆平謝り しました。  お母さんも 「私は 別に（これを読んで）なんとも 思わない」 と言った後で、「今までの先生と 子どもとの 信頼関係が なかったから、こうなったのでしょう」 と 指摘されました。 まことに、その通りだったと思います。  自分に その気がなくても、よかれと思ってやったことでも、相手を 傷つけることがある。「おもしろい」 と思って、言った言葉でも、相手にとっては失礼なこともある。  ――私の ３０年の人生で、また 教師生活 ６年余りで、痛いほど 分かっていることなのに、また こうして失敗してしまいました。 まだまだ 未熟です。 深く反省。 

  2007年03月28日

• 週末がんばった！（誰か褒めて）

  週末で、一気に 仕事を片付けました。 “学校の先生” には、学期末に配る 「通知表」 と、最後に提出しなければならない 「指導要録」 なるものが ありまして。 ……１年間の 生活や学習を ひとまとめに したものが、「要録」 と思ってください。通知表は 既に 済んでいたのですが、「要録」 のほうを 仕上げたわけです。 金曜日の夜、すっごく 疲れていて、夜の 8時半に寝てしまいました。 数十年前なら、ドリフが 終わってない時間に。んで、夜の１１時半に ムクッと起きて、仕事開始。――朝の６時まで かかって、「要録」 を仕上げました。 久しぶりの徹夜でした。  土曜から 日曜に かけて、最後の 学級通信を 書きました。 以前、「１００号に到達した」 と コラムに書きましたが、今年度の最終号は １２０号。 特別版なので、Ｂ４サイズで ２枚あります。昨年度も 感じたことですが、この最終号を書き終わったら。その瞬間、「これで、今年の学級経営が終わった……」 と感慨深い気持ちになります。  そんな こんなの 週末でした。たくさん書きたいことがあるのですが、きょうはこの辺で。明日はしっかり書きたいと思います。もちろん、ＨＰの更新もがんばります。 

  2007年03月25日

• 続々・ラップ雑誌。

  この話題に、なんらかの着地点をみたいので、第３回目。 ――なんだか モタモタしている間に、いろいろと 様子が変わったそうで。『月刊ラップ』 が ホントに 雑誌になるとか、『BLAST』 最終号に コマチ嬢が出るとか、ヨウヘイ氏 考案の “WEBマガジン” が 竣工しつつあるとか……。  そんな動きを横目で見ながら……わたくし KEBO は、通知表に 追われていました～ァ！　――いま、学校の先生は 一年で いちばん仕事が多い時期なんです。 私は 通知表を 仕上げるのが早いほうなので、本日 校長先生に 提出してきました。 といっても、昨夜の仕事が終わったのは 深夜１時。 明日は お休みだけど、もう眠い……。  そんな仕事に 追われていると、かえって ヒップホップが 聴きたくなったり、できもしない雑誌のこと とか 考えてしまうのでした。  そこで。 前回も コラムで 述べましたが、私は やっぱり “形に残る雑誌” を作ることに チャレンジしてみたいと思います。これは決して “WEBマガジン” に対抗意識があって、ではありません。 “WEBマガジン” 計画も すごく応援していますし、私も 何かで チカラに なりたいと 思っています。 ……でも、自分のやりたいことを、自分のチカラで どこまで できるか――と、想像が膨らんだのです。  まず第一に、フリーペーパーであること。（収入を得るつもりはないし、できない）次に、できあがったものは、それを読みたいと思っている人に 無料で届ける、ということ。最初は、ラッパーのインタビューや、立派な記事なんて載せられないけど、そのうちなんとかなる、ということ。 ――こんな想像が、次々に膨らんできました。 子どもの成績をつけながら。  あらかじめ 断っておきますが、これを実行に移すのは、いつになるのか 分かりません。 通知表をつけていて、頭の中が グチャグチャになってたときに、モヤモヤと沸いてきた勝手な想像です。 これをヒントに、また どこかの誰かが、もっと いいものを作ってくださいな。 とりあえず、私が いつか やりたいことを書きました。 ……うう。 もう寝ていいですか？（コメントの返事は、明日 書きます）

  2007年03月20日

• 続・ラップ専門誌。

  ……すごい。雑誌 「BLAST」 の休刊が、こんなにも リスナーの動きを 引き起こすとは。 「されど、リスナー」 って気がする。  私が 前回のコラムで 「日本語ラップの専門誌が欲しい！　無いなら 自分でやりたい！」 と語っていました。 しかし、それよりも以前に、「日本語ラップ共有ＢＢＳ」 では、もっと熱い議論が なされていました。 しかも、“WEB雑誌” という 新しい試みが！！――私の考えてる雑誌なんて、古い人間の感覚なんだけど、やっぱり手に取る “雑誌” が欲しい、と 願う 気持ちも 分かってくださいな。  ヨウヘイ 氏、akaime 氏、歪R 氏、遼 氏、K.EG 氏、影月 氏……を はじめ、「日本語ラップ共有ＢＢＳ」 を盛り上げている 皆さんの結束力に、改めて驚かされました。 「同時多発レビュー」あたりから、もう 目が離せませんね。余談ですが、ヨウヘイさんの “文化祭ノリ” という言葉に、心踊りました！　そういうの、大好き♪  それが “WEB雑誌” という 斬新な試みだろうと、私も 何かできることはないかと、探しているのは、同じ気持ちです。 イチ管理人として、できることを させてください。  ――ここまで書いて、ちょっと思ったけど。 私は、「BLAST」 のような ヒップホップ雑誌に、何を 求めていたんだろう。――新譜情報？　まだ 無名のラッパーを知ること？　オススメの ヒップホップ？  いや。きっと、アーティストの “もう一つの顔” だったのかも。 先日も コラムに書きましたが、音源だけでは 知ることのできない、「ラッパーの想い」 というもの。それを、インタビューを通して知ることができたら、私は グイグイ 惹きつけられて、結果として購入に つながります。だから、私が願う “雑誌” というのは、その部分に光を照らしてくれるようなものであってほしいです。 あくまで、個人的意見。 個人のサイトで、ラッパーに話を聞いたり、それを まとめたりなんて、到底できることではありませんが、みんなの チカラを もってすれば、できないことはない。 ……いや、できるところまで、やってみましょうよ。 ……みなさん、若いんだし。 

  2007年03月15日

• 日本語ラップ専門誌を作ろうぜ！

  ヒップホップ雑誌「BLAST」が、もうすぐ休刊になるそうです。最近、知りました。 「BLAST」といえば、このジャンルの専門誌としては メジャーだし、ヒップホップ好きなら 一度は手に取る雑誌。私も 毎月チェックし、おもしろそうな記事があれば 購入しています。 ……しかも、「特別企画その６」 では、あえて メジャー雑誌に勝負を挑んだりして。 どうして休刊になったのか事情は てんで知りませんが、以前から、私が思っていたことが 一つ。 ――なぜ、日本語ラップ・オンリーの雑誌がないのだ。 今や これだけヒップホップが 当たり前のように街に流れていて、いちばん熱い音楽とか ブームだとか そこまでは思わないけれど、興味が湧いている人は 日に日に増えているわけで。それで、どうして雑誌が生まれないんでしょう。 ちなみに、「BLAST」の 2006年４月号と、今年の３月号は “日本語ラップ特集”でした。 日本語ラップを こよなく愛する私は、（こういうときだけ）買いたくなります。　　他が やらないなら、自分で やりたい。 私一人のチカラでは 絶対 ムリだけど、リスナーや、ＨＰを訪れる人のチカラを結集させれば できないことはありません。私は 別の仕事もあるので、ラッパーに インタビューしたり、写真 撮ったりとか到底できないけど、アーティストの情報を集めたりはできる。ここで宣伝もできる。　みんなが自分のできる範囲で、やれるだけのことをすれば、できないことはないんじゃないか――って、楽観的ですか？　　とにかく。「日本語ラップ・オンリーの専門誌」を作りたい！――と思っている方、私も手伝います！　協力させてください。 今回のムダモノは、「ニポポ人形」。その昔、私は北海道に行きました（ＨＰ参照）　私の年代の人は、「ニポポ人形」と聞くと、“うらたのじっちゃん”を 思い出さずに いられないのです。だから、買いました。 ――おおおぉ、ノミが震えて、涙の跡がぁ、…………ありません。

  2007年03月13日

• 地球にプレゼント。

  先日、山に登って 植樹をしてきました。……花粉症なのに。　　そういう体験ができるなんて、これまで３０年なかったので、楽しみにしていました。……花粉症なのに。ちょうど、社会の学習では “林業”を扱っています。 この経験を子どもたちに伝えていくことも大事なことですよね。　　その日。すごくいい天気で、まさしく “植樹日和” だったようです。……花粉症なのに。　４０センチほどの 杉の木を、２人に 一束 受け取りました。これが社会の教科書に載っていた 「木の苗」 というものか。――と興奮して写真を撮りまくる KEBO。……花粉症なのに。　　クワを使って、３０ｃｍ四方の、深さも３０ｃｍくらいの穴を掘ります。杉の木の苗を植えたら、土をかぶせて、上から足で踏み固めます。ちょっと 引っ張ってみて、抜けなかったら ＯＫ。クワ２本分の 間隔を空けて、次の苗を植えます。最近 カラダを動かしてなかったせいか、気持ちのいい 汗が出てきます。 わずか１時間ほどの作業でしたが、自分のぶんの苗を 残さず全部 植えることができました。……花粉症なのに。　　この木が 大きくなって、家の大黒柱になるのは ６０年後だそうです。 それまでに 枝打ちや間伐を したりして、植物としての役割を果たし、また 山を守る土壌を作っていくわけです。係の人が ボソッと言ってましたが、ここに植樹した苗のうち、２０年経って「間伐」まで行けるのは まだ いいほうで、半分くらいは（苗のうちに）雨が降って流されたり、根っこが弱くて 枯れてしまったりして、植樹まもなく育たないんだそうです。 ……そ、そんな哀しい真実は、子どもには説明できないな～。　　私は 貴重な経験をしました。 授業で使えるネタを 持って帰ることができました。 さらに、大量の花粉も体内に持って帰ることができました。……花粉症なのに。　　　今日のムダモノは、ドカベンの「岩鬼」。おまけフィギュアの中でも、かなりデカイほうです。１２～１３ｃｍの高さはあると思います。「岩鬼が出てほしいなぁ～」と思っていたら、一発で出てきました。今 見たら、「葉っぱ」が無くなってる～！　

  2007年03月10日

• たのしい掲示板にしよう！　

  「たのしい掲示板」は 有料版です。このたび、もう１年更新しました。 更新料金２５００円、払ってきました！！　ふだん何気なく使ってらっしゃると思いますが――いや使ってくださって結構なんだけど――実は 管理人が ＣＤ１枚分の大金を払っていますので、そのことを頭の片隅に置いといてくださいね。　　毎年、更新の時期が来ると 「お金を払うべきか どうか」 悩むのですが、心の中で “あと１年” と思って ＨＰ運営をしているので、今回も支払いました。これで あと１年は、この掲示板が 有意義につかえると思います。＜注意書き＞には、最大４０００件 と書いてありますが、いつの間にやら「せっかく掲示板」さんが パワーアップして、最大８０００件まで 書き込みが出来るようになりました。「せっかく掲示板」ビガッ！　ちょうど今、ダメレコの『月刊ラップ』について 熱い議論が なされています。最初は 私の軽はずみな 書き込みから始まったのですが、そのまま ダースレイダー氏本人にも、この書き込みが届いたようです。うちの掲示板での議論も 大いにやってくれ、と お墨付きをいただきました。はっきり言って、この掲示板の持つ意味は大きい――と感じた瞬間でした。　ただ残念なのは、１月～２月にかけて、“荒らし”の人が 在ったことです。明らかに横暴な書き込みで、しかも連続で おこなわれた為、アクセス禁止の措置を取らせてもらいました。うちの掲示板が始まって、これは初めてのことです。したくなかったけど、私は お金を払っている者。どうしても、“安定”が ほしいのです。　ネットに繋ぐということは、顔も知らない全国＆世界の人たちと、同じところに居られるという、あまりにも貴重すぎる一瞬です。その時間を、ムダにしないよう、お互い気をつけていきましょう。　――というわけで、今後も「たのしい掲示板」の ご愛顧、よろしくお願いします。ＨＰの更新、絶対します！　　　さて今回のムダモノは、一人旅で訪れた 山口県岩国市で買った「七福神」。川を流れる小石が、他の石の裏側にこびり付いて出来た、天然の七福神……なのだそうです。それを、３５００円も出して購入。６年くらい前の話かな？――ところが、あるとき、飾っていたテレビの上から落ちて、その“七福神”が取れてしまったのです。今は、“２福神”くらいしか付いていません。余談ですが、岩国は 私の好きな町。錦帯橋を渡って、公園を眺めていたら、将来ここに住みたいな～と本気で思いました。　

  2007年03月07日

• メジャー詩人、金子みすず！

  以前に、詩人・坂村真民さんの 「すべては光る」 という詩を紹介しました（コラム）。みなさん、見てもらえたでしょうか？ 真民さんは、こう言っちゃあ なんだけど、アングラな人。メジャーで活躍した 金子みすヾ さん なら、みなさんも知っていますよね。 超クラシックなのが、「わたしと小鳥とすずと」――という詩です。“みんなちがって、みんないい”――この名パンチラインを残してくれました。 でも、実は私、この詩が あまり好きではなくて。みすヾさん自体が、この詩自体が、嫌いなんじゃありません。このフレーズを “いかにも”って感じで、教訓ぽく 使われるのが イヤだったのです。……ちなみに、スマップの「世界に一つだけの花」も、キライの部類です。 ５年生の国語で、金子みすずさんの詩が登場しました。もちろん、「わたしと小鳥とすずと」ですが。それとあわせて、これまた有名な「大漁」という詩。 解説には、みすずさんの詩には、「小さいもの・弱いもの・なかなか気が付かない、大切なもの」 に焦点を当てている――と書かれてあります。 教科書の最後に、金子みすず直筆の、「露」というタイトルの詩が載っていました。私はこの詩に、一撃でヤラレました！！　この詩がイチバン好きです。 この詩を読むと、「小さいもの・弱いもの・なかなか気が付かない、大切なもの」の意味が分かってきました。あの「わたしと小鳥とすずと」の良さも、分かりかけてきたようです。 では、どうぞ。→コチラ。　

  2007年03月03日

• ホントにホント。無料プリント！！

  ごめんなさい。ホームページの更新は、近日中、必ずしますので。明日はＰＴＡだし、久しぶりに「解説」を書いたら、感覚を忘れてました……。 ところで、みなさん。最近、「フリーペーパー」とか「クーポン付き雑誌」とか 無料のサービス が増えていますね。そういう類（たぐい）のものは、それに付いている 広告料 で運営されているわけですよ。　　いま、デジカメプリントまで 無料で できる時代になりました！詳しくは、コチラを。　→　コチラ　　仕事がら 子どもの写真を撮って、教室に飾ることも多いです。趣味は ドライブ＆旅行 なので、写真が たくさん溜まります。プリントするのって、意外と出費になります。　そこで見つけたのが、無料のデジカメプリント。プリントだけでは ありません。ネットで申し込んで、家まで送ってもらえて、送料まで タダなのです。　――そうです。写真に、広告が入るのです！！！　　これは、“コロンブスの卵”的発想。さっそく、「ものは試し」と注文してみました。　＜報告＞・高精度の画像は、アップロードするまでに多少時間はかかります。・注文して届くまで、１週間くらいかかります。・３０枚アップロードしないと、注文できません。１０枚だけプリントしたくても、あと２０枚、ムリしてでも足さなければいけません。・このサービスは、月に２回だけ。つまり、最高で「１ヶ月６０枚」の利用になるのです。　　……そして、やってきた写真がコレ。普通の写真サイズの、下半分が広告です。……もはや、しずちゃん の 写真としか 思えない。 （下半分が広告になるパターンと、左スミに小さく入る広告のパターンと、どちらかが選べます）さあ、ホントに無料です。ご利用ください！　

  2007年02月28日

• 友人の結婚式へ。　

  土曜日は、友人の結婚式でした。「友人」というか、私が臨時講師をしていたころから、ずっと一緒に飲んでくれた「先輩」です。 その先輩のカノジョは、幼稚園の先生。 うちの小学校と 交流のある幼稚園です。 ――つまり カノジョの友人は、幼稚園の先生が集まっているわけで……。萌え～。←軽い冗談です。 披露宴が始まって、その幼稚園の主任の先生（女性です）のところへ、ビールを持って 挨拶に行きました。すると、私を 見るや いなや、 「あら～。待ってたのよ。会わせたい人がいるの。」 ――といって、別のテーブルに 声をかけます。 そこは、禁断の「幼稚園の先生」ゾーン！その主任の先生に呼ばれて 来たのが、これがまた “藤原紀香” 似の 美人な方でした。歳は、私より少し上。私に、その人を紹介しようとしているのです！！！ もちろん、かねてから コラムや ＨＰ内で告白してるとおり、私には “愛しのＱ美さん” がいます。こういうとき（披露宴のその場では、さすがに「いる」とは言えないけど）、話が進められないのも、ちょっと淋しい気も……。 その方は ２次会にも来ましたが、特に 何の進展もなく。ハナから 私には興味がなかったようですな。……まぁ、そんな小さなニュースがあったというだけです。ちゃんちゃん♪ 今回のムダモノは、貴重ですよ～。私の人生で ただ一度だけ行った、海外旅行。７年前、韓国 で買ったＴシャツです。「朱雀」のプリントが入っています。……チップスターみたいな長細い缶に入ったまま、７年間眠っていました！　久しぶりに取り出したら、しわくちゃ でした。　

  2007年02月25日

• ラッパーの、もう一つの顔。改訂版。

  今、DJ OASIS のブログが熱い！　２月１８日の記事は、ヒップホップを聴く人にとって必見です。　　→　コチラ　　自分が音楽から離れてしまった期間のこと。ZEEBRA のこと、K DUB SHINE のこと。そして、かつての盟友・童子-T のこと。ついでに 珍曲「地獄絵図」の誕生秘話……など。他のラッパーの名前を出して、ここまで内情を赤裸々に語ってきた人がいたでしょうか。こういう嘘偽りない姿勢に、リスペクト！　この日だけでなく、DJ OASIS のブログは、かなり突っ込んだ内容のものが多いので、要チェキです。あまりに濃くて、「？」が飛び交うことも少なくありませんが。　　以前、「ラッパーの、もう一つの顔」 というコラムを書いたことがあります。音源やリリックだけで判断していた、その“人となり”が、新しい一面を覗かせた嬉しい瞬間でした。　気がつけば、あのコラムから２年半が経ちました。今の時代は、インターネットでのブログが いちばん人気。アーティストの本音が垣間見えます。ふだん硬派な音楽をやっている ラッパーだからこそ、こういう“もう一つの顔”を知ると、ますますファンになってしまうのでした。――今夜は もう１回、珍曲「地獄絵図」を聴きなおすことにします。　今日のムダモノは、ハリセンボン。実家の天井から釣り下がっています。いま、ハリセンボンが大発生してるんですって。これは、島根県の日御碕にて購入。――たしか、前のカノジョと出かけたところです。「サメの歯」も、ここで買いました。もう７年ほど前の話ですが、今もハリは鋭く尖っています。　

  2007年02月22日

• KEBO、スカウトされる！　――の巻。

  今の学校に来たのが、昨年の４月。それから１年も経っていないのに。学校を異動するかもしれない――ところまで 架空の話が進んでしまった……という話（←長いなぁ！） ある日、校長から呼ばれ、校長室に。「フゾクに行ってみないか？」　――「フゾク」とは、附属小のこと。国立大学の附属小学校です。子どもも エキスパートならば、教師も エキスパート。まぎれもなく、“教育の先進校”な わけです。　私も かつて教育実習で お世話になりましたし、知っている先生が 今も勤めているので、その実状は分かっています。とにかく忙しいのです。夜遅くまで残って仕事……なんて、生ぬるいモンです。夜は「帰れない」のです！　　私は 二つ返事で答えました。「行きません」と。――だって、あれだけ忙しかった前の学校を、３年かけて やっと出れたんですから。今の“安住”を捨てたくありません！　　ところが、「フゾク」の話は、実は もっと上からの通達でして。校長からの誘いではなく、教育委員会からのモノでした。……つまり、私は（良く言えば）“抜擢”されたのです。　とにかく校長のメンツもあるので、教育委員会に行って、課長さんと 面接だけは しなければなりませんでした。初めて入った、市の教育委員会。そこで課長さんと会いました。　「これからの教育とは」、「あなたの将来の姿は」……というような話を、滔々と語られてきました。　数多くの先生の中で、私みたいな者に、目をかけてくださったのは嬉しいけれど、やっぱり今の学校は捨てられません。教育に、また仕事に 熱心にするのは間違っていないけど、それで ストレスを溜めて、カラダを壊しては何にもなりません。　それに、今の学校では、まだ１年。いま受けもっている５年生のことも、気になります。　――そんなこんなで、断りました。はっきりいって、今回の決断に 何の迷いもありませんでしたが。　　　今回のムダモノは、説明は不要です、「奈良の大仏」。買ったのは、なんと中学の修学旅行です。このころは自分の部屋に 仏間を造り、いつも拝んでいました。……昔っから、お寺とか仏像に興味があったようですな。　

  2007年02月19日

• 整体の復讐。

  今日は、バレンタインデー。私生活では モテナイ私でも、“小学校”で働いていると、まぁ、それなりに貰えるわけです。みなさん、スミマセン。 今日の職員会議で 初めて知ったのですが、うちの学校は（前の学校と違って）チョコレート渡しに 厳しいです。１年に１度くらい、こんな イベントを大切にしてあげてもいいんじゃないでしょうか。……せっかく 手作りのチョコを持ってきてくれたのに、「持ってきちゃダメだよ」という教師には、私は なりたくありません。 さて別件。黙っていましたが、３週間ほど前から、左足のヒザが痛むのです。 きっかけ は 子どもたちと一緒に走ったマラソン。距離にして２キロ弱。最初は「筋肉痛かな？」と 高をくくっていたら、いつまで経っても治らず、ジンジンと痛んできたのです。１週間 経って、ようやく病院に行きました。レントゲンを撮ってもらったのですが、骨に何の異常もなし。飲み薬をもらいましたが、それでも治らず！　私の担当の教室も ３階にあるし、アパートにも 階段はあるし、動かないわけには いかない仕事ですので、ついに「整体」に行ってみることにしました。　　年齢不詳の看護婦さん と、見た目は元気だけど、耳の遠い整体士の おっちゃん の２人だけ。看護婦さんの前で、パンツ一丁 に ならされて、うつ伏せになったり、仰向けになったり。　ヒザや腰を タオルなどで高温で暖められ、どこを どんなふうに治療されるんだろう……と想像をめぐらせていたら、　 「ほぉっ！！！」　 と、私のカラダは一気に、逆方向に ネジ曲げられたのでした！！！痛いというよりも、一瞬のあいだに、私ができたのは 「……っあ！」 と声を出しただけ。　　今度は ヒザをネジ曲げるのかと思いきや、足の指を引っ張られました。――ところが、これで少しだけ、痛みが和らいだのです。アラ不思議♪　　その、耳の遠い整体士の おっちゃんが言うには、「ヒザの痛みは、腰から。腰が痛くなくても、腰が悪いときもある」――なんだそうです。　　　今日のムダモノは、数年前 どこかの アジアン風ショップで買った、木彫りのカエル。よく見ると、お腹には 棒が突き刺さって、背中に ギザギザが 付いてるでしょ。その棒を 背中のギザギザに当てると、「♪ゲロゲロゲロ」と カエルの鳴き声に聞こえるのです。……つまり、どこかの国では「雨乞い」として使われているんですね。――ホントか、おい。　

  2007年02月14日

• ２月は 「逃げる」 ように、がんばります。

  ずっと、まともな更新が できなくて スミマセ～ン。コラムばっかり書いてちゃ、ヒップホップ・サイトとして失格ですよね。３連休は、法事だったり飲み会だったり……で、ＨＰのこと、ほったらかしで。平日になると、平日の仕事が押し寄せる……「こんなことなら休日のときに仕事しとけばよかった」と、何度思うことか。　　実は 今週も、あんまり時間がないのです。「ブラック解説」 も、「おもしろ解説リミックス」 も、現在停止中。ストックはあるのですが。「今日買ったＣＤ」 のページも、もう２ヶ月近く経ってしまいました。……その他、新しいページの更新など考えているのに、なかなか覇気が出ません。オラに元気玉を。　――正直いって、「コラム強化週間」あたりから、調子が出ない。マイペースをちょっと加速させて、がんばってみます。週末までに、何か努力ができれば。　　さて。きょうのムダモノは、ご存知「エイリアン」 のフィギュア。……え～と、どこで買ったんだっけ？　もう１０年近く前のモノです。これ以外にも、２種類ありまして、３つセットで２１００円だったはず。　ちなみに「エイリアン」には、まったく興味がありません。第１作目は、最“恐”のホラー映画だったと思っています。

  2007年02月13日

• もうひとつのホームページ。（２００６年度版）

  今年も、私の発行している学級通信が１００号になりました！！　――なんと、５年連続の１００号突破！！　　私は現在、５年生のクラスを担任しています。新しい学校に赴任して、初の５年生で、どうしようか迷っていましたが、結局 書くことにしました。　私の学級通信は、週３回のペース。Ｂ５サイズで、すべて手書きです。　イラストが満載で、（私の思いとしては）子ども向けの読み物です。……保護者の方も、愛読されていますが♪　その「子ども向けの読み物」が、５年生に どこまで通用するか……というのが課題でした。案の定、最初の反応は薄かったです。……でも、だんだんと号数が積み重なっていくにつれ、興味が湧いてきたようです。いまは通信を配った後、だまって読んでいます。 　昨年度は １年生を担任していました。３月の最終号（１２７号）を書き終えたとき、終業式の前日の夜１０時。 この“スペシャル版”（←内容はヒミツ）の最終号を渡したら、みんな喜ぶだろうな～、と子どもの顔が目に浮かびました。そのとき、思ったのです。――この学級通信は、自分にとって「学級経営」の一つになってる、と。　　自分が学級作りをしていくときに、この１枚の存在が欠かせないのです。子どもの いいところを見つけ出し、それを 通信という手段で還元する。　他の先生にはない、私の「持ち味」なんだな。　　――うちのクラスの ５年生は、「１００号いったら、お祝いしよう！」って言ってたけど、多分やらないでしょう。自分たちで行動を起こしたりするのが苦手だから。……でも、私は書き続けます。　参考までに、過去の記事を。　・もうひとつのホームページ（２００５年度版）　・「もうひとつのホームページ。」（２００４年度版）　・「もう一つのＨＰ。」（２００３年度版）　・「もうひとつの、ホームページ」（２００２年度版）　今回のムダモノは、美女と野獣。高校生のときの修学旅行で、ディズニーランドに行ったときに買ったものです。モテナイ男の励みになります。……男子高校生がディズニーランドに行くと、ゲームセンターの時間がいちばん長くなります。

  2007年02月10日

• 脱線したって、いいじゃないか！

  学校の勉強シリーズです。いま社会では、「あたたかい地方と、寒い地方」 の学習をしています。北海道 と 沖縄 を例に挙げて、そこで暮らしている人の違いや、生活の知恵、特産物などを学ぶわけです。 そうなると、切っても切り離せないことがあります。北海道は、「樺太・千島」の問題。「北方領土」の問題。沖縄は、「米軍基地」の問題。 ――これだけで、４時間くらい講義しちゃいました。 もともと私は、中学校の「社会」の先生になりたくて、社会的事象を勉強してきています。さらに、「北方領土」やら「竹島」やら「尖閣諸島」やら「沖ノ鳥島」……etc、そういう領土問題には、なみなみならぬ 思いを持っている人間なのです。 思想的なことは 言っていないつもりですが、私の説明が熱くなるのは事実。だって、大切な日本の国土の勉強ですからね。 社会の学習では、すでに「沖ノ鳥島」の話は済んでいます（※たしか、このコラムでも取り上げた）。なのに、また この学習で再開。……子どもは ウンザリしているのかな？ 何度も言ってきましたが、たとえ自分に関係ない国のこと、地方のことだとしても、それを知っているのと知らないのとでは大違い。 だから、教えるのです。知ってほしいのです。 今日の授業では、「なぜ（ロンドンの）グリニッジ天文台が、経度のゼロになったのか」 ということについて 熱く語りました。この勉強は、完全に教科書からハミ出しています。……だんだん、教科書に載っていない勉強のほうが、時間を割いてしまうようになってきました。でも耐えてくれ、みんな。 今回の写真は、バットマン。今から１０年前、私が初めて買ったフィギュアです。……これ、高さ３０ｃｍくらいあります。別にバットマンが好きなわけじゃないけど、この頃はフィギュアなんて珍しかったのです。

  2007年02月08日

• ムダモノ日記。　～以後、続きます。

  学校行事で、子どもたちが 自分たちの お店を出す イベントがありまして。うちのクラスは、（やらなきゃいいのに）「おばけやしき」 になりました。 ――ただ自分たちが「やりたい」という気持ちだけで、具体的なことは何にも考えておらず、担任の私は 毎日 イライラしていました。 教室を暗くしたり、お化けの発想を出したりするのは、ほとんど私。「自分たちが何も考えていないなら、やるんじゃない！」と、子どもの前で グチをこぼしていました。（こういうのは、担任の労力が かかるのですよ……） 「何か、こわそうなものを持ってきましょう」 ――このままでは「怖さ」に欠けると判断し、前日に 子どもたちに呼びかけました。あまり子どもを信用してない私は、その日 実家に帰り、部屋を探しました。 すると……。出るわ出るわ、いろんなムダモノが。 怖そうなものもあれば、どこで いつ買ったのか分からないような、ムダなモノも。 むかし大学の演劇部だった頃、買っていた 「怖い効果音ＣＤ」 が見つかりました。これは、「おばけやしき」の当日、大好評でした。 あのとき買った ムダなモノも、今となっては役に立つもの。 ――という結論が 正しいか どうかは別にして、私が 過去 集めたヘンなモノを、できるかぎり紹介していきたいと思います。ホント、ムダな物ばかりが、山のようにありますので。 今回の写真は、かつて流行語大賞にも選ばれた、あの人。ボタンを押すと、しゃべるんじゃ なかったかな。これは 父親からのお土産でした。　

  2007年02月06日

• 「電車男」と重ねてしまう。

  以前……というか、つい半年前に、ドラマ「電車男」にハマってるというコラムを書いたばかりですが……。　→コチラ　　ついに、ドラマ「電車男」の DVD-BOX を買っちゃいましたーーーーー！　　キターー(＠_＠;)ーー！　（……あの、口もとが「Ａ」の逆になってる顔文字が出せない）　　○再放送されたドラマを録画したはずなのに、わざわざ買うとは。――いえいえ実は、録画は全部録っていないのです。肝心な第１話と、最終回を録り逃してしまい、観ていないのです。　○レンタルでＤＶＤ観れば、いいじゃん。――ＤＶＤを借りて観るとなると、１回きり。ちゃんと自分のＤＶＤに焼いて、繰り返し、観たかったのです。　　とはいうものの、内容が内容だけに、購入するのも慎重になりました。「変態扱い」だけは避けたいと思い、こんなこと今まで一度もなかったのですが、買う前に、愛しのＱ美さん に相談しました。……伊藤淳史ばりの勇気を出して、おそるおそる聞きました。「買っていいかなぁ？」って。　　半ば あきれ気味に、半ば「関与したくない」といった態度でしたが、まぁ「ＯＫ」は出たわけで。あとは、ネットを利用して、格安のものを探したわけです。　　――というわけで、届いて２日目。すでに９話まで、観終わりました。　以前のコラムで取り上げた、感動の第８話。また同じところで、泣いてしまいました。　　くどいようだけど、今さら「電車男」にハマっています。大丈夫か、オレ。

  2007年01月30日

• 割に合わない、割合。

  ある量をもとにして、くらべる量が もとにする量の何倍にあたるか を表した数を、割合といいます。　　――この１文を読んで、あなたは意味が理解できたでしょうか。コレ、５年生の 算数の教科書 に載っています。　　５年生の算数の、いちばん大きな壁が 「割合」の勉強です。私は、いわゆる ハウツー本は買いません。「買わない」ということを 美学にしているのではなく、授業の進め方は 自分で まず考えて、失敗したときや 行き詰ったときに手に取る……という主義なのです。　――でもって、今回３学期から始まった、この「割合」。教科書を丹念に読んで、（確かに教えるのは難しそうだけど）自分なりに指導案ができました。　それを子どもの前でやってみせたら――ものの見事に、惨敗。子どもが興味をもちそうな、「海外旅行」を授業のネタに作りました。●アメリカ旅行……定員２０名、希望者４０名。●フランス旅行……定員２５名、希望者４５名。　いろいろと紆余曲折あって、「希望者は定員の何倍ですか？」 という質問に、やっとこぎつけました。ここからは、教科書どおりの進行です。　そして、アメリカ旅行「２倍」、フランス旅行「１．８倍」という答えが出てきました。このあとの、私の一言がまずかった！　「アメリカとフランス、どっちが行きやすいのかな？」　　……「２倍」と「１．８倍」の倍率（＝割合）が数値で表されたのに、その意味がサッパリ分からない子どもたち。――ここ最近でイチバン、目が点になった瞬間でした。　　それから職員室に戻り、休み時間と放課後をかけて、センパイの先生に指導を請いました。さすがは 百戦錬磨の先生たち。「割合」が どれだけ難しいか、難しいことを どれだけ簡単にしていくか、たいへん勉強になりました。　次の日から、教科書を使って授業をするのを中断し、自作のプリントを用いることにしました。授業用のプリント。その日に覚えたことを家で復習するための 宿題プリント。どこまで理解しているか心配だったので、時々やってみたテスト。――すべて自分で作ったので、計１０枚以上にも 自作プリントが溜まりました。　　しかし、どの先生も言うのです。そして私も感じるのです。――「割合」の問題は、日本語の能力がなければ解けない―― と。　　ちなみに、私の自作プリントは、子どもから 「欧米か！」 と ツッコミがあります。 授業用のプリントでは「大介くん」・「まゆみさん」なのに、宿題プリントは「テリーくん」・「クリスティーナさん」と名前が変わるからです。……まぁ、ワザとやってんだけど。　

  2007年01月27日

• 坂村真民さん、逝く。　

  前回までの「コラム強化週間」の余波で、まだ多くの人が閲覧されているようなので、是非みてもらいたい、こんな話題を。 坂村真民さん という詩人が、先月亡くなりました。「さかむら・しんみん」と読みます。ここを訪れる方は、ほとんど知らないと思いますが、現代を生きていた詩人です。私も そんな詩人がいること、大人になるまで知りませんで。今から ５年ほど前、坂村真民さんの ある詩 が、とある会報誌に載っていたのを見ました。それが初めてです。　　その詩に 強く心を打たれました。強く心を打たれたのは、「自分が間違っていた」という 悔いる気持ちからでは ありません。自分の人生、自分の仕事と照らし合わせて、「同じ気持ちだ！」 と思ったからです。　　私にとって、５年前まで 全く知らなかった、無名の詩人。今度は 私が、坂村真民さん という詩人を紹介し、みなさんに素晴らしい「出会い」があれば幸運です。　　ここに あえて、その詩は載せません。あなたの手でキーボードを叩いて、「坂村真民　すべては光る」と検索してみてください。　

  2007年01月21日

• 「コラム強化週間」 を終えて。～2007～

  ――というわけで、「ヒップホップ☆チェキッ！」５周年を記念しての、「コラム強化週間」を無事に終えることができました。いかがだったでしょうか？　　今回は、「毎日 書き続ける」という目標だけでなく、テーマは ヒップホップに絞りました。ヒップホップのサイトをしているのに、ヒップホップの話題が ほとんどないのが、うちのコラムです。……それは、「コラム」や「掲示板」などを見ていただくことで、私の人間性を理解してもらいたい 気持ちからです。（詳しいことは、またいずれ）　ネタにしたいアーティストは、ちょっと ストックがありました。ただし、「ヒップホップの話題、限定」を前面に出すと、あとが結構ツラいので、ダメなときは違う話題にでも……と思ったわけです。　ニトロ、Ｋダブ、Mr.POW ……あたりは 最初から予定していたんですが。イジジマンは、いつか書こうと思っていたのを、前日に思い出しました。シンゴ02 や、コマチ は、重複する部分も あったかと思いますが、ちょっと切り口を変えてみました。ラストの m.c.A・T は、私にしては珍しく「きれいにまとめようと努力した」コラムです。何度も推敲して、言葉を選びました。コラムの幕を閉じる、きれいな着地ができたんじゃないか、と自己評価。　　そして、もう一つの特徴が イラストを入れたことです。これまで「ライブレポ」等で、イラストを載せてきました。絵に そこまで自信があるわけではありませんが、本文で述べたことと、絵でオチをつける２重の楽しさが 提供できれば……と、考えたわけです。どれも、パソコンの「ペイント」で、私が描きました。コマチには苦労したけど、イジジマンは５分も かかってないはず。　　このコラムのページには ふだん、一日 約１００人くらいの訪問があります。今回の「コラム強化週間」――この７日間で、なんと、のべ２１６６人（251、324、296、303、337、296、359）の訪問がありました。一日の平均、３０９人です。本当に、ありがとうございました。　今だから明かしますが、金曜日は、友人と飲み会。昨日 火曜日は、学級の子どもが入院したのでお見舞い……と、けっして ヒマな日々では なかったのですが、こうして終わってみると、やってよかったな、と思うわけです。　これからも、ＨＰと同様、コラムのほうも楽しんでくださいな。肩のチカラを抜いて、他愛のないこと書き続けていきたいと思います。　

  2007年01月17日

• 【コラム強化週間】　終着Ａ・Ｔ。

  m.c.Ａ・Ｔ に出会って、今の私があるのです。（私と m.c.Ａ・Ｔ の出会いは、もう一つの 「名物コラム」 の 昔の記事に残してあります。……アレ？） 　先日 実家に帰ったときに、部屋に m.c.Ａ・Ｔ のＣＤが あるのを見つけ、久しぶりに聴いてみたくなりました。　アパートに持って帰って、さっそく聴きました。懐かしさが こみ上げてきて、休日の午前中だというのに、仕事に手が付けられませんでした。だって、あのころ毎日毎晩、聴いていたんですから。　懐かしさは、曲の良さだけではありません。Ａ・Ｔ ばかり聴いてた、あの頃を思い出したのです。 　　私の大学時代を知っている人は、KEBO といえば 「m.c.Ａ・Ｔ」 だったはずです。　　……ドライブに出かけるとき、車の中は いつも m.c.Ａ・Ｔ が大音量で 掛かっていました。　……カーステレオから聴こえるだけでなく、私も いっしょになって大声で唄っていました。　……一緒に乗ってた女の子はイヤがってましたが、それも楽しかったです。　……カラオケに行ったら、１曲目から最後まで、毎回 m.c.Ａ・Ｔ でした。イタズラされてキーを外されても、そのまま唄いました。　……学園祭でカラオケ大会に “二日酔い” で出場し、ただひとり歌詞カードも見ずに、「ごきげんだぜっ！」 を全部 唄いました。点は低かったけど、審査員特別賞 をもらいました。　……カメラを向けられると、どんなに浮いていても、妙なポーズをとっていました。　どんなにバカにされても、私は m.c.Ａ・Ｔ が大好きでした。　　この人がいたから、ラップが好きになったのです。この人のおかげで、ヒップホップに出会えたのです。少なくとも 私の中では、m.c.Ａ・Ｔ と ヒップホップは繋がっているのです。　　　あれから十余年。私は今、「ここ」に立っています。　バカにされた時代もあったけど、「あのときの気持ち」のまま 年を重ねたら、こんなホームページが できました。５年間 ずっと続けてきて、アクセス数１３０万のホームページ。　―――ひたむきに ラップが好きだったこと、誇りに思っていいですよね。　　　今日で 【コラム強化週間】 は、おしまい です。ありがとうございました。

  2007年01月16日

• 【コラム強化週間】　♪COMA-CHI ゃうな～。

  【コラム強化週間】も、あと２回。（忙しいけど）やるしかない！！！　　年末特別コラム などで、何度も何度も語ってきた COMA-CHI の魅力。もう語りつくされた感も ありますが、しつこく書きます。コマチは、女ラッパーではありません！――の巻。　　これまで、いろんな女性のラッパーを見てきましたが、いちばん バランスが取れているのが コマチ。「韻が固い」という ライミングの巧さは抜群で、さらに色っぽい声質も また良し。もともとシンガーになるのも夢見てたそうで、歌モノも期待を外しません。しかし、それ以上に。コマチの魅力は、“オンナ”を出していないところ では ないでしょうか。　　女性のラッパーは、大きく２つに分かれます（年末特別コラムと重複しますが）。一方は、「DA.YO.NE.」 とか HALCALI、モーニング娘。 みたいな、かわいいラップを披露するタイプ。もう一方は、HAC、RUMI、ANTY THE 紅ノ壱 みたいな、引けをとらない硬派なタイプ。　かわいいラップをしていると、ヒップホップ好きのリスナーからは「バカソング」と揶揄されるし（私は「バカソング」愛好家ですが）、反対に、女性が硬派なラップをしてると、「やっぱりオトコの硬派には及ばない」と過小評価されてしまいます。……このへん、好き勝手に述べていますので、軽く読み流しのほどを。　 しかし、コマチは、どちらにも当てはまりません。女性の恋愛を唄った「すれ違い」は秀逸な作品でしたが、別に可愛らしさを出して媚びてるわけでもありません。「ミチバタ」という曲も、“男勝り”な部分は 全然 出し切っていません。――そう。“男勝り”という言葉が当てはまらない。 つまり コマチ自身は、最初から「自分がオンナ」だとか、「男に負けない」なんて意識していないのです。だから私は、なにか異質なものを聴くスタンスではなく、フツーの聴き方をして楽しんでいるわけです。他のラッパーと同じように、そこに自然に在るのがコマチだったのです。　それが、冒頭に「コマチは、女ラッパーじゃない」と書いた所以（ゆえん）です。　　――さて、毎回コラムの下に くっついているイラストですが、今日は もちろん コマチ。コマチは 素顔を隠すのがうまいし、私は 彼女の素顔を よく知りません。そこを皮肉に取り上げて、『「コマチは かわいい」に、一票！』 という イラストを描いたら、大失敗！　もう、見せらんないくらい、ブサイクなコマチが出来上がりました……。　

  2007年01月15日

• 【コラム強化週間】 何を隠そう オレだ、Mr.POW！

  今回は、【（だれも語ったりしない）ラッパー列伝】第４回・Mr.POW の巻――です。　　FUSION CORE のラッパー・Mr.POW。この人も また“異能”。何よりも、彼のリリックを見ていただいたら伝わるはずです。　　「電柱には、誰よりも上に小便命中」　「じーちゃんになっても、ブイブイ言わす腰つき」　「郷に入れば POW に従え」　「スプーン曲げて、へそ曲げる」　「ムーンサルトを披露するPOW」　「チンタラしてる奴、キンタマ蹴る」　「へそで茶沸かす POW 印ポット」　「ボットン便所まで落とす」　――どうです。グウの音も出ないでしょ？　この Mr.POW という人は、「マジメな顔してギャグを言う人間」 だと思います。……私もそういう性分なので、ちょっとだけ彼のことが分かる気がします。　周りの人間が分かってくれようがくれまいが気にしない。他人の色には染まらない。ムッツリと面白いことを考えて、サクッと言い放つ。――Mr.POW は “カタブツの変態” なのです。　　かつて RICE は、彼の“異能”に目をつけて、「PRIMER」 というユニットを作りました。出来上がったアルバムは もちろん傑作となりました。しかし、それから殆ど活動ナシ。RICE が思っていた以上に、Mr.POW 様は“異能”で、たぶん常人では ついていけなかったのでしょう。――などと、勝手に推測。　　私は ひそかに、この人のソロ・アルバムが出るのを楽しみにしています。一生かけても出ないかもしれないけど。

  2007年01月14日

• 【コラム強化週間】　美人に会う、イジジマン。

  このコラムで書いてることは、完全に、私の偏った考えですので。あまり熱心に読まれないように、お願いします。……今さらですが。　　私の「おもしろ解説」の中で、かつて、“他のラッパーより、１．５倍多く韻を踏む” といわれたラッパーが います。それは、SOUL SCREAM の E.G.G.MAN その人。　「ラッパーなんだから、韻を踏んで当たり前。それが多いのは 名誉なことだよ」 と思われるかもしれませんが、イジジマンの韻の踏み方は、はっきりいって異常です。 ここで韻を踏まなきゃいけない、というところで踏まない のですから。　　この人、むかしっから SOUL SCREAMとして または ソロとして活躍して、認知度も高いので みなさん 当たり前のように受け流していますが、もう一度 彼のラップをじっくり聴いてください。――イジジマンのラップで、カラダを揺らせますか？　まずは、「蜂と蝶」 を聴いてみましょう。すんごい数の韻を踏んでいるんですが、文末ごとに踏むんじゃありません。アタマだろうが、ケツだろうが、首だろうが肩だろうが腰だろうが、韻が踏める言葉が思いついたら次から次に差し込んできます。リズムなんて、お構いナシに。……だから、ノリが悪くて、彼のヴァースではカラダが揺らせないのです。　(ToT)/　　このハズシが、たまらない。　――と楽しめるまで、私は数年かかりました。韻を固く踏むラッパーは多かれど、イジジマンのように “思いつき”で 踏んでいくラッパーは、後にも先にも現れていません。　　　もう一つ、イジジマンの特徴を。みんなの中に入ると、存在が“異能”だということ。　たった１回しか聴いたことがないのですが、「２１ＭＣ」 という曲があります。この曲での イジジマン は、かなり“異能”でした。　その他、「BLACK MONDAY」、「トモシビ」（コレは、ソロですが）、「イカヅチ」、「ワードスクリーマーズ」 など、たくさんのラッパーの中にいると、その“異能”ぶりが特に際立ってきます。ホント、あんまり語られないけど、かなり変なラッパーです。とりあえず聴いてみましょう。　　……先日とある中古ＣＤ店で、イジジマンのアルバムを見つけました。値段は安かったのですが、「あ～、あのラップをずっと聴かされたら、俺のカラダ、どうなるんだろう」と急に不安が襲いかかり、なんと買うのを諦めてしまいました。こんな決断、ハジメテ。　

  2007年01月13日

• 【コラム強化週間】　シンゴ02 を、しつこく言っとく。

  シンゴ02 は、日本のラッパーで ただひとり、国宝指定を受けてもいいんじゃないか……の巻。　　まるで 手塚治虫が 少年時代に描いたマンガのような、荒っぽいけど溢れる才能を感じずにはいられない、１ｓｔアルバム『絵夢詩ノススメ』。　宮沢賢治か、夏目漱石か。はたまた三島由紀夫か、を彷彿とさせる、ワケわかんない ２ｎｄ『緑黄色人種』。　そして先日、『歪曲ＬＰ』が待ちきれなくなって、３ｒｄ『400ＬＰ』を、購入しました。　　……一言でいうなれば、“この意味が分からなければ、分からなくてもいい。でも、分かる人はきっといる”――といった感じの、言葉の重みが さらに増した作品でした。　言葉が あまりに重すぎて、まだ前半部分しか聴けていないのですが、「SO2-2102」 や 「夢幻殿」 なんて、ヒドイもんです（褒め言葉）。このリリック、このシチュエーションを、誰が理解できるというのでしょうか。それでも、誰か きっと分かってくれることを信じて、綴っているような印象を受けました。「44戒」 という曲なんて、聴き終わったあとＣＤを止めて、歌詞だけ ゆっくり味わったくらいです。　　私は ヒップホップと出会って 間もないころに、シンゴ02 を知った、“不遇”な人間です。だから ２００２年あたりは、聴いても耳に合わず、敬遠してました。最初に聴いた「星の王子様」は衝撃的だったけど、その他の作品には、なかなか入り込めなかったのです。　最近、Shing02の活動が継続的になり、フィーチャリング作品にも 名を連ねています。シンゴ02 本人のソロ作品よりも、そっちを聴くのが楽しみになりました。私にとって、アーティストの作品よりも、フィーチャリング作品が気になってきたとき、「好き」になった指標となるのです。　　シンゴ02を聴くときの、私の楽しみ方を紹介します。……それはズバリ、「韻」です。けっして、あの「難解な言葉」では、ありません。他のラッパーと比較しても、韻はあまり固く踏みません。でも、全然踏んでいないわけではなくて。シンゴ02 が よくやる、あの文末と文頭で韻を踏むスタイルは、いったんハマると 抜け出せなくて、耳をロックされますので、ぜひ挑戦してみてください。……歌詞の内容は、二の次さ。　そういう、チョコチョコッと韻を踏んでいく シンゴ02 の曲を聴いていると、私は改めて気が付くのでした。　　……あぁ、この人って、やっぱりラッパーなんだなぁ。って。　

  2007年01月12日

• 【コラム強化週間】　♪やっぱ、ケイダブでしょ。

  今いちばん熱いラッパーは、Ｋダブだ――とか言っとく。　　フリースタイル・ラップバトルのＤＶＤ と ＫダブのミックスＣＤ を買ったのが、ほぼ同時だったので、そのスタイルの極めて大きな違いに、改めて考えさせられたのでした。　何しろ、韻が固い。本名の「各務貢太（カガミコウタ）」という６文字の母音から、７つもの韻を考え付いたＫダブ。「一日おき」という言葉から、あんな言葉 が閃いたＫダブ。　　もちろん、この人の最大の魅力はそこではなく、個々の曲がもつテーマにあります。　ミニアルバム『自己表現』に収録されている 「その時」。これは、イラクに派遣された日本の自衛隊がモチーフになっています。　クラブで盛り上がるヒップホップ、インディーズで 人気を誇るラッパー、コンビニでも掛かるようになった ラップソング、紅白に出るようになった ラッパー、お笑い芸人だって真似するようになった ラップ、即興で 言葉を繰り出すラップバトル……時代が変われば、その時その時で「ヒップホップ」のあり方も変わってくるのは当然ですが。　「この場所」にいるのは、Ｋダブただ一人じゃないでしょうか！　　――はっきり言って、スーパーオリジナル。誰の２番煎じにもなっていないし、あとには誰も付いてこれない。 完全に、唯一無二のオリジナル・スタイル。「これぞ、Ｋダブ」というモノを持っているわけです。　 あんなラッパーもいれば、こんなラッパーもいるから、ヒップホップは面白いわけです。　私は Ｋダブを崇拝する信者でもないし、かといって 冷やかす人間でもありません。でも、どうでしょう。「オリジナルを楽しむ」という観点で、Ｋダブを聴くのは。　（余談ですが、私はＫダブの「おもしろ解説」を書くときが、いちばん筆が進みます……）

  2007年01月11日

• 【コラム強化週間】　ニトロは、どこへ向かうのか。

  昨年の最後に、Mr.Itagaki 氏のアルバムを買いました。 ――Mr.Itagaki といえば、ニトロ関連の作品を多く提供していることでも有名で、今回のアルバムにも、ニトロの８人が全員 参加していました。　１回 聴き終わったあと、私は ――ニトロは、どこへ向かおうとしているのか―― ということを ずっと考えていました。　　ニトロの登場は、まさに衝撃的でした。今から約７年前。個々の活動をしていたラッパーが ８人そろう。どのラッパーも、巧みなスキルの持ち主で。それまで無かった、新しいタイプの楽曲に、すごく恵まれていて。それでいて、どこか ダラダラして、一つに まとまらないところが、かえってカッコよくて。　　……でも、その魅力が だんだん失われてきてるんじゃないか、と考えたわけです。えらそうに。　　爆発的な人気を誇ったニトロも、今は残念ながら “旬”とは言えません。今、ニトロ８人のアルバムが発売されても、以前ほど 話題性に欠けているような。次から次に 新しいラッパーが登場し、フリースタイル・ラップも台頭しており、かつてのニトロのままでは、なかなか “聴覚をロックオン” できないかもしれません。　　（前置きが長くなりましたが）そこで、今回の Mr.Itagaki 氏のアルバムを聴いて。７年前のラップ と、ソロ活動が盛んだった ２００２年～２００３年ごろのラップ と、そして 今現在のラップ と、少しずつ変わってきていることを感じました。　　まず、BIGZAM、DELI は、変化が特に顕著ですな。DABO、XBS、SUIKEN も、よ～く聴くと、ちゃんと変化しているような。MACKA-CHIN、GORE-TEX は、変化していないようで。でも、それは彼らが時代を経て、選択したスタイルで。かつて“最終進化系”だった S-WORD は、どの路線で行くか、ちょっと迷っているようで。　　長く ラップをやっていれば、誰だって 声質やフロウは 変わってくるんでしょう。でも ニトロの８人は、今が過渡期。――「このまま行けばいいのか」、「少し変化を凝らしたほうがいいのか」――それを探っているのが、ちょうど このときかも しれません。　　……と考えると、今のニトロは、逆にレアもの。　次に８人でアルバム出すのは、いつか分かりません。「ココ」に留まらず、また違うスタイルを見せてくれるのは、間違いないでしょう。ただ、何処に行くのか分からないだけ。　

  2007年01月10日

• ５歳の誕生日！！　だから、やります。

  きょう１月９日は、当ＨＰ「ヒップホップ☆チェキッ！」の誕生日です♪なんと、丸５年 になります。　「５年」というのが、どれだけの道のりかというと。生まれた赤ちゃんが、幼稚園の年長さん ですよ。５年前の、この日。「臨時講師」の仕事もなく、いわば無職の状態でした。２週間後、いきなり産休の先生の代わりに、学級担任を任されました。あのときの４年生が、今年 高校生になるのです！　――それくらいの長さ。　　毎度のことですが、ここまで続けてこれたのは、皆々様の おかげです。みなさんが うちのＨＰを いつ、どのようにして お知りになったか見当も付きませんが、こうして出会えたことは奇跡です。これからも、この出会いを大切にしていきましょう！　　「５周年記念」といって、何か大きな企画をスタートさせるとか、色紙をプレゼント とか（←やっぱり、いらないか）考えていませんが……。 ――イヤだなぁ。勇気がいるなぁ、次の一言を書くのが。 明日から１週間、「コラム強化週間」と題し、毎日コラムを書きます！！！（あ～言っちゃった）　　ちょうど今日から、学校は３学期が始まりました。冬休みの宿題を どっさり出したので、その丸付けに追われています。でも、書きます。　では、お楽しみに～。（良かったら、みなさんが「ヒップホップ☆チェキッ！」を知った きっかけなども教えてくださいな）

  2007年01月09日

• 見ないで！　2006年、ベストシングル・ベストアルバム。

  毎年恒例の「年末特別コラム」が、結局 「年明け特別コラム」 になりました。“いい出会い”をしたアーティストのこと。「女性ラッパー」の辛さ。フリースタイル・ラップを見て、感動したこと。メジャーとアングラの、さらに拡大した二極化。　――私が思ったことを綴ってたら、それだけで長くなってしまいました。　フツーだったら、「２００６年のベスト」を選んでいるところですが、ページが長くなってしまったので、こちら「コラム」に、記しておきたいと思います。 ＜私が考える、2006年のベスト・シングル＞・KEN THE 390 feat. COMA-CHI　「すれ違い」 ＜私が考える、2006年のベスト・アルバム＞・COMA-CHI　『DAY BEFORE BLUE』 ……ねっ、つまんなくなったでしょ？わざわざＨＰに載せることなかったですね。　――それくらい、今年の COMA-CHI 熱 は猛威をふるっていたのです。ちなみに、シングルの次点は、やはり「放浪」、「ミチバタ」、「Can't Stop！」などコマチ作品が並びます。どーしても。　アルバムの次点は、KEN THE 390 の『プロローグ』 とか かなぁ。ZEEBRA も DEV LARGE も DEJI も L-VOKAL も、そこまで衝撃ではなかったし。　　今ふと、“リリック部門”と“トラック部門”も思いつきましたが、とにかく今年は「すれ違い」が サイコーだったので、割愛します。……なんて くだらないランキングだ、と お思いでしょうが、個人的な思いを加味したら、こんなもんですよ。　　「年末特別コラム」――あとは後半の＜ホームページ編＞を書くだけです。果たして、“衝撃の事実”は あるのでしょうか？　

  2007年01月05日

• 2007年も、よい年でありますように。

  新年あけましておめでとうございます。昨日のコラムにも書きましたが、年末に お葬式が入り、とにかくバタバタと慌しかった年末＆年越しでした。毎年のことですが、一気に雑記を。＜紅白編＞●姪っ子と「大晦日だよドラえもん」を観ていたので、紅白の SEAMO が 観られませんでした。最初のほうだったらしいですが、盛り上がったんでしょうか？　来年の「ヒップホップ枠」は、ダースレイダー とか出てほしい。　●そろそろ Ｋダブ が、DJ OZMA を ディスってくれるんじゃないかと期待。 そんな対象にもならないかもしれませんが、“ファンが求めること”を やってくれるのが彼です！　●大塚愛 は、アップで見ると、カワイイのか分からなくなる。　●気象予報士の 半井さん、紅白に登場！　この人、周りから踊らされてるなぁ……。あとは、私の好きな首藤ナチコちゃんだけ……と思っていたら、出ませんでした。その代わり、後番組の「ゆく年くる年」に出演したのです。いい年明けでした。(*^_^*)　　＜その他＞◆身内に“不幸”があったときは、年賀状を出すのを控えるのが普通。でも、あんな おしせまった時期の“不幸”だったので、「私が年賀状を出せないこと」を知らない人もいるわけで。そんな人に対して、どうしたらいいのか。「こっちが出したのに、返事が返ってこない」と、義理に欠ける人間には思われたくないです。　▲そして、きょうから 「年末特別コラム」 を書き始めました。もちろん、「２００６年ヴァージョン」です。遅々として進まず、苦戦しています。ＨＰにアップするのは、数日後になりそうです。 　★今年も、年明けからトップページの模様を変更しました。イノシシ年ということで、イノシシ模様の柄に。私が使っている「ホームページ・ビルダー」に イノシシ柄の壁紙がなく、インターネットで探したけど、無断で借りたりするのも失礼かと思い、結局 自分で作りました。製作時間５分。……まぁ、そんな程度の柄でしたけど。　　◎――ということで、今年２００７年も、「ヒップホップ☆チェキッ！」をよろしくお願い申し上げます。まもなく、うちのＨＰは丸５年を迎えます。KEBO でした。

  2007年01月01日

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