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カテゴリ:東海・北陸
北陸・東海・近畿地区交流で、JRA「オークス」のステップ競走ブロック代表馬選定競走にもなっている1戦。金沢から参戦する馬はいませんでしたが、兵庫から2頭参戦してきました。人気は、「ライデンリーダー記念」を圧勝したニュータウンガールが最も支持を集め、「新春ペガサスカップ」で重賞初制覇を飾ったエムエスオープンが2番人気、ホッカイドウ競馬で「ウィナーズチャレンジ」の連対実績があるジェネラルエリアが3番人気、「ライデンリーダー記念」を2着に逃げ粘ったビックバレリーナが4番人気となっていました。
ビックバレリーナは、2走前の「セレクトゴールド」を逃げ切っていますが、この時までは素顔でのレース。向正面から気合をつけながら進んでいったように、気を抜く面が見られる印象で、前走の「ライデンリーダー記念」からブリンカーを着用しています。今回も好スタートから先手を奪い、1番枠のニュータウンガールはその直後の3番手を追走。エムエスオープンは中団を進み、ジェネラルエリアも同じような位置からレースを進めます。この時期の3歳戦、しかも牝馬同士のメンバーで1800mとなると、スローペースになるのは想定されましたが、前半5Fは68秒2の超スロー。 名古屋競馬場は、直線が短いとはいえ、奥行きがあるコース形態でコーナーは比較的緩やかで、ペースの緩急は少なく、淡々と流れている印象でした。これだけのスローペースだと、向正面半ばからペースアップし、そこで付いてこれる馬とそうでない馬が極端に分かれます。 エムエスオープンが好位から仕掛けていき、3コーナーでレースが動きますが、ここでビックバレリーナとエムエスオープン、さらに追っ付ながら前2頭に喰らいついていたニュータウンガールの三つ巴の様相で直線へ。外に持ち出したニュータウンガールが、ビックバレリーナとエムエスオープンをゴール直前でしっかり捕らえ、重賞連勝を含む3連勝を飾りました。 ニュータウンガールは、ホッカイドウ競馬でデビュー勝ちを収めたものの、2戦目の「ウィナーズチャレンジ」では8着に敗れました。しかし、このレースは比較的レベルが高く、その着順であっても1200mを1分14秒9は優秀でした。笠松に移籍し、転入初戦は同じくホッカイドウ競馬から移籍してきたダルマワンサの4着に敗れましたが、「ジュニアクラウン」ではダルマワンサに雪辱を果たし、全国交流の「ラブミーチャン記念」でテーオーブルベリーの2着に頑張りました。レベルの高いレースを経験し、東海地区の重賞では地力が違ったというところでしょうが、渋いタイプで距離が延びて良いタイプですし、今後の伸びしろも注目です。 ビックバレリーナは、自分の競馬をし、上がり3F39秒0で踏ん張っていますから、相手が悪かったというレースだと思います。エムエスオープンは、レースを動かせた存在で、0秒2差の3着は悔しいでしょうが、地力の高さを示した1戦と言えます。ニュータウンガールとの再戦で、雪辱を果たすことを期待したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月30日 13時07分04秒
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