JRA GI 宝塚記念 注目馬
今年、2012年を迎えて充実の一途を辿っているフェデラリストは、宝塚記念へ出走するのでしょうか?フェデラリストは父親Empire Maker、母親ダンスパートナーという血統で、今年5歳を迎えました。フェデラリストの競馬生活は困難を極めており、2010年の3月に3歳でデビューし、4着と敗れた訳ですが、レース後に骨折が判明し、長期の休養が必要な事から地方・船橋へ転厩。2011年の2月に復帰戦を勝利で飾るものの、東日本大震災の影響から、地方・園田へ再度転厩。4月に出走し2勝目を飾ると、中央競馬への復帰が決定する事となりました。約1年3ヶ月振りに中央競馬2戦目を迎え、500万下の条件戦に出走すると、稍重の馬場の中鋭く伸びて、2着に1 1/4馬身差をつけて快勝。中央初勝利を挙げる事となりました。3戦目、4戦目と4着に敗れてしまいますが、5戦目の1,000万下条件戦、6戦目の1,600万下の条件戦と素晴らしい脚を見せて連勝。とうとうオープン入りを果たします。年が明けて5歳を迎え、中山金杯(G3)で初めての重賞挑戦。地方を含めて7連勝中のアドマイヤコスモスに1番人気を譲りますが、堂々の2番人気。レースではアドマイヤコスモスが故障するアクシデントが発生してしまいますが、フェデラリストはメンバー最速の上がりタイムを繰り出し、ダイワファルコンをクビ差抑えてゴールイン。重賞初挑戦にして初重賞勝利を挙げる事となりました。翌月にはG2レースの中山記念に挑戦。重賞を既に4勝し、海外遠征のプランが発表されていたトゥザグローリー、重賞3勝のレッドデイヴィスが参戦する中、3番人気で出走。重馬場の中、5番手でレースを追走し、シルポートが1頭大逃げを打ってそのまま直線に入る中、どの馬ももう届かないと思われる中、フェデラリストがグングン追い込みます。シルポートの上がり3Fのタイムが37.1秒であったのに対し、フェデラリストはただ1頭34秒台の上がりを見せ、3/4馬身かわしたところでゴールイン。見事に重賞を連勝し、その名を轟かせる事となりました。4月には大阪杯(G2)にエントリー。トーセンジョーダン、ローズキングダム、アーネストリーといった並み居るG1馬をも抑えて1番人気の支持を得るまでに期待を背負って出走。稍重の馬場の中で3番手で追走し、直線で逃げるかたちとなったトーセンジョーダンを追走。粘るトーセンジョーダンをなんとかかわして先頭に立ちますが、なんとここで外からショウナンマイティが次元の違う脚色で追い込み、フェデラリストは2着の結果となりました。宝塚記念は大阪杯から3ヶ月後であり、鳴尾記念や目黒記念に出走しておらず、ローテーション的にはやや厳しいのではないかと思います。又、骨折明け以来初めての休養となっている事も多少気になります。力強い競馬を見せていたので、是非宝塚記念には出走してほしいところですね。