我が家では、毎年、国立の桜を見る。
国立駅南口のまっすぐ延びる通称、大学通りの
両側に咲き誇る桜は、文化人、一橋大学の学生等、
行き交う人と調和して、何だか気品があるように思え
る。
久しぶりに国立に下りるが、工事をしていて、
三角形の昔の駅舎は、取り除かれていた。ここにも
時代の流れがきたのか。
今は、まだ一分咲き。でも若者らが、早い宴を催
していた。
昼食は、「うなぎ 梅川」と決めており、行ってみると、
若者専用の定食屋に変わっていて、隣の不動産に
聞くと、閉店したようだ。「美味しかったのにねぇ」
次に、南仏の料理店に行くが、満席。
じゃあ、私をそばの虜にさせた「大平」に向かう。
大学の裏手の住宅街の中にあるため、いつも
迷う。自転車に乗った奥様に道を尋ねると、
「大平さんは、数年前に畳みました」。
「梅川」「大平」と、国立を代表する店がなくなった。
がっくり肩を落として、「フェルミエール」へ。
桐朋小学校の角向いにある店は、私の大好きな
店のひとつ。小さな店だが、いつも満席。
今日は、偶然にも入れた。おっきな真珠の
イヤリング、指輪をした奥様方、たぶん小学校
なんかの慰労会なんかだろう。
家内は、何故、みんな喪服きてるんだろう
と言っていたが。
隣席の老夫婦が、とても可愛げで、
何かの特別の日だろう、そっと食事をしていた。
こんな風に年を取りたい。
「フェルミエール」の料理は、やはり美味し
かった。
その後、一分咲きの桜を見て帰る。
インターネットで調べると、「大平」は、
清里で「草五庵」に変えた。
口コミでしか広まってないが、やはり美味しい
の評判の書き込みを見る。
「美味しい」とあって、何故か安堵感に浸る。
私の知る清里は、何もなかったが、「草五庵」
「長坂 翁」と全国に名を轟かせる名店がある。
この両店とも、「一茶庵」系。
かあちゃん、清里行こうよ。