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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2010.02.01
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イラク戦争が如何にアメリカの筋書き通りに展開したか、バクダッドに於ける情報機関と特殊部隊による「インサイド・アウト」(内側から外へ)作戦の効果だったといえる。


この作戦の目的は、イラク政府や軍の指導部、或いは一般市民に協力者を作り、フセインらイラク指導部の隠れ家など重要攻撃目標の選定し、フセイン体制の内部崩壊を図り、同時にバクダッドでの市街戦を避けるところにあったといわれる。情報機関と特殊部隊の大量投入によってバクダッド崩落は計画通り遂行されたのだ。


38万人のイラク軍は、抵抗らしい抵抗もなく崩壊したのだろうか?それは圧倒的で苛烈な空爆に拠って齎されたものだ。イラク軍は、内に強いが外には脆いだけの軍隊でしかなかったのだ。核兵器も、生物兵器も持たなかったのは、イラク軍の存在の目的が、国内治安の確立でしかなかったことを意味している。


1991年の湾岸戦争で、イラク軍は戦死者10万人(推定)、捕虜8万5千人以上を出し、保有戦車4280両のうち約90%を破壊されている。対する多国籍軍は、戦死者300人である。圧倒的な勝利であった。米陸軍の戦史は「猛烈な航空機と高速機動の機甲戦を組み合わせた作戦は、南西アジアの砂漠環境では極めて有効であることを証明した」と総括した。


かくまでに米国の筋書き通りに展開した戦争が、継続されねばならないのだろうか。戦闘に勝って、思惑を超えたものがあるからだろう。それは、米国が踏み躙ったイラク人の魂の問題ではないだろうか。



まだ、これから、米国とそれに加担した国家と世界は、この戦争の裁きを受けるべきながい時間と報復が横たわっているだろう。



>クロツラヘラサギ






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最終更新日  2010.02.01 22:13:41
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