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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2010.08.07
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<作品> 1925(大正14)年 「檸檬」、「城のある町にて」

・梶井の代表作「檸檬」
・日記、「須山の話」。関連。
・ポーの作品との関連。[鐘楼の悪魔] あり得ない13回の鐘が鳴る・・・秩序の破壊。天の邪鬼。共通するテーマ。
・萩原朔太郎・・・「猫町」。架空の町。ファシズムの象徴・・髭。
・三好達治は友人だった。


・「檸檬爆弾」が生まれるのは文学的には歴史的意味がある。


・Raven 大鴉。恋人が亡くなった。
・昨夜 妹 死んだ。・・・宮沢賢治の妹。・・・との違い。
・梶井の良心の呵責に悩んだ・・・親身になっていなかったこと。
・「雨蛙」



   「檸 檬」、

・刊行された後、小林秀雄らに高く評価され、梶井自身が文壇に認められる作品となった。また、梶井は同じような内容の詩も書いている。
・病人の心情や、人間の誰もが抱くいたずらな感情を描写した作品。梶井自身結核に冒されていた(後に結核により早世)こともあり、梶井の作品には本作のほかにも肺病の主人公の作品が多い。
・画集を積み上げたうえに時限爆弾に見立ててレモンを置いて立ち去る。その後「私」は、私を不安にさせた様々な物事が、爆弾に見立てたレモンによって爆破される様を思い浮かべて、一人で興奮する。

・心の彷徨を書いている。
・借金、肺尖カタル・・・否定していない。
・気持は特定されないもの。特定し難いもの。得体のしれないもの。・・・答えはない。
・伊東静雄・・「問いはそのままで答えであると知れ。」
・この作品は危険な作品。危険をはらんだ作家。[梶井]
・不吉な塊。・・・梶井のこと。
・私は檸檬だ、と言っている。私が爆弾だ、という意味。
・「瀬山の話」
 ・漱石の母に対する気持ちは複雑。
 ・梶井も母と子の関係は複雑。
・「町歩き」のテーマ
・谷崎の「秘密」
・ポー「鐘楼の悪魔」
・小説は、すべて「終わりがない」。果てしなくつづく。
・「瀬山の話」が上。「檸檬」を超えている。
・凝縮的に書かれている。


  「城のある町にて」

・非人情。高いところから見る。
・梶井のユーモア。
・気持ちをモノにする。表現できるか。深刻なものほど滑稽。
・死なれた妹のことを書いているのに滑稽に書く。
・妹の死が背景にある。
・人間でなく虫で表現する。
・鮮烈さ。
・昼と夜。昼の顔、夜の顔。
・三島好みの作品。
・梶井・・・子供に還ることで洗浄になる。自然に同化しようとする。
・洗濯する女性・・・水がこぼれる・・・少年のころを思い出す。
・絵画風に描かれている。
・太宰治「葉」。構成法は太宰好み。
・死んだ妹のことを書こうとしたのに、書けない。死の反照としての生を書いている。妹の死が潜伏している。
・気付かないように書いている。手の内を見せようとしない。
・「太郎と街」
・「そして彼は心が清く洗われるのを感じた。」観念ではなく、レトリック。
・漱石「文鳥」のパクリ。「チン、チン」「チン、チン」
・康成「伊豆の踊り子」のイメージがある。
・「舞姫」鴎外。黄なる面。差別される民。差別される踊り子。
・梶井は川端を読んでいた。川端的に書いている。相互に影響された。レトリックの感化しあった作品でもある。
・信子の手の傷。
・聴覚表現。
・断片的に書いている。ストリー的ではない。一面、一面が書かれている。









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最終更新日  2010.08.07 11:43:53
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