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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2010.09.03
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「恐怖が呼び覚まされ、彼の精神は死のイメージであふれんばかりになる。彼はもう眠れな

い。気分は沈み込み、食欲はまったくなくなってしまう。・・・自分の健康や体力が・・・彼

には理解できない原因によって損傷を受けたので、彼は自分の運命もこれでもう定まってしま

ったと思う。どんな食物を勧められても、無用だと拒否する。彼は悲嘆にくれ、自らの無知と

迷信の力によって死んでいくのだ。」(スチューアート/1828)


「・・・あまりにもおおきな危険に陥り、しかも自力ではこの危険にとても打ち勝てそうにな

いと判断すると、自我はここでもまた同様の結論を引き出

す。すなわち、自分を守ってくれるはずのすべての力から見放されたと思い、自ら死に逝くの

である。(フロイト)


妻に先立たれた54歳以上の男性は、妻の死後半年以内の死亡率は、同世代

に比べて40%も高く、このうちの75%が心臓病・「こころを引き裂か

れ」で死亡するというデータがある。



就中、心因性死は、心身の境界で起きるらしい。その多面性は驚くほどだ。

ヴードゥー死、悲嘆の死、呪い殺し、タブー死、ノスタルジー死、エクスタ

シー死、笑い過ぎ、絶望・魔術・暗示などが引き起こす死さえある。

また不安・恐怖・ショック・ストレス・過労死 etc



「人は悲しみで死ぬ動物である。」という本がある。数々の実話が掲載され

ている。



ことに「ノスタルジー死」に於ける「籠の鳥状態」には、自己諦念と仲間

や親戚、友人からも死を期待されていると感じる・・・前提条件として。

そして七つの要素がある。


・命を脅かす思いがけないシチュエーション

・孤立無援・絶望

・人間関係に対する意欲の喪失

・過去に諦めてしまった経験の低い自己評価

・「自己諦念」すること

・社会的グループから見捨てられ「放棄」されること

・過去、現在、未来の継続性の分断




どうだろうか、自分は、この社会の罠に嵌ろうとしてはいないだろうか。

「何が敵か」知らなければ、むざむざ「悲しみ」に忽ち囚われてしまう、私

たちは。極めて弱い動物なのだ。


旅の途中で、歩くのを止めた人たちが如何に多いことであろうか。







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最終更新日  2010.09.03 21:16:47
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