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・久し振りの講座。 ・若い時の読む本である。 ・しんどい文章。漱石が40代だから書けたのではないか。 ・ミステリーの手法。 ・家紋を書いている。 ・三つ鱗。 シンボルとして書いている。しつこくかいている。なぞかけている。 ・継子いじめ。 ・「金色夜叉」の向こうを張っている。金とダイヤモンド。 ・「虞美人草」 花言葉は乙女心、慰めというのを漱石は知らなかっただろうと思われる。・・・藤尾 ・英語を教えている(小野さん) プルターク 英雄伝 アントニウス 84節。85節。 ・シェイクスピアの「アントニーとクレオパトラ」 2編を英語を藤尾に教えている。 ・「ハムレット」の中に,甲野の思想。 “to be or not to be, that is question.” ・紫の発想。 ・読売新聞「金色夜叉」への対抗心があった。ライバル意識がある。 ・「あうん」・・・「それから」 ・「多情多恨」 ・「草枕」 ・隠れた部分がこの作品にはある。 ・家紋の謎。みつ鱗。三つの家の物語。 ・漱石書簡・・・藤尾という女にそんな同情をもってはいけない。・・・。 ・勧善懲悪。漱石の意味の。 ・谷崎は「虞美人草」は邪道に陥っている。 ・「坑夫」をなぜ書いたか?「虞美人草」の「勧善懲悪」の反省として書いた。 ・ストレスのたまる小説。 ・21世紀で藤尾は復活している。漱石の予想外ではないか。 ・わがまま一杯育った子供のころの自分と、作中の「藤尾」が重なっている。何故これだけ叩かねばならないのか、屈折している作家の思いがある。 ・憐れ、気の毒、同情 ・同情 と我 ・人情・・・道徳の核。 ・「草枕」の人情と「虞美人草」の人情とは違う。漱石の考え方。 ・我の女としての藤尾。 ・藤尾を、死んで救う。 ・どうして藤尾は死んだのか書いていない。 ・小栗風葉「青春」 ・大森にいったら深い関係になった。一線を超えることを暗示。1626p ・「坊ちゃん」では恋愛を否定している。 ・「虞美人草」でも、拠って多寡って藤尾を殺している周囲の人間たち。それが道徳的か。恩を着ることをかいている。親の決めた縁談を守る。 ・漱石が指示している読み方が求められている。小野さんはどうなるか。漱石の言った通りにはならない。 ・結婚観、世界観が違う。 ・大阪朝日、東京朝日。漱石は大阪朝日で書いている。義理を立てている。比叡山を書いているのも関西が舞台。 ・男と男。一対一。落語の二人旅がある。 ・禅問答。一対一の関係。漱石の小説のスタイル。 ・甲野と宗近。 ・作為的にふたり旅をさせたのは、藤尾の母の思惑があった。小野と藤尾の関係を深めさせるため。策略を認める。 ・甲野の疑い深い性格。策略を知っている。自分が出ていけば、母と子が堕落する。と思っている。どうでもよいことではない。義理の親子の関係。 ・漱石は、なぜ甲野を出て行かせないのかは、漱石の考えがある。 ・「同体同心」にならなければ理解できないという漱石の考えがある。個人主義ではできない。個人の壁を超えなければならない。不可能なこと。 ・禅に近い発想がある。 ・漱石は自分の我の強さを、自覚していた。 ・キーワード 憐れ、同情、気の毒、 ・「一夜」漱石の作品の中で一番難しい。誰も理解できない。 ・「同情」の対極に藤尾がいる。 ・宮さん「生きるか死ぬか」。「ハムレット」がある。そして「虞美人草」に通じている。 ・死を真近にすると真面目になる。 ・藤尾が死んでも変わらないのは何故か? ・予想をしていた藤尾の死であった。そしてその死後だれも変わっていない。漱石の論理は破たんしている。「死は、ここでは何も変えていない」。 ・人の死の前では真面目にならなければならない。論理の破たん。 ・四迷「浮雲」。20年後「其面影」・・・人情が出てくる。 ・「虞美人草」をみて、「平凡」を書いた。 ・坪内逍遥「小説神髄」小説の神髄は人情なり、・・・。ここから人情が始まる。 ・漱石は、それを知らないで、書いている。先駆的に二葉亭四迷がいた。 ・漱石はこの作品で、人情を重んじる勧善懲悪をかいた。ホトトギスの読者と違う朝日の読者を意識したのではないか。 ・糸子・・・「ハムレット」。甲野「尼寺へ行け」。いまようハムレットが甲野である。 ・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.06 21:39:08
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