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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2010.11.06
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カテゴリ:カテゴリ未分類
<作品> 「虞美人草」


・久し振りの講座。
・若い時の読む本である。
・しんどい文章。漱石が40代だから書けたのではないか。
・ミステリーの手法。
・家紋を書いている。
・三つ鱗。 シンボルとして書いている。しつこくかいている。なぞかけている。
・継子いじめ。
・「金色夜叉」の向こうを張っている。金とダイヤモンド。
・「虞美人草」 花言葉は乙女心、慰めというのを漱石は知らなかっただろうと思われる。・・・藤尾

・英語を教えている(小野さん) プルターク 英雄伝 アントニウス 84節。85節。
・シェイクスピアの「アントニーとクレオパトラ」 2編を英語を藤尾に教えている。
・「ハムレット」の中に,甲野の思想。
“to be or not to be, that is question.”
・紫の発想。
・読売新聞「金色夜叉」への対抗心があった。ライバル意識がある。
・「あうん」・・・「それから」
・「多情多恨」
・「草枕」
・隠れた部分がこの作品にはある。
・家紋の謎。みつ鱗。三つの家の物語。
・漱石書簡・・・藤尾という女にそんな同情をもってはいけない。・・・。
・勧善懲悪。漱石の意味の。
・谷崎は「虞美人草」は邪道に陥っている。
・「坑夫」をなぜ書いたか?「虞美人草」の「勧善懲悪」の反省として書いた。
・ストレスのたまる小説。
・21世紀で藤尾は復活している。漱石の予想外ではないか。
・わがまま一杯育った子供のころの自分と、作中の「藤尾」が重なっている。何故これだけ叩かねばならないのか、屈折している作家の思いがある。

・憐れ、気の毒、同情

・同情 と我
・人情・・・道徳の核。
・「草枕」の人情と「虞美人草」の人情とは違う。漱石の考え方。
・我の女としての藤尾。
・藤尾を、死んで救う。
・どうして藤尾は死んだのか書いていない。
・小栗風葉「青春」
・大森にいったら深い関係になった。一線を超えることを暗示。1626p
・「坊ちゃん」では恋愛を否定している。
・「虞美人草」でも、拠って多寡って藤尾を殺している周囲の人間たち。それが道徳的か。恩を着ることをかいている。親の決めた縁談を守る。
・漱石が指示している読み方が求められている。小野さんはどうなるか。漱石の言った通りにはならない。
・結婚観、世界観が違う。
・大阪朝日、東京朝日。漱石は大阪朝日で書いている。義理を立てている。比叡山を書いているのも関西が舞台。
・男と男。一対一。落語の二人旅がある。
・禅問答。一対一の関係。漱石の小説のスタイル。
・甲野と宗近。
・作為的にふたり旅をさせたのは、藤尾の母の思惑があった。小野と藤尾の関係を深めさせるため。策略を認める。
・甲野の疑い深い性格。策略を知っている。自分が出ていけば、母と子が堕落する。と思っている。どうでもよいことではない。義理の親子の関係。
・漱石は、なぜ甲野を出て行かせないのかは、漱石の考えがある。
・「同体同心」にならなければ理解できないという漱石の考えがある。個人主義ではできない。個人の壁を超えなければならない。不可能なこと。
・禅に近い発想がある。
・漱石は自分の我の強さを、自覚していた。
・キーワード 憐れ、同情、気の毒、
・「一夜」漱石の作品の中で一番難しい。誰も理解できない。
・「同情」の対極に藤尾がいる。
・宮さん「生きるか死ぬか」。「ハムレット」がある。そして「虞美人草」に通じている。
・死を真近にすると真面目になる。
・藤尾が死んでも変わらないのは何故か?
・予想をしていた藤尾の死であった。そしてその死後だれも変わっていない。漱石の論理は破たんしている。「死は、ここでは何も変えていない」。
・人の死の前では真面目にならなければならない。論理の破たん。
・四迷「浮雲」。20年後「其面影」・・・人情が出てくる。
・「虞美人草」をみて、「平凡」を書いた。
・坪内逍遥「小説神髄」小説の神髄は人情なり、・・・。ここから人情が始まる。
・漱石は、それを知らないで、書いている。先駆的に二葉亭四迷がいた。
・漱石はこの作品で、人情を重んじる勧善懲悪をかいた。ホトトギスの読者と違う朝日の読者を意識したのではないか。
・糸子・・・「ハムレット」。甲野「尼寺へ行け」。いまようハムレットが甲野である。







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最終更新日  2010.11.06 21:39:08
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