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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2011.01.08
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So it  goes.(そういうものだ)

 

 

 

アメリカ人でありながら徴募されて参戦しドイツ軍の捕虜となり、ドレスデンの爆撃で被爆するという体験が作家カート・ヴォネガット・ジュニア「スローターハウス5」(第五収容所)のベースになっている。講座で、この小説の解説があった。69年に書かれたが、当時のアメリカはベトナム戦争で反戦運動がされていた時代で、ドレスデンの惨劇は秘密にされていたが、この小説で世に広めた意義がある。

 

 

 ・講師の丁寧な解説で、小説の概要を知ることが出来て興味を覚えた。大学は色んな意味で、ヒントを呉れる貴重な存在でもある。理解の深度は、受講者の能力によって決まるのだろう。乾いた砂漠にはその水は新鮮である。今回もレジュメを貰ったが、手掛かりとなるデータを戴くのは有難いことだ。数万人から15万人も非戦闘員が犠牲になったが、スローターハウスの建物は現存するがドイツ人でさえ、その詳細は知らされていないらしい。

 

 

 ・へ2・・・物事を二元論で考えようとする傾向がある。聖書にある「大いなる破壊の物語」で、戦争を肯定するのがアメリカの政治の根幹にある。アメリカ政府が、広島や、長崎への原子爆弾を正義の名のもとに正当化しているのは論をまたない。この小説の副題は「こどもの十字軍」である。今年最初の講座として、価値のある講演会だったと満足した。これから、また詳細については後日触れることに為るだろう。

 

 

 






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最終更新日  2011.01.08 17:58:24
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